2017年09月27日

何かを手に入れるには、相応の対価を支払わなければ

'17年9月27日(水)
[衆院解散] ブログ村キーワード

ダメ人間の僕が
ガネーシャから教わった
人生訓に導かれる。
ガネーシャとは
関西弁を操る
ゾウの神様・・・
◆全国の先生方が
お薦めの本を選ぶ
読売中高生新聞の
「君に贈る本大賞」で、
昨年度の1位になった
「夢をかなえるゾウ」
(水野敬也著)である。
上位の本を集めた
ブックフェアが開幕した
◆お金持ちになる方法を
教える、とガネーシャが
持ちかける場面がある。
対価は10万円。
ひとまず応じた僕の行動に、
この神様が解説を加える。
「『お金持ちになる方法を
  知れる』っちゅう
 期待感と、お金を
 交換したんや」。
同じく期待と引き換えに
票を募るのが選挙だと
言える。
安倍首相が衆院解散の
意向を表明した
◆首相が掲げた争点に
消費税率引き上げによる
増収分の使途がある。
一部を国の借金返済から
子育て支援充実などに回す
というが、財政再建が
遠のくとの懸念も聞かれる
◆「何かを手に入れるには、
  相応の代償を
  払う必要がある」。
これもゾウの神様が語った
言葉である。
その痛みを、要はどこに
求めるかだろう。
ファンタジーが
なまぐさい話に置き換わり、
鼻白んだ愛読者も
おられようか。
ご容赦を願いたい。
(編集手帳 讀賣新聞9/26)
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2017年09月26日

教育はカーナビのようにみんなが信じる指針になる

'17年9月26日(火)    
[中国] ブログ村キーワード

『ひとりの日本兵』
という詩がある。
日中戦争の最中、銃弾に
斃れた日本兵が、
中国の農民によって
手厚く埋葬される情景が
描かれている
◆中国共産党の
武装工作隊の指揮官で
詩人でもあった
陳輝の作だ。
「故郷の母親は
 息子の無事を祈って
 いるにちがいない」と、
日本兵を悼む。
この詩は、中国で
高い評価を得てきた
◆だが、昨今は
作者を売国奴と批判する
声も上がる。
「残念ながら、
 恨みを教え続けてきた
 教育が、
 一部の中国人の心を
 ねじ曲げている」。
元人民日報論説委員の
馬立誠氏は、
『中央公論』10月号で
こう憂えている
◆中国黒竜江省の
方正県には、
終戦時の混乱で亡くなった
満蒙開拓団員らが眠る
日本人墓地がある。
1960年代半ば、
当時の周恩来首相の
許可を得て県当局が建立
した。
ところが6年前、
墓の近くに県が慰霊碑を
建てると、反日青年が
ペンキをかける騒ぎとなり、
碑は撤去された
◆日中正常化に向けて、
田中角栄首相が
北京に飛んだのは
45年前の72年9月25日
だった。いつから
日中間にすきま風が
吹き始めたのか。
田中首相とがっちり
握手した周恩来の
穏やかな笑顔が懐かしい。
(編集手帳 讀賣新聞9/25)
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2017年09月25日

防御が即、攻撃になる、そんな鍛錬が欠かせない

'17年9月25日(月)
[空手] ブログ村キーワード

空手に先手なし
船越義珍「空手道二十訓」

かつては離れ小島だった、
那覇市の奥武山(おうのやま)
公園。今は陸続きとなり、
運動公園として整備されて
いるが、往時は
リュウキュウマツが
生い茂っていたという。
この地を愛し、雅号を
松濤(しょうとう)
(松風の音)と名付けた
空手家がいた。
沖縄の武術「手」を
空手として本土で広め、
近代空手道の父と呼ばれる
船越義珍である。

奥武山の義珍を顕彰する
碑がある。
刻まれた文字は
「空手に先手なし」。
「手」に昔から伝わる
言葉だが、義珍が
「二十訓」の一つに
掲げて有名になった。
空手家は先に手を
出してはならない。
表向きはそうとれるが、
日本空手協会前会長の
中島伸之さん(82)は
「防御が即、攻めに転ずる
 という空手の極意」と
語る。受けると同時に、
一撃必殺の攻撃で相手を
倒す。
それはスポーツ空手には
ない、武術としてのすごみ
でもある。

伝説の達人たちから教えを
受けた義珍は、元々は
沖縄の小学校教員だった。
1922年、東京で
古武道体育展覧会が
開かれる。
義珍は沖縄県学務課に
要請され上京、演武を
披露。
この時、空手も初めて
真に海を渡ったのである。
妙技に驚いた人々から
教授を請われ、
家族を残したまま東京で
指導を続けることになる。

「広く受け入れられたのは、
 船越先生が人格者だった
 からでしょう」。
中原さんは言う。
無一文の義珍は学生寮の
3畳間に住み、寮費を
まけてもらう代わり、
掃除や面会の取り次ぎなど
「玄関番兼庭番」を
しながら空手を教えた。
すでに50歳半ば。
「船越先生」を訪ねる人は、
尻をからげ、庭を掃く男を
誰も当人とは思わなかった
という。

それから15年ほど。
全国に広がった門人たちの
尽力で、東京・雑司ヶ谷に
本土初の空手道場が建設
される。
「松濤館」と名付けた
道場を、義珍は
「私の生涯の中で獲得した
 最も美しい『もの』」と
自伝に書いている。
それが一瞬で消えたのが、
戦争だった。
一方、沖縄も焦土と化し、
帰れぬ場所となった。
「私と空手は、
 敗戦を機に
 中央に取り残されて
 しまった」。
義珍は古里の松濤の風景を
再び見ることなく、
88歳で世を去ったが、
空手は義珍の願い通り、
世界へと広まっていった。
(名言巡礼 空手に先手なし
 讀賣新聞9/24 日曜版1面)

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2017年09月24日

仕事に時間をかけることが業績の向上につながる

'17年9月24日(日)
[経営責任] ブログ村キーワード

企業を統べる。
そんな立場とは無縁ながら、
得心は行く。
不祥事の泥沼に落ちた
企業のトップがいかに
経営責任を果たすべきか、
弁護士の国広正さんが
論じている
◆<これは、
  一人の人間としての
  「覚悟」の問題であり、
  生き方そのものでは
  ないだろうか>
 (『修羅場の経営責任』)
現実から目を背けず、
責任の所在を明らかにし、
根本から改める。
心底からやりきる覚悟が
経営者になくて、
再生など果たせるはずも
ない
◆覚悟の程を、裁判所も
見定めたかったのだろう。
労働基準法違反に
問われた電通の初公判に
山本敏博社長が出廷した。
略式起訴を受けた
東京簡裁が、書面上の
審理だけでは足りないと
開いた正式裁判である
◆「仕事に時間をかける
  ことがサービス品質の
  向上につながる」
との思いこみが会社に
あった。
山本社長は明かし、
「働き方も働きぶりも
 信頼される会社」にする
ことが自分の責務だ、と
語ったという。
その言やよし。
真に偽りがないか、
厳しく問われ続けよう
◆過労自殺に追い込まれた
高橋まつりさんにも
覚悟は届いたのか。
心耳を澄ますべき企業の
経営者は、電通ばかり
ではあるまい。
(編集手帳 讀賣新聞9/23)

以前、企業は誰のものか、
という議論が起こった
ことがある。
株主が成果ばかりを求めて
いるようだと、
経営者も苦しいだろう。
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月23日

みんなで言語としての日本語を大事に守らなければ

'17年9月23日(土)    
[世論調査] ブログ村キーワード

流行語や新語の意味が
わからなくて困るという
人が、6年前の40%余り
から55%に増えた。
文化庁の
「国語に関する世論調査」
の結果である。
加齢とともに割合は高まり、
60代だと70%近い
◆ネットの影響が指摘
される。若者の言葉を、
上の世代がスマホなどで
頻繁に目にするように
なったことの反映だという。
マッチポンプではないが、
それで困った時もネットは
役立つ。
検索機能を使えば
意味はたちどころに
示される
◆加齢で増えるものに
度忘れもある。
顔まで浮かぶ有名人の
名前が出ない。
そんなこんなで悶々と
することも検索機能の
お陰で減った
◆その分、自分で
思い出す力が衰える
心配はないか。
認知症の専門医に
尋ねると、
「あくまで可能性の話だが、
 脳機能への影響が
 じわりと出てくるかも」
との返事だった
◆何事も携帯で発信し、
応答を待つ若者を、
ノンフィクション作家の
柳田邦男さんが12年前の
著書『壊れる日本人』で
憂えている。
<自分の悩みは
 自分で引き受けるという
 自律心を育てたりする
 ことができなくなって
 しまう>。
まずは自分の頭で考える。
中高年も心すべき時代
なのかもしれない。
(編集手帳 讀賣新聞9/22)

22日のテレビ朝日、21日の
NHKでは、「さわり」の
意味を取り上げていた。
本来は「要点」だが、
多くの現代人は「出だし」や
「つかみ」だと認識して
いるらしい。

さらに深刻なのは、
漢字を手で書かないので
アンケートなどに
答えられないことだ。

病院の初診のときの
「問診票」に
「腹」と書けなくて
慌てた覚えがある。

漢字が書けなくなったら、
ボケよりも、
スマホやパソコンの
「中毒症」を疑った
ほうがいいときもある。
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする