2017年06月07日

子供が怖い、幼稚な倫理観のまま、大人になる

'17年6月7日(水)
[子育て] ブログ村キーワード

子育てに語り伝えの知恵が
ある。
<三つ叱って五つ褒め
 七つ教えて子は育つ>。
その通りにはいかない、
厄介な時代を迎えたらしい
◆ボール遊びならば、
「部屋の中でやるな!」
と叱ることもできるし、
「うまくなったね」と
褒めることもできる。
投げ方、捕り方を教える
こともできる。
パソコン相手に何やら
込み入った作業を黙々と
されていては、
叱りようも褒めようもない。
ましてや知識と技術は
向こうが上で、教える
どころではなかろう
◆“身代金要求型”の
コンピューターウイルスを
作成したとして、
大阪府内の少年(14)が
逮捕された
◆「自分の知名度を
 上げたかった」という。
それだけの腕前があれば、
いつかは技術者や起業家
として有名になる未来が
待っていたろう。
中学3年生が何を焦る。
専門家顔負けの知識・
技術と、あまりに幼稚な
倫理観のチグハグが
痛々しい。
良きにつけ、悪しきにつけ、
最近の中学生には
驚かされてばかりである
◆痛い思いをして、ひとつ
学んだ。
<いっそ/大きく凹もう/
 いつか/多くを満たす/
 器になるのだ>(伊東柚月)
才能を生かし、やり直す
時間は幾らでもある。
(編集手帳 讀賣新聞6/6)

善行ではなく、
名前を知られるなら
悪行でも構わない。

この判断が間違って
いるのは、道徳の問題
である。 
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2017年06月06日

ごみの始末は文化であって、楽な方法はない

'17年6月6日(火)
[ごみ] ブログ村キーワード

ごみだらけの大国
ロシアで暮らしていて、
感覚がひどく麻痺して
しまうことの一つが
「ごみ捨て」である。
日本ではたとえば、
飲料品のペットボトルを
捨てるのにも、
プラスチックの
キャップやラベルを
取り外し、
本体とは分別して
捨てる。
こんなことは
普通のロシア人には
とうてい想像がつかない。

ロシアではというと、
文字通り全てのごみを
そのまま捨てる。
生ごみも紙も、缶や瓶も、
乾電池も壊れた電気
製品も・・・。
アパートの廊下にある
ごみ投入口や敷地内の
大きなごみ用コンテナに、
好きな時に放り込むだけ
である。夜間に
大型ダンプがやってきて、
コンテナの中身を
移し替えて回収していく。

その行く先は、
郊外のごみ埋め立て場で
ある。ロシアでは年間
7千万dの家庭ごみが
排出されるが、
リサイクルに
回されるのは4%、
焼却処理されるのは
2%にすぎない。
産業廃棄物も含め、
地表の4万平方`に
ごみが埋まっていると
され、
それはスイス一国の
面積に迫るのだから
驚きだ。

野放図すぎる実態を
改めようと、政権は
2015年、各地方に
ごみ処理の仕組みや
料金体系を整備するよう
求めたが、満足に
行動している所は
皆無に近い。
領土だけはあり余って
いる国だけに、
分別回収やリサイクル、
ごみ減量が浸透するには
かなり時間がかかり
そうだ。
(遠藤良介)
(外信コラム 赤の広場で
 産経新聞6/5 5(国際)面)

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2017年06月05日

大勢でのおしゃべりには創造性があり、知恵の泉となる

'17年6月5日(月)    
[おしゃべり] ブログ村キーワード

討論は知の消費であり、
おしゃべりは知の生産の
ため 
森毅
 「京都のおしゃべり文化」
 (2000年)


京都大吉田キャンパスは
授業時間が終わるたび、
自転車の一群を熱気ごと
吐きだしていた。
東に送り火の「大」の文字、
西に鴨川。
森毅は旧制三稿
(戦後京都大の一部に)に
学び、教養部
(現総合人間学部)で
数学を教え、この地で
長く過ごした。

ジーンズ姿で自由な空気を
まとい、数学者より
メディアで活躍した評論家
として記憶に残る。
教育、政治、社会風俗など
なんでも語った。
切れ味のよさで「一刀斎」の
名もついたが、
「カシコ(賢い人)に
 教わるぐらいアホでも
 できる。
 アホから学べるのが
 ほんまもんのカシコ
」など、
思わず聞き返してしまう
言い回しに、肩の力を
ふうっと抜く味わいが
あった。

「正しさ」よりも
「おもしろさ」。
旧知の京都外国語大元教授、
福井直秀さん(68)に
「笑い飛ばすことで
 権威を相対化して、
 世の中を変えるという
 路線をとっている」と
話した

近くに1930年(昭和5年)
開店の喫茶「進々堂」が
ある。
大勢で囲める大テーブルの
店。森は随筆
「京都のおしゃべり文化」で
同店など何軒かを挙げ、
記した。
「昔の学生は、いつも
 喫茶店でおしゃべりを
 していた。
 おしゃべりというのは、
 討論や用談ではない。
 討論は知の消費であり、
 おしゃべりは知の生産の
 ため」

相手を説得するべく
戦略的にカードを切る
討論に対し、おしゃべりは
道々を楽しみ、ときに
思わぬ視点に行き着く。
その創造性を愛した。

昼下がりの進々堂は、
思いのほか年長の客が
多かった。
学生は昔ほど喫茶店に
たむろしない。
では、どこでしゃべるのか。
大学生協の運営にかかわる
学生委員長の奥翔太朗さん
(21)(経済学部3年)に
聞くと、
「部室とか食堂とか
 下宿とか・・・・・・」。
ネットの中、とかでは
ないんですね。
「あ、そういう人もいます」

奥さんや一緒にいた仲間
たちは、四半世紀以上前に
退官した森を知らない。
でも、
「おしゃべりは知の生産」
には大きくうなずいた。
「イベントの企画も、
 人としゃべると新鮮な
 アプローチが見つかり
 ますから」と。
どうかよい出会いを。
喫茶店でも、食堂でも、
ネットの中のおしゃべり
だって、森なら
「おもしろいやないの」と、
きっと言う。
(文・森川暁子 名言巡礼 森毅
 讀賣新聞6/4日曜版1面)


参考
 森毅
  1928〜2010年。
  東京で生まれ、幼いころ
  大阪に転居。
  戦後東京大理学部を卒業し、
  北海道大助手を経て
  1957年に京都大助教授。
  71年教授となり91年に
  退官した。(以下略)
  (記事欄外注記)
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2017年06月04日

他国は自国をよく書いた教科書を国民の洗脳に用いる

'17年6月4日(日)
[教科書] ブログ村キーワード

互いに鷺を鴉という

教科書についての論文は
汗牛充棟
(かんぎゅうじゅうとう)で、
とてもつきあいきれない
から私は読まない。
読まないでそのよしあしを
見分ける方法があるから、
今回はそれをお伝えしたい。

いくら言葉巧みでも、
結局はわが国の悪口を言って
いる教科書なら、それは
悪いにきまっている――
見分けかたはこれに尽きる。

アメリカの社会科の教科書
には、広島長崎の原爆は
早く戦争を終わらせるために
投下した、朝鮮戦争は
共産主義国がしかけた、と
書いてあるという。
同じことをソ連の教科書には、
原爆はアメリカがソ連を
威嚇するために落とした、
朝鮮戦争はむろん韓国が
しかけた、韓国はアメリアの
傀儡だと書いてあるという。

8年前北朝鮮は38度線の
地下を南へ向けて3.5`も
掘って、いつでも攻め込める
ようにした。
韓国はくやしがって世界に
訴えたが、北は南が自分で
トンネルを掘って
北が掘ったと言いふらして
いると逆襲した。
もし南北朝鮮がこれを
教科書に書くとすれば、
それぞれサギをカラスと
書くだろう。

以上世界ひろしといえども、
自国を悪く書く教科書は
ない。
それが健康というもので、
故に健康というものは
イヤなものである。
それなのにひとりわが国の
教科書だけは、日清日露の
戦役まで侵略戦争だと
書いて良心的だと思い
思わせている。

南京の虐殺は
「東京裁判」では12万人
ときまった。
この裁判は勝者の裁判で、
勝者の裁判なら勝者に
好都合だから本当の死者は
1万人5千人、あるいは
それ以下だと日本人なら
言いはるのが人情なのに、
反対に20万人30万人だ
と書く日本人があって、
それをまた良心的だと
ほめるものがあるが、
むろんこれは迎合である。

中国の為政者は虐殺された
人数が多ければ多いほど
敵愾心を鼓舞できて喜ぶ
だろうと、屈折した迎合を
この人たちはしているので
ある。
このたぐいの世辞追従は
中国だけでなくソ連にも
するから、私は良心的と
聞いただけで怪しむように
なったのである。
(山本夏彦 夏彦の写真コラム)
(週刊新潮1982/3/25号掲載)
(別冊週刊新潮'16/3/21号)


日本には、二度あることは
三度ある、ということわざが
ある。
だから、広島と長崎に落とす
必要があったというのか。

憎い黄色人種で核実験を
したとしか思えない。

中国は白髪三千丈という
表現をする国、100倍でも
誤差の範囲であろう。

参考
 汗牛充棟
  [柳宗元、陸文通墓表]
  (牛が汗をかくほどの
   重さと棟につかえる
   ほどの量の意)
   蔵書の非常に多いこと。
   転じて多くの書籍
   (広辞苑)
  
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2017年06月03日

暗号のように分かりにくいトランプ大統領のcovfefe

'17年6月3日(土)
[トランプ大統領] ブログ村キーワード

「了解しました」
「同意します」の意味で
用いる<OK>は日常語と
しておなじみだろう。
語源には真偽不明の
伝説がある
◆米国の第7代大統領、
アンドルー・ジャクソンが
「all correct」
(すべて良し)と書くべき
ところを毎度毎度、
綴りを間違えて
「oll korrect」と書いた
ことに始まるという。
その人種的偏見や
大衆に迎合した政策に
よって最近、各種論評で
引き合いに出される
ことの多い第7代である
◆その共通項だけでも
不名誉なところを、
何も綴りの間違いまで
真似することも
あるまい
◆トランプ大統領が
「covfefe」なる
意味不明の単語を
ツイッターに掲載した。
暗号説もあるらしいが、
「OK」の類だろう。
いまはお粗末な英語力
談義よりも、
地球温暖化対策の枠組み
「パリ協定」を壊す
つもりかどうか、
そちらのほうが気に
かかる。
この新聞が届く頃には
発表されているはずで
ある
◆暗号といえば、
トランプ氏の存在
そのものが“神様語”で
書かれた暗号に
ちがいない。
その人を超大国の
指導者に据えた神意を
読み解くのは
「covfefe」以上の
難問である。
(編集手帳 讀賣新聞6/2)
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする