2018年01月16日

罵詈雑言を重ねては国も世界もまとまらない

'18年1月16日(火)
[厄払い] ブログ村キーワード

紀貫之の『土佐日記』には、
1月15日を船旅の途中で
迎えて、「小豆粥煮ず」と
嘆く記述がある。
小正月に小豆粥を食べる
風習は平安時代すでに
定着していたらしい。
同時期に編まれた法令集
『延喜式』にも、
その日に宮中で供した
小豆入り粥のレシピが載る
◆淡いピンクの色合いと
小豆のほっくりした食感に
心がやわらぐ。
冬至に小豆粥を炊いて厄払い
した中国の風習が由来という。
韓国でも汁粉風のスタイルで
親しまれている
◆韓国映画『王になった男』
では、一杯の小豆粥が人の
心を動かし、結びつける。
毒殺されかけた暴君と
瓜二つの道化が替玉になり、
陰謀渦巻く宮中で政治の
前面に立つ。
戸惑いつつも政策を学び、
気遣う相手に好物の小豆粥を
届けて心を通わせていく
◆高官の腐敗や民衆を
虐げる政策に我慢ならず、
操り人形をやめて改革に挑む。
「民こそが最も大事」。
その気迫に周囲は理想の
王を見て・・・
◆現実に目を転じれば、
理想と遠い指導者が世界を
振り回す。
民衆の苦境を省みず
核開発に突き進む。
罵詈雑言を重ねて
社会の分断をあおる。
小豆粥をすすりつつ、
1年の息災を祈るほかない。
(編集手帳 讀賣新聞1/15)
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2018年01月15日

中国、東シナ海で活動する海警局を軍直属に移管

'18年1月15日(月)    
[尖閣諸島] ブログ村キーワード

沖縄県・尖閣諸島がある
東シナ海などで
監視活動を行っている
中国海警局
(海上保安庁に相当)が、
中国軍の指導機関・
中央軍事委員会の指揮下に
移されるとの観測が浮上
している。
海警局の母体の一つである
武装警察部隊(武警)が
1日から中央軍事委直属に
改編されたことに伴うもので、
同局公船による尖閣周辺での
「パトロール」が
「準軍事行動」(香港紙)に
位置づけられるとの見方も
出ている。

習近平国家主席は10日、
軍トップの中央軍事委主席
として武警の王寧司令官に
緑色の3本の線をあしらった
部隊旗を授与した。
武警は改編前までは
中央軍事委と公安省の
二重の指揮下に置かれていた。
中国国防省の報道官は、
武警が今後、
「海上での主権維持と
 法執行」など三つの
主要任務を担うことになる
と説明した。

海警局は2013年、
武警の一組織だった
公安省辺防海警と
国家海洋局など4組織を
統合し、海洋局に属しつつも、
公安省の指揮下に置かれる
形で発足していた。
共産党関係者によると、
今年3月に開かれる
全国人民代表大会
(全人代=国会)にも、
海警局が公安省の管轄から
外れ、武警に編入される
改編案が提示される可能性が
あるという。

海警局が武警に編入されれば、
尖閣諸島などでの公船による
監視活動は中央軍事委の管轄
となる。
周辺海域での中国海軍との
連携を円滑にする狙いも
ありそうだ。

海警局は北海、東海、南海の
3分局の下で、計11の
「海警総隊」を保有。
隊員は13年時点で総勢
約1万6000人と公表
されており、公船の乗組員は
主に海軍出身者で構成されて
いるとみられている。
配備が進む1万d級の新型
巡視船などに機関砲などの
武器が搭載されているとの
情報もあり、すでに
「第2の海軍に等しい」
(中国軍関係者)との見方も
出ていた。
【北京=竹内誠一郎】
(讀賣新聞1/14 2(総合)面)

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2018年01月14日

天気の前では人々は平等ではない

'18年1月14日(日)
[大学入試] ブログ村キーワード

昔から、大雪と静けさは
友人同士らしい。
歌人の岡山巌に次の歌が
ある。
<屋外のこの静けさや
 ものものし起きいでて
 みればはたして大雪>
◆雪がすべての物音を
吸収したかのような
静けさは
北国の暮らしの興趣と
いわれる。
だがしかし・・・
きょう(13日)ばかりは
例外だろう。
受験生である。
今年の大学入試センター
試験は各地で注意報が
出るなか行われる
◆新潟県三条市では
電車が立ち往生し、
乗客約430人が15時間に
わたって閉じ込められた。
試験会場まで無事に
たどり着けるかどうか、
気が気でなく一晩を
過ごした受験生は多い
ことだろう
◆天気はいたずらもの
である。
それ次第でどこかが混乱に
見舞われるのは
いまに始まった問題では
ないにしても、今年の
試験日ほど地域により
好天と悪天がくっきり
分かれる予報欄は記憶にない。
「神の御前で」、あるいは
「法のもとで」人々は
平等であっても、
「天気の前では」とは
いかないようである
◆静寂の雪に耳を傾け、
なるべく家でじっとする
のが雪国本来の過ごし方
かもしれない。
諸事情から仕方なしと
知りつつも、やはり
ぼやいてしまう。
なぜ、この時期に試験を。
(編集手帳 讀賣新聞1/13)

13日早朝、
従兄が亡くなった。
病院に呼び出されて
しばらく、顔を
眺めていたが、
談話室で休んでいると
従姉から
息を引き取ったと
知らされた。
この気候のせいだと
思う。
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2018年01月13日

「大きな顔をした人」と「顔の大きな人」は違う

'18年1月13日(土)
[尖閣諸島] ブログ村キーワード

商売は往々、お客を
選べない。
「大きな顔をした人」と
いえば、少々付き合い
にくい人を想像するが、
「顔の大きな人」と
前後が入れ替わるだけで
化粧品業界では歓迎される
という
◆「ファンデーションなら
  顔の面瀬が広いほど
  量を使ってくれる。
  成績のいい美容部員は
  顔の大きなお客を
  抱えているものです」。
何年か前、大手メーカー幹部
の方から聞いた
◆それほど変わるものだ
ろうかと感じたものの、
思えば当時は不況の影が
濃かった。
顏の面積まで気にするほど
いじましくあらねばならない
商環境だったのかもしれない
◆今は一変していよう。
経済面(東京版)の記事に
思った。
各社が続々と契約社員から
正社員への登用を進めて
いるという。
業績拡大に伴う人手不足を
背景とする。
資生堂は美容部門と工場で
計1700人に上る。
励みになるだろう。
満足度は?
お客の表情が気になって
仕方ないに違いない
◆旅行者、とりわけ
中国からのお客が好調を
牽引する。
ありがたいことである。
きのう(11日)は
その国の軍艦と潜水艦が
沖縄・尖閣諸島周辺に
現れた。そっち方面の
「大きな顔」は
相も変わらずだけれど。
(編集手帳 讀賣新聞1/12)

中国外務省の
陸慷(ルーカン)報道局長は
11日の定例記者会見で、
尖閣諸島の接続水域に
侵入したのは海上自衛隊の
艦艇であり、中国海軍が
「追尾・監視」を行った
という、ここ数年来の
主張を繰り返した。

周辺外交の安定を模索する
習近平政権は、
安倍政権が示す日中関係
改善の動きに一定程度、
歩調を合わせている。
それでも
「中国固有の領土」である
と主張する尖閣についての
「譲歩は意味しない」
(中国共産党関係筋)との
立場は明らかだ。
中国側の意図について
「関係改善ムードにある
 中で日本側の反応を
 試した」との見方も
出ている。

東シナ海と尖閣諸島を
巡っては、同海域での
中国側の潜水艦能力向上と、
日本側の対潜哨戒能力との
せめぎ合いが焦点の一つ
であることは
「日中双方の常識」
(軍事関係筋)だ。
中国海軍が、東シナ海で
海底地形のデータ収集など
潜水艦の活動を活発化
させている可能性は高い。

中国海軍は、3度目となる
空母の建造を進める一方で、
国産原子力潜水艦の開発も
急速に進めてきた。
中国メディアによると、
「第3世代」とされる
新型の攻撃型原潜(SSN)が
既に建造段階に入っている
との情報もある。
弾道ミサイル発射型原潜
(SSBN)も含め、
潜水艦の保有数は約60隻に
上るとみられている。

中国軍トップの習中央軍事
委員会主席(国家主席)は
3日、全軍に実戦化訓練の
開始を指示する異例の
訓令を行った。
政権は「戦える軍隊」を
掲げ、陸海空軍とロケット軍
(戦略ミサイル部隊)の
統合運用に向けた組織改編を
進めてきたが、
「実際の作戦体制整備には
 ほど遠い」(中国軍関係筋)
との指摘もあり、習氏は
軍などへの求心力を高める
ため、新年を機に改めて
引き締めを図ったとみられる。
【北京=竹内誠一郎】
(同紙 30(社会)面)

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2018年01月12日

福沢諭吉の辿り着いた朝鮮(韓国)との付き合い方

'18年1月12日(金)    
[福沢諭吉] ブログ村キーワード

「福沢諭吉が現代に
 蘇(よみがえ)ったら、
 何と言うだろうか?」。
帯紙の惹句(じゃっく)
ひかれて読み始めた。
拓殖大学学事顧問、
渡辺利夫さんの新刊
『決定版 脱亜論』(育鵬社)
である。
「我(わ)れは心に
 於(おい)て亜細亜東方の
 悪友を謝絶するものなり」

▼福沢は明治18(1885)
年に発表した「脱亜論」をこう
結んだ。福沢は、
朝鮮の近代化をめざす
開化派のクーデターを支援
していた。しかし、
清の介入によって失敗に
終わる。
悪友とは、清と朝鮮を指す

▼一部の福沢研究者は、
「脱亜論」をアジアへの
侵略主義の表れと批判する。
渡辺さんの見方は違う。
開化派への心情的な
思い入れを改め、朝鮮半島の
問題に現実的に対処しよう。
これが福沢の真意だという。
実際、福沢は「謝絶」する
ことなく、朝鮮論を
書き続けている

▼韓国と北朝鮮による南北
対話が始まった。韓国の
文在寅(ムン・ジェイン)
大統領は、記者会見で
首脳会談の可能性にまで
言及した。
平昌五輪への参加を表明
した北朝鮮の術策に、
まんまとはまったようにも
見える。
対話は、核・ミサイル開発を
進める時間稼ぎに使われるの
ではないか

▼慰安婦合意をめぐる
日韓合意に対する、
韓国政府の新方針については、
あきれるしかない。
日本政府が拠出した10億円を
凍結して、同額を韓国政府が
負担するというのだ。
合意の骨抜きが狙いだろう。
日本大使館前の慰安婦像に
ついては、解決するよう努力
する。
そんな約束を守るつもりは
最初からなかった

▼福沢は「脱亜論」から
10年余で、ついに朝鮮を
突き放す。
「左(さ)れば斯(かか)
 国人に対して如何(いか)
 なる約束を結ぶも、背信
 違約は彼等の
 持前(もちまえ)にして
 毫(ごう)も意に
 介(かい)することなし」
 (「事実を見る可(べ)し」)。
その覚悟で韓国との付き
合いに臨め、と福沢は言う
だろう。
(産経抄 産経ニュース1/11 05:03)
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする