2019年01月08日

英才も普通の子もふさわしい育て方がある

'19年1月8日(火)
[幼児教育] ブログ村キーワード

ソニーの創業者、井深大
(まさる)さんは、
幼児教育の研究者としても
知られていた。著書の
『幼稚園では遅すぎる』に、
親友だったポンダの創業者、
本田宗一郎さんから聞いた
幼い頃のエピソードを記して
いる
▼家の近くに精米所があり、
パンパンとなる発動機の
音が面白く、石油の排気の
臭いにも親しんだ。
オートバイ好きになった
原因はこの体験かもしれない
という。幼児にとって
周囲の環境がどれほど大切か。
訴え続けた井深さんが知ったら、
膝を打ったに違いない
▼日本囲碁界に史上最年少の
プロ棋士が誕生するニュース
である。4月にデビューする
大阪市内の小学4年生、
仲邑(なかむら)(すみれ)
さん(9)の父は
プロ棋士九段、母もアマの
強豪である。
生まれた時から、
碁盤と碁石が近くにあった。
3歳で母親からルールを習い、
韓国の道場でも修行に励んで
きた
▼かつて囲碁をお家芸に
していた日本だが、中国、
韓国の棋士に勝てなくなって
久しい。その理由の一つが、
才能のある子供たちを集めて
徹底的に英才教育を施す、
日本にはない育成システム
である
▼危機感を強める日本棋院
では、従来のプロ試験の
手続きを省略する、
若手抜擢の制度を新設した。
井山裕太十段(五冠)ら
トップ棋士の審査をへて、
第1号となったのが仲邑さん
である。笑顔にあどけなさが
残る少女の実力は折り紙付き、
とはいえプロの世界は厳しい
▼これまでプロ入り最年少
記録を持っていたのは、
藤沢里菜女流名人(20)
である。
祖父の秀行さんは、
酒とギャンブルをこよなく
愛した無頼派ながらも、
囲碁に取り組む姿勢は
誰よりも厳しかった。
その名棋士が色紙に書いた
言葉は
「膝錐之志
(しっすいのこころざし)」。
眠くなっても膝に錐を立てて
勉強する覚悟がなければ、
大成しないというのだ。
(産経抄 産経新聞1/7)


「生まれてから17年間、
 親の手伝いなどしたことが
 なかった」と、人気漫画
「ちびまる子ちゃん」の
作者のさくらももこさんは
著書「たいのおかしら」で
子ども時代を振り返っている。
特に中学生の時は、怠け癖を
叱られてばかりだった
◆冬休みが明けて学校が再開
する。子どもを勉強や手伝い、
習い事など普段の生活リズムに
どう戻すか。
思案する親も多いだろう。
諭すか、褒めてその気に
させるか
◆やはり本人のやる気を
引き出すのが良いらしい。
「ナッジ」という手法だ。
環境省では、省エネ活動
などに応用している。
例えば家庭の電気使用量が
平均より多い時は
「減らすと月2000円
 節約できる」などの
表現が良さそうだと
わかってきた。これは、
その気にさせる式だろ
◆今後は、もう一段階上の
「ブースト」と名付けた
取り組みを始める。
自分自身で問題に気付いて
もらい、自ら解決法を
探して行う。
それが着実な成果につな
がるとの考えだ。
子育てにも通じるものが
あるだろう
◆進行する地球温暖化の
抑止など、環境対策の
底上げにつながるとよい。
将来世代に恥ずかしくない
よう大人もしっかりせねば。
(編集手帳 讀賣新聞1/7)
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2019年01月07日

野生動物による実効支配が始まった人口減少のわが国

'19年1月7日(月)
[イノシシ] ブログ村キーワード

神戸に住む同僚のスマホ
には、県警から注意喚起の
メールが頻繁に届く。
不審者や痴漢に交じって
存外に多いのがイノシシの
目撃情報らしい
◆六甲山系が住宅街近くまで
迫り、餌を求め悠然と歩いて
いる。餌付けを禁止した条例
さえあって、違反すれば
氏名公表に至る場合もある
とか
◆こと神戸に限らず
イノシシは急増している。
2016年度、狩猟や駆除に
よる捕獲数は62万頭で、
11年度より20万頭以上
増えた。
人の被害も今年度は既に
20人を超えた。
群馬の女子高生vsイノシシ
の「10年戦争」なる連載が
中高生新聞に載っていた
◆善玉として語りづらい
今年の主役だが、山鯨との
言葉が残るように、
長らく家畜を食しなかった
日本人にとってしし肉こそが
獣肉、薬食いの代表格だった。
低カロリー、低脂肪で、
たんぱく質やビタミンB群が
豊富だ。昨今はラーメンや
ピザトーストといった
メニューも人気という
◆岐阜県郡上市では2年前
から日本猪祭りが開かれ、
肉質日本一を競う
メインイベント
「利き猪(しし)グランプリ」
には全国から参加がある
そうだ。来月、東京での
初開催も決まりやはり亥年
なのだと得心する。
(編集手帳 讀賣新聞1/6)

野生動物が人間の生活圏に
出没して被害を与える事例が
多く聞かれる。自宅の畑で
スイカをハクビシンに
やられた。
彼らは割って食べるが、
アライグマは穴を開けて
中を掻き出して食べるそうで
ある。
菩提寺の役員をしているとき、
寺の縁の下に罠を置いて
ハクビシンを11頭捕獲した。

県南の房総ではキョンが急増
しているそうである。
イノシシは市内の本家にも
現れて畑を荒らされたと
聞いている。
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2019年01月06日

元号は国民の指針、俯く顔が上を向く新元号になる

'19年1月6日(日)
[元号] ブログ村キーワード

「初めに言(ことば)
 あった」。
新約聖書のヨハネ福音書が
この一文で始まることは、
知る人もおられるだろう。
詩文の最初の一行のようで、
次にどう続くのか知りたく
なる力がある
◆日本聖書協会が
『聖書』を31年ぶりに
ゼロから翻訳し直して刊行
した。昭和の末に出た
新共同訳は、カトリックと
プロテスタントが対立を
乗り越え、共同で全巻翻訳
した点で画期的だった。
新訳もまた、両者の和解と
共同の産物である
◆むろん、旧約を土台に
した面もあると見え、
ヨハネ福音書の冒頭は
31年前のものと同じだ。
と同時に、新訳は全般に
「朗読にふさわしい、
 格調高く美しい日本語」を
目指したという。
詩編などを読むと、確かに
文章が引き締まっている
◆「初めの言」といえば、
今年は元号が改まる。
天皇陛下は昨年末、平成に
ついて、文字通り
「戦争のない時代」と
述べられた。元号は
時代区分の記号であるだけ
でなく、精神を方向づける
力を持つようにも感じられる
◆新時代には、どんな元号が
ふさわしいだろう。
先行き不安でうつむき加減の
日本人が、顔をあげられる
文字になるのか。
期待を持って「言」を待ち
たい。
(編集手帳 讀賣新聞1/5)
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2019年01月05日

箱根駅伝超高速化、速さと強さ追求のたまもの

’19年1月5日(土)
[箱根駅伝] ブログ村キーワード

第95回東京箱根間往復大学
駅伝競走(箱根駅伝)は3日、
神奈川・箱根町―東京・大手町の
復路5区間109.6`が行われ、
東海大が往路2位から逆転して
初の総合優勝を果たした。
前日の往路と合わせた
総合記録(10区間217.1`)の
10時間52分9秒は、
昨年の青学大が出した
大会記録を5分30秒も更新した。
往路で6位と出遅れた
青学大は5年連続の復路優勝で
追い上げたが3分41秒差の
2位にとどまった。
史上3校目の総合5連覇と、
出雲全日本大学選抜駅伝
(昨年10月)、全日本大学
駅伝(同11月)を合わせた
2度目の大学駅伝3冠を
逃した。
往路を制した東洋大は
総合3位だった。
 
10位までが次回の本大会出場
シード権を獲得。過去最高の
7位に入った国学大が7年ぶり、
4位・駒大と8位・順大が
2年ぶりにシード権をつかんだ。
早大は12位で13年ぶりに
シード権を逃した。

金栗杯(最優秀選手賞)には、
8区で区間記録を22年ぶりに
更新してトップに立った
東海大の小松陽平が選ばれた。
(スタート時の気象条件=晴れ、
 気温氷点下1.5度、湿度80%、
 南の風0.7メートル)
(毎日新聞mainichi.jp1/3 13:25)

超高速化(解説)
平成最後の箱根駅伝は、
東海大が10時間52分9秒の
大会新で優勝した。
平成最初の1990年を制した
大東大は、10区が1.7`
短くて11時間14分39秒と
今回の15位相当。
30年で、箱根は驚異的に
高速化した。

一因が89年に初登場した
留学生だ。当初は賛否両論
あったが、今は当たり前と
なった留学生との磨き合いで
学生は速く、強くなった。

平成終盤は箱根に縁のない
中京大出身の青学大・原
監督がビジネス経験を
生かした「目標管理」や
体幹強化の「青トレ」など、
斬新な試みを取り入れ
4連覇。そして、
トラックの速さを駅伝に
生かすと挑んだ両角監督の
東海大が、青学時代を
ストップさせた。

振り返れば、平成の高速化は
多様化の結晶だ。
東海大の1500b日本王者、
舘沢は
「箱根が中距離をダメに
 するというけど、そうは
 思わない。それを僕が
 世界と戦って証明したい」
と、「両立」への夢を語る。

箱根から世界へ。
その設計理念のもと、過去や
常識に縛られない多様な
挑戦で、新時代の箱根も進化
していくはずだ。
(近藤雄二 天下の険
 讀賣新聞1/4 17(スポーツ)面)

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2019年01月04日

各国が唱える自国第一主義、注視すべきは米中の動き

'19年1月4日(金)
[トランプ米大統領] ブログ村キーワード

2019特派員の展望から

◎米国
トランプ大統領は
2020年の大統領選での
再選をより意識し、内政、
外交両面で独断専行型の
「トランプ流」政治を
さらに突き進めていくだろう。

内政では1月から、
トランプ氏を敵対視する
民主党が議会下院の主導権を
握る。メキシコとの国境の
壁建設といったトランプ氏の
目玉公約の実現を阻止し、
ロシア疑惑の追及を強めて
いくことになる。
「ねじれ議会」で混乱が
広がっても、トランプ氏は
民主党のせいにして対立を
あおるだろう。
米社会の分極化は一層進む
のではないか。

内政の停滞や混乱から
国民の目をそらすため、
外交では、
「米国第一
(アメリカ・ファースト)」を
全面に出し、対外・通商
政策で強硬姿勢をとると
みられる。

その最大のターゲットは
中国だ。米国内に中国の
覇権主義への警戒感が広がり、
対中強硬路線は国民から
一定の支持を得やすくなって
いる。
米中対立の長期化で米経済に
影響が出た場合、その責任を
海外に転嫁し、日本に対しても
通商問題で譲歩するよう
強く迫ってくる可能性が
ある。

北朝鮮問題では、
早期の非核化にはこだわら
ないものの、世界が
注目する金正恩朝鮮労働党
委員長と2度目の首脳会談を
実現させ、決断力のある
強い大統領であると
アピールしたい思惑は変わり
なさそうだ。

マティス前国務長官ら
「将軍たち」が政権を去る中、
中東の安定や欧州防衛など
への軍事的な関与は弱まり
そうだ。
米国が同盟や友好国を
守らないと見なされれば、
世界秩序が急速に不安定化
する恐れがある。
(花田吉雄アメリカ総局長)

◎中国
中国は今年、建国70年の
大きな節目を迎える。
習近平政権は10月1日の
記念日に大規模な
軍事パレードを行うなど、
国力を内外に誇示する
見通しだ。国内での威信を
高めるため、政権の姿勢は
一層内向きになっていく
だろう。

習政権にとって今年の最初の
山場は、3月2日に期限切れ
となる米中貿易協議だ。
全国人民代表大会
(全人代=国会)の開幕を
数日後に控えるタイミングで、
中国製品への制裁関税を巡る
交渉が決裂し、減速傾向の出て
きた自国経済にさらなる打撃
となる事態は避けたいはずだ。
一方、米国に屈服した印象を
与えれば政権の権威が傷つき
かねないというジレンマもあり、
落としどころを見つけるのは
容易ではない。

対米関係悪化を踏まえ、
周辺外交は安定化が
キーワードとなる。
6月に大阪で開かれる
主要20か国・地域(G20)
首脳会議に合わせて
習国家主席が来日すると
みられ、対日関係改善の
流れはさらに進みそうだ。
今春には、巨大経済圏構想
「一帯一路」の沿線国首脳を
集めた第2回国際協力
ファーラムを開き、経済的な
影響力の強化を図る。

6月4日には、学生らの
民主化運動が武力弾圧された
天安門事件から30年を迎える。
民主化要求を活発化させない
よう、民主・人権活動家らへの
統制が一層強まることは必至だ。
(竹内誠一郎中国総局長)
(讀賣新聞1/3 8(国際)面)

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