2017年12月02日

受験生諸君、「冬うつ」という症状をご存知か?

'17年12月2日(土)
[セロトニン] ブログ村キーワード

日が短くなると表れる
冬うつ

冬うつは、
睡眠のメカニズムと深く
関わっています。
夜眠くなるのは、
メラトニンという
睡眠ホルモンが分泌される
からです。
メラトニンは夜間、
分泌され続けますが、
朝になり光を浴びた瞬間に、
覚醒ホルモンの
セロトニンの分泌に
切り替わります。
これが目を覚ます合図に
なるのです。

セロトニンは別名
「幸せホルモン」とも
呼ばれ、幸福感のもとに
なったり、抑うつ状態を
抑えたりする効果があり
ます。
セロトニン不足は、
抑うつ状態になりやすい、
とも言えるわけです。

したがって、
朝浴びる光が足りな
かったり、体が光を欲する
タイミングがずれたり
すると、セロトニンへの
切り替えがスムーズに
行われなくなってしまう
のです。
冬は日照時間が短いため、
光を浴びる量が不足しがち
です。
生活パターンによっては
セロトニンを十分に作れない
ことがあります。
つまり、冬うつを引き起こし
やすい時期といえるのです。

気持ちが沈むという点では
他のうつと同じですが、
それ以外は、対照的な
症状が表れることがわかって
います。

朝は元気なのに、
夕方になると憂うつになる、
というのが代表的な症状
です。

症例を集めてみると、
北海道や東北など、
日照時間の短い地方での
発症が多く見られます。
また、生体反応の影響を
受けやすい女性や
若年層にも多く見られます。

中でも中高生は、
発症時期が受験シーズンと
重なるため、
そのプレッシャーによる
ものと誤解されがちです。
本人の性格の問題だと
済ませず、念には念を入れる
つもりで、医療機関の
受診をお勧めします。
(略)

対処法は、朝、しっかり
光を浴びることに尽きます。
重要なのは光量とタイミング
です。
体が目を覚ますのに必要な
光量は2000〜3000ルクス。
日当たりの良い室内の
明るさに相当します。
5分も浴びれば十分ですから、
朝起きたらカーテンを開けて
日光浴をしたり、軽く散歩を
したりしましょう。
それが難しければ、
蛍光灯でも構いませんから、
光を浴びるようにしましょう。
家庭用の照明は
それほど光量がありません
から、30分は浴びたい
ところです。

最近は、セットした時間に
なると強い光を発する
目覚まし時計も市販されて
います。
こうしたグッズを利用する
のもいいでしょう。

くれぐれも気を付けてもらい
たいのは、
抗うつ剤などの投薬では
改善が望めないという点
です。
冬うつは、あくまで
生体リズムの乱れが原因
ですから、
生活を改善することが
一番の薬と心得てください。
(田中伸明ベスリクリニック院長
 ココロとカラダの相談室
 読売家庭版12月No.636抜粋)


「冬うつ」と「うつ」の対比

事柄 冬うつ/うつ
原因 日照不足による
   生体リズムの乱れ
   /人間関係のトラブル
   など
食欲 甘いものが食べたくなる
   /食欲がなくなる
体重 増える/減る
睡眠 過眠になる/眠れなくなる
気分 朝は上がるが、夕方は
   落ち込む/朝は落ち込み、
   夕方は上がる
(記事中注記)

日常生活で体験する照度(ルクス)

真夏の晴天の野外 100,000
朝日        10,000
雨の日の屋外    5,000
日当たりの良い室内
(東や南側に窓)  2,500
(以上セロトニン分泌に
 効果のある光の強さ)

コンビニの店内   1,500
一般的なオフィスの
室内        1,000
一般的な住宅の室内  700
(記事中注記)
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月01日

北朝鮮を自暴自棄にさせるのは危険、細心の注意を

'17年12月1日(金)    
[北朝鮮] ブログ村キーワード

中米のコスタリカは
日本と同じように憲法で
軍隊の保有を禁止している。
国際ジャーナリストの
伊藤千尋(ちひろ)さんは
先日、毎日新聞紙上で
日本もこの国の平和主義に
学ぶべきだと説いていた。
周辺国に対話の重要性を
訴え、
「平和の輸出」を行って
いるそうだ。なんとも
うらやましい

▼おそらく、隣国からの
ミサイル飛来を24時間
監視する必要もないの
だろう。
北朝鮮は昨日、ICBM
(大陸間弾道ミサイル)を
発射して、日本海に落下
させた。
Jアラートが鳴らなかった
のは、自衛隊がミサイルの
軌道を見極め、政府が
列島に落下物がないと
判断したからだ

▼北朝鮮は声明で、
新型ミサイルは米全土の
攻撃が可能と、実験の
成果を誇示した。
ただ今回、太平洋に
向かわなかったのは、
米国を過度に刺激しない
ように配慮した、との
分析がある。
「専守防衛」の日本の
反発はまったく気にして
いない。北朝鮮はすでに、
日本全土を射程に入れた
200基以上のミサイルを
配備済みである

▼昨日小紙に掲載された、
北朝鮮の金賢姫
(キム・ヒョンヒ)
元工作員のインタビュー
記事を興味深く読んだ。
日本人になりすまして、
乗員乗客115人を乗せた
大韓航空機を爆破する
事件を起こしてから、
もう30年たつ

▼その10年前には、
13歳の横田めぐみさんが
工作員に拉致されている。
北朝鮮は、日本国憲法が
日本人にもたらした
「平和ぼけ」をあざ笑うか
のように、国家テロを実行
してきた

▼伊藤さんによると、
西アフリカ沖のスペイン領
カナリア諸島には、
憲法9条の碑がある。
「世界には憲法9条を
 欲している人たちがいる」。
金正恩(キム・ジョンウン)
朝鮮労働党委員長もその
一人であろう。
米国に核保有を認めさせ、
朝鮮統一の野望を遂げる
まで、日本に邪魔されたく
ないからだ。
(産経抄 産経ニュース11/30 05:03)

寺山修司の詩編「海」の
なかに、
「ある辞典制作者の瞑想」
と題する詩がある。
<海と書いて、ウミと発音
 する/ウミはまた、「産み」
 でもある/そして
 しばしば、「倦(う)み」
 となることも・・・>
(『寺山修司少女詩集』
 角川文庫)
◆北朝鮮の弾道ミサイルが
青森県沖の日本海に落下
したという。
一報が入ったとき、青森県
出身の文人の言葉を思い
出した。<倦む>。
平易に言い換えれば、
はなはだ嫌になることで
ある
◆本紙夕刊(東京3版)に、
秋田の漁師さんの
至極当然な疑問が載って
いた。
「自国の漁師がいる海に
 どうしてミサイルを
 飛ばすのか」
◆日本海沿岸では最近、
木造船の漂着が相次ぐ。
北の漁師とみられる
計17人の遺体も見つかって
いる。
政府の「水産戦線」の
かけ声のもと、
沿岸向けの多数の粗末な
船が無理に沖合に出漁
しているとされ、遭難船は
その一部とみられる
◆未明の飛行体が放つ
閃光はその国の支離滅裂
ぶりを暗い海に映した
ことだろう。
核・ミサイル開発に巨費を
投じる一方、そのツケで
国民を飢えさせるばかりか、
死の海に追い立て、
ミサイルを落とすことも
いとわない。どうかして
いる。
(編集手帳 讀賣新聞11/30)
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月30日

読み書きをしない習慣は日本国そのものを危うくする

'17年11月30日(木)
[藤井聡太] ブログ村キーワード

将棋の最年少プロ、
藤井聡太四段(15)が先週、
公式戦通算50勝を達成した。
そのときのテレビ映像が
興味深い。
「『せつもく』の数字となり
ました」。
藤井四段のコメントに、
報道陣から困惑の声が上がる。
「『なにもく』ですか?」。
「僥倖(ぎょうこう)
「醍醐味(だいごみ)」など、
これまでも中学生らしからぬ
言葉遣いが話題になってきた。
「節目(ふしめ)」の
こんな読み方は、
小欄も知らなかった

▼国語学者の大野晋さんの
『日本語練習帳』によると、
新聞や雑誌に使われている
単語は年間約3万語である。
昭和30年代の高校の上級生が、
ほぼ同じ数の語彙を持って
いた。読書家の藤井四段も
このレベルかもしれない

▼ただし
「今は大学生でも
 1万5千から
 2万くらいに落ちている」。
この記述は約20年前の
ものだから、現在の学生の
平均的な国語力はもっと
低いはずだ。
それにしても、昨日の
中高生の読解力についての
記事には驚いた
▼「幕府は、
  ポルトガル人を追放し、
  大名には沿岸の警備を
  命じた」
「ポルトガル人は追放され、
 幕府は大名から
 沿岸の警備を命じられた」。
2つの文について、
中学生の43%、
高校生の28%が同じ意味だ
と答えたという

▼これでは、
新聞はもちろん教科書の
記述もほとんど
理解できないのではないか。
調査では、中高生が
1カ月に読んだ本の数や
スマートフォンの利用時間と
読解力の相関はみられな
かった。本当だろうか

▼作家の丸谷才一さんは、
あるエッセーで訴えていた。
「読書の訓練、作文の訓練は、
 テレビ時代、さらには
 携帯電話時代に
 なればなるほど
 重要なんです」
「土曜日を休みにすることを
 廃止しても日本語教育に
 力をいれなきゃならない」。
エッセーのタイトルはずばり、
「日本語があぶない」である。
(産経抄 産経ニュース11/29 05:03)

病院の初診では、問診票を
書かされる。
日頃、パソコンを使って
済ませている習慣から、
「腹」という字が書けな
かったことがある。
そのときは、受付の
女性職員に聞いて書いた。

時代を写す小説の一節を
引用してみたい。

大の男が夜中に女子高校生の
彼女に『助けて』などと
電話をかけてくる
シチュエーションは一体何だ。
「そんで『どないしたん』て
 訊いたらな。
 『アイロンが
  かけられへん』って」
(略)
「そんで何にアイロンかける
 つもりか訊いたら
 やっと『シャツ』って。
 でも、シャツって言うても
 いろいろ素材の種類が
 あるやん。そんであたしも
 家庭科の教科書出して
 きてさぁ、素材訊いたら
 『えー、そんなん分かれ
  へん』って。
 『タグに書いてあるやろ!』
 言うたら『タグって何?』」
(略)
「もう怒ってもしゃあないし、
 脱力しながら、
 襟か脇のところに布の
 ちっちゃい端切れが
 ついているはずやから
 それ探せ言うてんやん。
 そしたらタグは
 見つかったんやけど・・・・」
(略)
聞き耳を立てて待ち受ける
ミサに、えっちゃんは
特大級を放った。
「漢字が読まれへんって
 言うねん。大学も出た
 社会人がやで」
(略)
「しゃあないから、
 その漢字の形とか電話で
 訊いてん。そしたら
 『糸って書いてある』」
「偏やろそれはー!」
「偏だけ答えて
 どうすんねんー!」
さすがに受験生、全員が
息も絶え絶えに笑いながら
突っ込む。
「アホやから勘弁したって。
 そんで
 『糸の横にも何か書いて
  あるやろ?
  それ何なん?』って
 訊いたら、
 『月って書いてある』」
「『絹』やそれは――――!!」
「しかもちっちゃい口が
 抜けてるやん!」
(略)
「で、絹の読み方は教えて
 あげたん?」
友達に訊かれてえっちゃんは
こくりと頷いた。
「『ああ、これ絹って
  読むんかぁー!』って
 感動してたわ。
 それくらいで
 感動すんなって話やろ?」
「『綿』とか読めるんかなぁ、
 彼氏。まだまだ地雷が
 ありそうやな」
「『綿』はもう右側の
 つくりの部分が説明できん
 と思う」
えっちゃんの冷静な判断で
また女子高生たちが笑う。
(後略)
(有川浩 阪急電車
 幻冬舎文庫)


藤井四段は、国語の辞書を
小説家がするように通読
していると思う。
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月29日

これはこれ、それはそれ、使い分ける北朝鮮のやり方

'17年11月29日(水)
[漂流] ブログ村キーワード

作家の故吉村昭さんに
『船長泣く』という短編が
ある。漂流した漁船で
乗組員が次々に死んでいく
なか、船長は遺書を書いた。
「トッタンノイフコトヲ
 キキナサイ。
 オキクナリテモ、
 リョウシハデキマセン。
 カシコクナリテクレ、
 タノミマス」

▼漁師になって自分と同じ
運命をたどるな、と
幼い息子に説いている。
書き終えた船長の目からは、
涙がにじみ出た。
モデルになったのは、
大正15年12月に銚子沖で
起きた「良栄丸」の遭難
事故である。
黒潮に乗って漂流し、
米国のシアトル沖で
翌年10月に発見されたとき、
2人がミイラ、
10人が白骨となっていた

▼今月23日、秋田県
由利本荘市の海岸に
北朝鮮籍のイカ釣り漁船が
漂着した。
乗船していた船長ら
8人の男性は全員無事だった。
冬の荒れた日本海を
約1カ月にわたって
さまよっていたという。
幸運としかいいようがない。
その後男鹿市の海岸で
見つかった木造船からは、
8人の遺体が見つかった。
やはり北朝鮮の船の可能性が
ある

▼5年前から、脱北者では
ない北の住民が日本沿岸で
保護されるようになった。
遺体を乗せた漁船の発見も
相次いだ。背景にあるのは、
金正恩朝鮮労働党委員長が
力を入れている漁業の振興
である

▼食糧事情の悪化を食い止め、
外貨も稼ごうとしている。
沿岸の漁業権を中国企業に
売却したとの報道もある。
その結果、北の漁民は
日本の排他的経済水域
(EEZ)内の好漁場にまで
乗り出して違法な操業を
繰り返し、事故の急増にも
つながっている

▼過去の事例では、
帰国を望む8人はまもなく
本国に戻される。
北朝鮮は拉致被害者を
帰還させるどころか、
その動静を伝えることさえ
拒否したままである。
世の中にこれほどの
理不尽があるだろうか。
(産経抄 産経ニュース11/28 05:04)

船が遭難したとき、
亡くなる順番が早い人は
持病のある人、ストレスを
ためる人だそうである。
水や食料が底をついた
ころから、亡くなる人が
出始める。

この順番は、陸(おか)
上でも同じだが・・・。

posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月28日

先進的研究の視察、見るだけの日本人は嫌われている

'17年11月28日(火)    
[シリコンバレー] ブログ村キーワード

(産経新聞外信コラム)
日本人が「嫌われている」
のだという。
米国のハイテク業界での
話だ。
先日、業界事情に詳しい
企業幹部と話した際、
最先端ベンチャーが集まる
シリコンバレーや、
先進的研究で知られる
大学を訪れる日本企業に
話題が及んだ。

米国のベンチャーや
大学では、人工知能(AI)や
金融とIT(情報技術)が
融合したフィンテック
といった革新技術の開発が
盛んだ。
日系関係者も近年、
最新動向を把握しようと
シリコンバレーなどで活動を
積極化しており、事務所を
構えるケースも少なくない。

ところが、
日系企業関係者の訪問は
「視察」や「情報収集」が
主体で、事業への具体的な
投資話に進まない。
生き馬の目を抜く世界を
生きるベンチャー経営者に
とって、ビジネスに結び
つかない時間がとられる
のは「迷惑だ」というのだ。

米国に出向く担当者が、
日本の本社から、
投資判断や資金決済の権限を
持たされていないので、
当然の結果だ。
そう分析する企業幹部は
「『決断しない』日本企業の
 評判が業界にひろがり
 つつある」と警告する。

最新の「波」に乗り遅れぬ
ようアンテナを
張りめぐらすのは、
日本企業にとって当然だ。
投資の決断も簡単ではない。
日本企業に対する評判が
のちのちに悪い影響を
引きずらないよう
願うばかりだ。(塩原永久)
(外信コラム ポトマック通信
 産経新聞11/27 8(国際)面)

posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする