2019年07月14日

折れない心の子どもを育てる環境をつくる

'19年7月14日(日)

○折れない心とは
折れない心がある人は、
問題にぶつかっても
すぐに立ち直ります。
折れない心は経験を通じて
培われます。
子どもが転びながら
歩き方を覚えていくように、
人は失敗を経験しながら
人生の歩み方を学んで
いきます。

○なぜ大切?
失敗や逆境を経験したり、
間違いを指摘されたりすると、
がっかりして心が折れて
しまう子もいます。
それで、子どもが次の
事実を知ることは大切です。
・頑張っても失敗する
 ことはある。
・逆境を経験しない人は
 いない。
・改善点を知ることは
 成長に欠かせない。
折れない心を培えば
お子さんはこれから起きる
問題にも自信を持って
立ち向かえるでしょう。

○どうやって教えるか

失敗したとき
子どもが気持ちを整理
できるように助けてあげま
しょう。
学校のテストで失敗したり
すると、子どもは
投げやりになって
「もう無理!」と言うかも
しれません。
失敗を繰り返さないために
どうすればよいかを
考えさせましょう。
そうすればくよくよせずに
問題に向き合おうとするで
しょう。

逆境に遭ったとき
人生は予測がつかないもの
です。
お金を持っていても
次の日にはなくなったり、
今は健康でも次の日には
病気になったりするかも
しれません。

お子さんを危険から
守るために、親として
精一杯のことをしておら
れるでしょう。しかし、
実際には、人生で経験する
すべての困難から子どもを
守ることはできません。
子どものうちに
失業や破産といった問題を
経験することはないとしても、
友達との仲たがいや家族との
死別などについては、
対処法を教えておくことが
できます。

辛口な指摘を受けたとき
辛口な指摘はいじめとは違い
ます。それは子どもの態度や
行動を改めるのに役立ちます。
改善点を認めるように教える
ことは親子双方にメリットが
あります。

指摘された点から学べる
ように、どうすれば子どもを
助けられますか。
もし学校や他の場所で
お子さんが注意されたら
かばいたくなる気持ちと
闘ってください。
その代わりに、お子さんに
こう聞けるかもしれません。
・「どうして注意されたんだ
 と想う?」
・「どうすればもっと良く
 できるかな?
・「今度何か注意された時は
 どうしたらいい?」
他の人の指摘から学ぶことは、
子どもの今と将来に役立ち
ます。
(目ざめよ!2019 No.2 ウエブサイトJW.org)
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2019年07月13日

人の痛みが分かる心があれば、悪いことはできない

'19年7月13日(土)

多感な10代に、原子爆弾の
惨禍に遭った少年少女らは、
その後、どんな人生を送った
のか。米ジャーナリストが
12年をかけてまとめたノン
フィクション「ナガサキ」の
日本語訳が刊行された。
筆舌に尽くしがたい凄惨な
現実から立ち上がった
人間像の数々に頭が下がる。
▼長く「語り部」として
各地を巡り、9年前に
78歳で亡くなった
吉田勝二さんの逸話には
心を揺さぶられた。
顔面などに大やけどを負い、
痕が残った。周囲の視線に
耐え、一歩ずつ社会復帰を
果たし、結婚して
2児の父親となる。
小学校の運動会のお昼時。
次男の友だちが言った。
「おまえの父ちゃんは
 恐ろしか顔しとんね」
▼吉田さんは一瞬
「来なければよかった」と
後悔したという。
しかし、次男はすぐに
毅然と言い返したそうだ。
「父ちゃんは原爆に
 遭(お)うたんたい。
 なんも
 怖いことはなか!」。
「息子の言葉に
 救われました」と
吉田さんは振り返る。
そして、常々こうも
語っていたと聞く。
「平和の原点は、
 人の痛みがわかる心を
 もつことだ」
▼被爆から74回目の夏が
来る。核を駆け引きの
材料にしようとする国々の
動きはやむ気配はない。
「最終兵器」を手にした
時代の宿命だろうか。
そんな中でも死の恐怖や
偏見を越え、体験を語り
続けた姿に希望を見る。
有志連合の語もにわかに
飛び出したが、平和への
地道な訴えこそ重い責務
であることを忘れては
なるまい。
(春秋 日本経済新聞7/12nikkei.com)
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2019年07月12日

子どもの潜んでいる能力を見つけ出すのは誰の務めか

'19年7月12日(金)

数学者の秋山仁さんは
どんな学者かといえば、
研究室から飛びだし、数学は
楽しいよ、面白いぞと
子供たちをやる気にさせた
人だろう
◆そんな秋山さんが
一抹の不安を抱く家庭の
情景がある。
<むかし数学で苦労した。
 ひょっとすると、
 遺伝のせいかもしれない>
と思ってしまい、子供に
さぼるな、勉強しろと語気を
強められなくなることだと
いう
(「遺伝のせいにするな」、
 中公新書
 『数学流生き方の再発見』
 所収)
◆親から子へ、数学力に
劣った遺伝子が受けつが
れている――こうした
考え自体、生物学に照らすと
安易な誤解になる場合も
あるそうだ
◆日本学術会議の分科会が
高校生物の用語
「優性・劣性」を改める
ように求めた。
代わりになるのはかなり
耳慣れない言葉だが、
「顕性・潜性」。
遺伝によりある特徴が
(あらわ)れやすいか、
潜む傾向が強いか、
それを説明するにすぎない
用語なのに優劣を引き継ぐ
ように誤解されることが
多いためという
◆とすると、先の家庭の
情景ならば思いをこう
変えてみてはいかがだろう。
<むかし数学で苦労した。
 ひょとすると、
 力が潜んでいただけ
 かもしれない>。使える!
(編集手帳 讀賣新聞7/11)
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2019年07月11日

ご先祖様に知識も体力もあったとしたら何処から来たか

'19年7月11日(木)

日本人の南方起源説を
唱えた民俗学者の
柳田国男が次にしたことは、
海に生活を預けた古代人の
足跡を探すことだった。
だが、うまくはいかなかった
◆沖縄など全国のあちら
こちらを旅すれど、史跡や
民話が見つからない。
<海の路(みち)を忘れたか。
 猟と農業への興味が
 祖先を海と分けたか。
 大洋を渡ってきた
 種族の末とは思われぬ
 くらいだ>と、
自信をなくしたかのような
文章も残る
(「海女部史のエチュウド」)
◆台湾を出発した国立科学
博物館などのチームの
丸木舟が、手こぎで
約200`の航海を乗り切り
与那国島に到着した。
泉下の柳田先生のご機嫌は
いかがだろう
◆ただ現在の起源説は
やや入り組んでいて北海道、
対馬、沖縄の3ルートで
渡来したと考えられている。
なかでも沖縄ルートは強い
海流である黒潮も横切って
島に渡れるかどうか。
それが謎とされたが、今回、
人力で十分なことを
証明したことになる
◆このプロジェクトと
いえば、3年前は草舟が
崩壊し、翌年は竹製の舟で
航行不能に。
失敗を重ねたすえ、浜辺に
降り立ったチームの面々の
日焼けした笑顔がまぶしい。
ご先祖様もこうだったの
かしら。
(編集手帳 讀賣新聞7/10)
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2019年07月10日

本業の合間の副業でも、思慮が欠ければ叱られる

'19年7月10日(水)

テレビに映らない場所でも、
面白い人だったらしい。
時は昭和半ば。
「笑点」の大喜利で人気を
博した春風亭梅橋さんが
残す数々のエピソードに、
九官鳥事件がある
◆新宿末広亭の待ち時間に
「伊勢丹」の
ペット売り場に通い、
九官鳥に「三越、三越」と
鳴くように仕込んだ。
鳥はまもなく売り場から
撤去されたとも
◆カルピス事件もある。
司会をしたラジオのクイズ
番組で、ある乳酸菌飲料が
回答者の土産に出て、つい
口走ってしまった。
「カルピスみたいなもので
 しょう」。
スポンサーの飲料会社が怒り、
即刻番組を降ろされたという
◆カルピスが7日に発売
100年を迎えた。
九官鳥事件と違って梅橋
師匠がいささか気の毒な
のは、同種の商品を分かり
やすく紹介するのに
先の失言以上の説明はない
ことだろう。
子供時分、わが家はむろん、
友人、親戚宅・・・どこに
行っても夏には氷の音と
ともにそれが出てきたのを
思い出す
◆ほぼ中身を変えないでの
100年は商品として異例
だろう。読売歌壇に以前
こんな作品が載ったことが
ある。
<カルピスの原液よりも
 甘い恋そんな想いも
 いつかは薄まる>。
みなさんの思い出は?
(編集手帳 讀賣新聞7/9)

「三越」を覚えた気の毒な
九官鳥だが、三越へ高く
売りつけることも、
そのまま伊勢丹に置くことも
できたのではないか。

三越へ行けば、客を呼び
込む効果が期待できるし、
伊勢丹に残せば、
伊勢丹の遊び心が評判を
呼んで客足が増えるかも
しれない。

落語家にはちゃらちゃらした
面がある。
妹が若い落語家から色紙を
もらってきた。
それには、こう書いてある。

<遊んでいるような小鳥さえ
 生きるためには苦労する>。

落語家たちの言い訳のような
気がする。
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする