2017年12月12日

嘘つきは通訳の始まり、意訳も忖度も求められる

'17年12月12日(火)
[通訳] ブログ村キーワード

首相時代の中曽根康弘氏に
こぼれ話がある。
何かの会見で
「ホウカン外交」と言った
ところ通訳は
「おもねるご機嫌取り
 外交」と英訳した。
「幇間(ほうかん)
 (たいこ持ち)」と
聞こえたようで、
中曽根氏はあわてて
「砲艦外交だ」と英語で
訂正したという

▼イタリア語翻訳家の
田丸公美子さんが
エッセー集『目からハム』に
書いている。
取り違えが生んだ誤訳は
運よく笑い話で収まった。
聞けば通訳の世界では、
元の発言に色をつけた
誇張や意訳も技のうちと
いう。
通訳は必ずしも真ならず。
聞き手の度量が必要だろう

▼国ぐるみのドーピングを
行ったロシアが来年の
平昌五輪から除外される。
フィギュアスケートの大会で
来日中の同国選手が
メディアに見解を問われ、
通訳同席で会見した。
選手の一人は
「犯したことを考えれば
 当然の措置」と述べたと、
通訳が日本語に訳している

▼ロシアの不正をめぐっては、
暴露本を執筆中の元責任者が
謎の死を遂げている。
正論を述べた選手の身を
案じたファンも多かろう。
あにはからんや、
大会主催者は翌日に発言を
取り消し、
「ロシアが参加しない
 五輪は想像できない」と
する内容の訂正版を公表
した

▼正確に言えば、
日本語通訳による明らかな
不手際だという。
会見の映像という動かぬ
証拠があり、大統領選を
控えた大国が裏で手を回した
という後ろ暗い事情とは
無縁のようである。
当の通訳は現場から外された。
聞き間違いか誇張か意訳か、
真相は定かではない

▼田丸さんは息子が
まだ幼かった頃、
「お前、嘘つきは通訳の
 始まりだよ」と
たしなめたという。
困ったことに今回の騒動では、
誤訳の方がむしろストンと
胸に落ちる感もある。
通訳が選手の思いを忖度
(そんたく)して…。
出来過ぎたオチがないことを
祈る。
(産経抄 産経ニュース12/10 05:03)

通訳が正しくても
誤訳とされることが
わが国にもある。
わが国の戦後は
幇間外交に徹してきた。

posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月11日

宣告された間質性肺炎の進行に脅されながら

'17年12月11日(月)
[間質性肺炎] ブログ村キーワード

まず、間質性肺炎の解説を
新聞の記事から・・・

Q
9月に定期健診の胸部CT
(コンピューター
 断層撮影法)で
モヤモヤが写っていて、
間質性肺炎と言われました。
原因不明、治療法は
手探りで、薬を変えながら
様子を見ていくそうです。
この病気について
教えてください。
(79歳女性)

A
杉山幸比古
練馬光が丘病院
呼吸器COPDセンター長
(東京都練馬区)


間質性肺炎は、細菌などが
原因となる肺炎とは
全く違う病気です。
肺で酸素と二酸化炭素の
交換を担う「肺胞」の
壁の部分に当たる
「間質」に、病変が起こって
肺が繊維化し、硬くなる
病気です。
酸素が取り込みにくく
なるため、日常的な
動きでも息切れしたり、
たんを伴わないせきが
出たりするのが主な症状
です。

大きく二つに分けられ、
膠原病や飲み薬などが原因
となるものと、原因不明の
特発性間質性肺炎があり
ます。
質問者の場合は後者とみられ、
胸部CTで発見されている
ことから比較的、軽症と
思われます。

特発性間質性肺炎は、
急性の場合や、ゆっくり
進行する慢性の場合など
様々で、病気のタイプに
よって治療法が大きく異なる
ため、専門医の診断が重要
です。

この中で最も患者数が多く、
経過が悪いのが
「特発性肺繊維症」です。
たばこを吸う男性に多く、
慢性的に進行しますが、
時々、急激に悪化したり、
肺がんを合併したりします。
これまで有効な治療法は
ありませんでしたが、
最近、新しく「抗繊維化薬」
と呼ばれる薬が登場しました。

特発性間質性肺炎の他の
治療法として、
ステロイドや免疫抑制剤を
使う抗炎症治療があります。
厚生労働省の難病に指定
され、診断、治療ともに
難しい病気です。
この病気が疑われている
とのことなので、
日本呼吸器学会の専門医を
受診することをおすすめ
します。
(からだの質問箱
 讀賣新聞12/10 
 15(くらし)面)


せきが出ることを申告すると
CTを撮ることになった。
肺尖に繊維状のものがみられ、
「間質性肺炎」を宣告された。
病状が進めば
酸素ボンベを携行するように
なるし、さらに進めば
肺がんにもなると付言され、
「様子をみましょう」と
言われた。

最近のかぜ薬の説明書の
副作用の一覧表には
「間質性肺炎」が載って
いる。
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月10日

人間の意のままに自然を操ることはできない

'17年12月10日(日)    
[黒潮] ブログ村キーワード

<僕が二十一の頃だったか>
と、柳田国男は小文を
書き出している。
愛知県の伊良湖岬で静養
していたとき、海岸で
ヤシの実を見つけたという
◆東京に戻って
近所に住む島崎藤村に話した。
<名も知らぬ遠き島より/
 流れ寄る椰子の実一つ・・・>
『椰子の実』。
藤村が詩を書くと、やがて
メロディーがつき、
広く国民の知るところと
なる。
他方、柳田も南洋からの
古代人の渡来に思いをはせ、
民俗学の道を切り開く
◆植物の実一つが詩に、歌に、
学問に――黒潮と聞くと、
真っ先にこのエピソードを
思い出すものの、今年は
少しさみしい。
太平洋沿岸で長期化する
黒潮大蛇行である
◆海上保安庁が今週、
蛇行の幅が拡大し、さらに
沿岸から遠のいたと発表した。
ヤシの実はどこに向かうの
だろう?
<椰子の実を拾ひつ秋の
 海黒きなぎさに立ちて
 日にかざし見る>若山牧水。
その暖流は陸からでも確かに
黒く見える日があると、
漁業関係者に聞いたことが
ある。
「豊漁のサイン」とも
◆おりしも反対側の日本海
沿岸では、北朝鮮の木造船の
漂着が相次ぎ、騒ぎとなる。
流れ着いてほしいものは
来ず、ほしくないものは来る。
(編集手帳 讀賣新聞12/9)

地球の温暖化が蛇行の原因
と言われている。
気象災害も激甚化してきた。
大気汚染対策が喫緊の問題
となった中国ではクリーン
エネルギーへの検討を開始
したが、
ハリケーンに見舞われても
米国はこの問題に積極的
ではない。
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月09日

ISRが首都をエルサレムにするとわが国に危険が及ぶ

'17年12月9日(土)
[エルサレム] ブログ村キーワード

世界最古の都市の一つ、
エルサレムは、
イスラエルの首都であって
首都ではない。
イスラエルは1948年の
第1次中東戦争の
勝利により、
西エルサレムを獲得した

▼67年の第3次中東戦争で
東エルサレムを占領併合
して、首都と規定してきた。
ただし、国際社会は認めて
いない。
日本や米国を含めた各国は、
大使館を商都テルアビブに
置いてきた

▼今から思えば
イスラエルは、突破口に
しようとしたのではないか。
95年に開催された
「エルサレム三千年祭」で
ある。エルサレムが
古代ユダヤ王国2代目の王
ダビデによって、首都と
定められていたのは、
紀元前1千年ごろとされる。
それから3千年になるのを
祝って、国内では
さまざまな記念事業が繰り
広げられた

▼それと連動するかの
ように同じ年、米国の
議会では在イスラエル
大使館をエルサレムに移す
法案を可決した。
米国内のユダヤ系団体に
よる激しいロビー活動の
勝利である。もっとも、
クリントン、ブッシュ、
オバマの歴代大統領は
執行を凍結してきた。
エルサレムはユダヤ教だけ
でなく、イスラム教と
キリスト教にとっても聖地
である。
パレスチナ自治政府は、
東エルサレムを首都とする
国家樹立をめざしてきた。
米国が首都と認定すれば、
アラブ諸国の激しい反発が
避けられないからだ

▼そんなタブーを
トランプ大統領は、
あっさり乗り越えて
しまった。
政権内の慎重な意見を
抑えて、支持基盤である
親イスラエル勢力の
意向を優先したようだ。
専門家によれば、今後の
中東情勢の不安定化は
避けられない

▼米国内で9.11テロを
上回るテロ事件が起き、
同盟国の日本も攻撃の
対象になる。
作家の佐藤優さんは
今年1月の小紙への寄稿で、
こんな最悪の事態を憂慮
していた。
(産経抄 産経新聞12/8)

わが国が安易に米国に
追随し続けると、反発を
招き、危険が増す。
不穏な動きをする北朝鮮、
米国がイスラエルの首都を
エルサレムにすることを
支持することに反発する
アラブ諸国などから・・・。
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月08日

風邪やインフルの感染から身を護るマスクをする意味

'17年12月8日(金)
[インフルエンザ] ブログ村キーワード

風邪やインフルエンザが
流行する冬場に、
予防のためマスクを着用する
人も多いだろう。
どのような仕組みで感染を
防ぐのだろうか。

インフルエンザや多くの
風邪は、ウイルスが原因だ。
近畿大医学部教授の
吉田耕一郎さん(感染症)は
「ウイルスの感染経路は
 三つある」と説明する。
空気中にある、ウイルス
そのものを吸い込む
「空気感染」、ウイルスの
付いた手で口や鼻を触る
ことによる「接触感染」、
ウイルスを含んだ
しぶき(飛沫)を吸い込む
「飛沫感染」だ。

飛沫は、もともと喉や鼻の
粘膜にあったウイルスが
水分にくるまれ、
しゃみやせき、
会話などで口から出たもの
だ。
大きさは5㍃・b
(1000分の5_)以上
とされ、1〜2bほど飛散
する。
インフルエンザは、
これを吸い込んで感染する
ケースが多い。

「マスクは飛沫の侵入を
 防ぐ点で一定の効果が
 ある」と吉田さん。
最近のマスクは
不織布を使ったタイプが
増えている。
繊維を熱や圧力で結合
させるなどしているため、
目が細かく、
5㍃・b以上の粒子は
通過できない
という。
ウイルスそのものの
大きさは0.1㍃・bほど

マスクの目を
通り抜けられる大きさだが、
吉田さんは
インフルエンザや
 風邪などは、飛沫によって
 広がることが多い

 空気感染は、
 はしかや水ぼうそうなどに
 限られる」と指摘する。
マスクをすることで、
ウイルスなどが付着した
手で口や鼻を直接触る機会が
減り、接触感染の防止にも
つながる。

さらに
感染症予防には
 マスクだけでなく、
 外出先から帰宅した際の
 手洗いも重要

 体調が悪い人は必ず
 マスクをして、飛沫を
 周囲に広げないように

 することも大切です」
と呼びかけている。

マスクは
適切なサイズのものを
正しく装着しないと、
十分な効果が得られない。

日本衛生材料工業連合会
(東京)専務理事の
高橋紳哉さんは
「大きすぎると隙間ができ、
 飛沫が侵入する。
 小さすぎると鼻や口を
 きちんと覆うことが
 できない」と話す。

適切なマスクの調べ方を
教えてもらった。
手の親指と人さし指で
L字を作る。
親指の先を
マスクのゴムひもがかかる
耳の付け根に、
人さし指の先を
鼻の付け根から1aほど
下に当て、両指の間の
長さを測る。
この長さが適したサイズと
なる。
9〜11aは子ども用、
10.5〜12.5aは
Sサイズなど小さめ、
12〜14.5aは
Mサイズの普通、
14a以上はLサイズだ。

プリーツ(ひだ)型は、
ひだを上下に広げて
ひもを耳にかけ、
鼻から顎までを覆い、
ワイヤ部分を鼻の形に
なじませて隙間をなくす。
説明書を読み、
マスクの表裏に気をつける。
立体型マスクは、
顏にぴったり合わせやすい。

マスクは毎日取り換える。
ウイルスなどが付いている
恐れがあり、表面は
手で触れない。
使った後はそのまま放置せず、
袋に入れるなどして捨てる。
(探る 讀賣新聞12/7
 18(くらし)面)



ウイルスは通すが、
ウイルスを含んだ飛沫は
通さない。
これが、マスクをかける
意味である。
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする