2018年03月21日

身を守ることは国家を守ることに通じるのか

'18年3月21日(水)
[プーチン] ブログ村キーワード

産経新聞コラム産経抄
戦国武将の武田信玄が
残した名言の一つである。
「およそ戦というものは、
 五分をもって上とし、
 七分を中とし、
 十分をもって下とす」。
五分の勝ちなら今後の
励みとなり、七分なら
心に怠りが生じる
▼十分つまり完全に
相手をやっつけると、
(おご)り高ぶって
しまう、との警告である。
その伝でいくと、ロシアの
大統領選でのプーチン氏の
勝利は、
「十分をもって下」
となる。
現職のプーチン氏の
得票率は76%を超え、
通算4選を果たした
▼もともと
有力な対抗馬は
見当たらず、勝利は
確実視されていた。
それでも政権側は
「勝ち方」にこだわる。
まず投票日を、
ウクライナ南部の
クリミア半島併合から
ちょうど4年の18日に
設定した。もちろん
実績をアピールするためだ
▼無料のがん検診や
人気歌手のコンサートの
チケットなど、
「景品」まで用意して
投票率アップを図った。
もっとも今回の結果が、
ロシアに明るい未来を
もたらすとはとても思え
ない。
プーチン氏の強権支配が
続く限り、欧米諸国との
関係は改善せず、
経済改革も進まない、
との見方がもっぱらで
ある
▼「九勝六敗を狙え」。
信玄と同じく、作家の故
色川武大(たけひろ)さんは
勝ちすぎを戒めた。
若いころのばくち三昧の
生活のなかで会得した
セオリーは、
その後の人生でも役立った
という(『うらおもて人生録』)
本日の木村汎(ひろし)氏に
よる「正論」によれば、
少年期のプーチン氏が
レニングラードの街頭で
学んだ人生哲学は違って
いた
▼弱肉強食の世界で
生き延びるには、
ひたすら勝ち続ける
しかない。
プーチン氏は2024年の
任期が終わっても、
最高権力者の地位に
止まる、と木村氏は
見る。
権力を手放せば、
暗殺の危険さえある
からだ。
独裁者として生きるのも
大変らしい。
(産経抄 産経ニュース3/20 05:03)

読売新聞コラム編集手帳
大使館は本職の外交官
ばかりがいるのではない。
情報機関の人間が様々な
肩書で潜む――とは、
国際社会の常識らしい
◆英国の作家ブライアン・
フリーマントルが近著に
次のように記している。
<不思議の国のアリスの
 ように奇妙奇天烈な
 諜報の世界では、
 相手国が大使館の
 情報部員をすべて把握
 している・・・>
(『クラウド・テロリスト』
 松本剛史訳、新潮文庫)

英国政府の迅速な制裁に
この一節を浮かべた
◆亡命した元ロシア軍大佐
と娘が神経剤で襲撃された
事件である。
メイ首相は情報活動に
従事していたとして、
露外交官23人を追放した
◆プーチン大統領の
姿勢を問う声が強まる。
ロシア側は否定し、
激しい非難合戦に発展
したが、プーチン氏に
とっては汚名もどこ吹く
風のようである。
大統領選では7割以上の
得票で悠々と再戦した。
政敵の出馬は認めず、
自身を脅かすことのない
対立候補ばかりをそろえた
「民主的な選挙」だった
という
◆6月、サッカー
ワールドカップ(W杯)が
そこで開幕する。
世界中の視線が注がれる
だろう。
熱狂はいつも通りとしても、
芝生はあまり青くは
見えないかもしれない。
(編集手帳 讀賣新聞3/20)

NHKの国会中継など、
周辺国は、どう利用している
のだろうか。

隣の芝は青く見える。

わが国の政権には
独裁政権の芝が
ことのほか青く見えるに
違いない。
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2018年03月20日

平昌パラリンピックの選手が教えてくれたこと

'18年3月20日(火)
[ホーキング博士] ブログ村キーワード

閉会式で
国際パラリンピック委員会
(IPC)のパーソンズ会長が、
大会開催中に死去した
英ケンブリッジ大教授の
ホーキング博士に言葉を
ささげた。2012年
ロンドン大会の開会式。
宇宙のような舞台の片隅で、
人工音声装置を介した
博士の声が、世界にこう
言っていた。

「人は皆違いを持ち、
 『普通の人間』などは
 存在しない。
 でも共通するのは
 人としての精神、
 特に創造する力を持つ
 ことだ。
 それは運動から
 物理理論まで様々な
 形を取る。
 どんな困難な状況でも、
 あなたは必ず何かできる
 ことがあり、それを
 なし遂げられるのだ」

パラリンピックの10日間、
選手たちの笑顔や涙の中に、
その言葉の真実があった。

「歩ける確率は20%と
 言われた僕が、
 金メダルを取れた。
 それが誰かの光になれば
 と思う」。
スノーボードの成田緑夢
(ぐりむ)が言っていた。

「人は皆、何かしらの
 不安(障害)を抱えて
 生きている。
 でもそれを『壁』と
 見るかは、自分次第だよ」。
距離スキー男子の
視覚障害で、今大会を
含めて史上最多の13個の
金メダルを獲得した
ブライアン・マキーバーが
(カナダ)が笑った。

スポーツの世界を離れると、
社会は矛盾に満ちている。
20年大会の開催地となる
日本でも、
障害を持つことへの見方、
使えるスポーツ施設の
少なさ、車いすでは
いんぎんに断られる
レストランなど、課題や
偏見が残っている。
病や老いに伴う心身の
障害は、全ての人々に
起き得るもの。
「障害」をどう見るかは、
私たちはどう生きるか、
という問いにつながるのだ。

ホーキンス博士も20代で
余命2年と診断され、
絶望や苦悩と無縁では
なかったと聞く。
博士の探求は、挑み続ける
選手にも似て、
一人ひとりの内面に
果てのない宇宙が宿る
ことを、
教えてくれているようだ。
一つの熱戦が幕を閉じた。
彼らが発した光を受け止め、
私たちの未来につなげたい。
(編集委員 結城和香子)
(讀賣新聞3/19
 19(スポーツ)面)

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2018年03月19日

政治に権限が集中し過ぎると韓国のようになる

'18年3月19日(月)
[韓国] ブログ村キーワード

朴槿恵前大統領の逮捕に
続いて李明博元大統領も
近く逮捕されそうだ。
贈収賄とか脱税、政治
資金など金銭疑惑からだが、
李氏は企業経営者出身の
大統領だっただけに
「今さら…」の感がする。
これも権力を握って
意気揚々の
左翼・革新勢力による
過去の保守政権に対する
政治的報復、見せしめの
感が強い。

こうした歴代大統領の
不幸は韓国政治の
“苛烈さ”を物語って
いるが、その背景として
識者やマスコミ論評は
権力の集中度が高く
大統領権限が強すぎる
ことを指摘している。
何でも話が権力につながる
ため権力に横暴、不正、
腐敗が生じやすいという
わけだ。

ところで韓国では今、
大統領権限の分散、縮小や
任期変更などを含む
憲法改正問題が起きていて、
文在寅政権は6月の
統一地方選の際、改憲の
国民投票実施を目指して
いる。

この改憲論は実は文政権の
公約なのだが、時間はあと
3カ月しかないのに議論は
始まったばかりだ。
マスコミも、これまでは
自分たちの憲法は
そっちのけで、日本の
憲法改正を非難するのに
忙しかった。

新憲法には左翼・革新政権
らしく朴政権を追放した
“ロウソクデモ”の精神も
盛り込むなどといい、
時流に乗った
お手軽改憲(?)になりそう
だが、ついでに
「国家間の信義は重んじる」
といった条文もほしい
ですねえ。(黒田勝弘)
(外信コラム ソウルから
 ヨボセヨ(もしもし)
 産経新聞3/17 8(国際)面)

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2018年03月18日

野党が政権交代を実現する前に外国に侵略される

'18年3月18日(日)    
[魔女裁判] ブログ村キーワード

17世紀末の米マサチュー
セッツ州セイラム村で
始まった魔女裁判では、
19人が処刑され、1人が
拷問中に圧死し、5人が
獄死したという。
集団心理にとらわれ、
感情が制御できなくなった
群衆は、いくらでも
残虐にも愚かにもなりうる。
狂気は、日常から
遠いところにあるものでは
ない
▼ある人物を魔女だと証明
する方法は、いくつもあった。
実態はなかろうと、
もっともらしい告発者の
証言があれば有罪とされた。
手足を縛って重い石とともに
水の中にほうり込むやり方
では、浮いてくれば魔女の
証明とされる。
沈めば無実となるが死んで
しまう
▼作家の筒井康隆さんの
戯曲に
『12人の浮かれる男』が
ある。アリバイがあり、
無罪が濃厚な被告の少年を
「マスコミも注目している。
 無罪では面白くない」と
12人の陪審員たちが
よってたかって屁理屈を
こね、有罪にしてしまう
▼これはもちろん、
米テレビドラマ・映画の
名作
『十二人の怒れる男』の
ストーリーを裏返した
パロディーだが、
今はとても笑えない。
学校法人「森友学園」への
国有地売却をめぐる
一部野党やマスコミの
追及手法は、集団リンチの
様相であり、人権侵害では
ないか
▼安倍晋三首相と
昭恵夫人に対し、
ツイッターで
こんな決めつけを投稿した
野党議員らがいた。
「明確なのは安倍夫妻の
 軽率な言動で、財務省
 近財局の職員が自殺まで
 したこと」
「国会に出てきて
 証人喚問を受けなさい!
 それがせめてもの、
 犠牲になった方への
 の(ママ)『お悔み』で
 しょうが!!」
▼初めに有罪ありき、
ということか。
自死した人を政治利用し、
臆測を確定事実であるかの
ように粉飾し、特定の人物を
ヒステリックに攻撃する。
現代社会で、堂々と
魔女裁判が進行している
ことに戦慄する。
(産経抄 産経新聞3/17)

野生動物が餌にありついた
とき、周囲からの攻撃に
周到な気配りをする。
政権交代のチャンスとみて、
与党を責め立てるのは
構わないが、国家の運営が
隙だらけである。

他国の政治工作員に
仕事をしやすくするだけ
である。
国を守るのは、立場が
違っても、国民一人一人の
務めであることには
変わりがないと思うが、
如何なものだろうか。
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月17日

新種「クマノザクラ」発見、桜が減る危機のなかで

'18年3月17日(土)
[クマノザクラ] ブログ村キーワード

奈良、三重、和歌山各県に
またがる紀伊半島南部に
自生しているサクラが
新種とわかったという。
記事を読んだとき、ふと
思い出した「回文」がある
◆<野辺の/花々は/
  清き>
(島村佳一『回文遊び大事典』
 東京堂出版)。
ノベノ/ハナバナハ/キヨキ
・・・何気ない文句でも三つの
語がそれぞれ、上から
読んでも下から読んでも
同じ綴りになっている
◆そのサクラも何気なく、
どこかひっそりと季節を
巡らせてきたらしい。
森林総合研究所(茨城県)が
熊野地方にちなみ、
「クマノザクラ」と命名
した。
サクラの新種発見は
約100年ぶりという
◆自生域はことのほか広い。
熊野川を中心に南北90`、
東西60`に及び、人里も
ある。同じ野生種の
ヤマザクラより開花が
2〜3週間早いサクラがある
ことは、よく認識されて
いたという。
熊野の人々は花の名がどう
ということより、
季節の約束通りに咲く花
そのものに、ときめきなり、
安らぎなりを感じて
暮らしてきたのだろう
◆きのう(15日)は
列島各地が汗ばむほどの
暖かさだった。
<山や/森も/初夏の香
 好し
(ヤマヤ/モリモ/
 ショカノカヨシ)>。
花々の季節が巡って
きました。
(編集手帳 讀賣新聞3/16)

病虫害に弱い
ソメイヨシノが減って
いるらしい。
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする