2017年04月29日

ポピュリズムは外国に世論を操作される恐れもある

'17年4月29日(土)
[サイバー攻撃] ブログ村キーワード

在米仏人 悩ましい選択
先週末の在ニューヨーク
仏総領事館では、多くの
仏人が出入りしていた。
仏大統領選第1回投票の
在外投票が実施されて
いたのだ。

ニューヨークに住む仏人
には、保守かつ
国際主義者が多い。
多くが銀行や企業の駐在員
として住んでいるのだが、
重税や手厚すぎる社会保障
制度など、母国の
「大きな政府」主義的な
政策に嫌気がさして、
米国に帰化する仏人もいる。

そんな在米仏人にとって、
第1回投票は悩ましい
選択だったようだ。
事前予想で、保守が支持
するフィヨン元首相は
決選投票に残る可能性が
低く、仮に
残ったとしても、
相手が中道のマクロン
前経済相、または
急進左派のメランション
左翼党共同党首
だったら、勝てる見込みが
なかった。

在外投票したソフィーさん
(仮名)によると、
「消去法で
 マクロン氏に入れた
 保守系が多い」。
理由を聞くと、
「決選投票で国民戦線の
 ルペン氏、または
 メランション氏に
 勝てそうだったのは、
 マクロン氏だけだから」
(同)。

結果、第1回投票では
マクロン氏が勝利したが、
同氏は年金制度の
見直しに消極的で、
フィヨン氏に比べると
政策はリベラル色が強い。
「複雑な心境だが、
 孤立主義者が大統領に
 なるという保守系の
 悪夢が避けられるの
 なら…」と
ソフィーさんは安堵の
表情を浮かべていた。
(松浦肇)
(外信コラム アイ・ラブ・
 ニューヨーク
 産経新聞4/28 9(国際)面)


サイバー攻撃
フランス大統領選で
決選投票に進んだマクロン
前経済相に対し、
ロシア政府が関係すると
されるハッカー集団が
サイバー攻撃をしかけた
ことが26日、
情報セキュリティ企業の
報告書で明らかになった。

報告書は、
東京に拠点を置く
「トレンドマイクロ」が
発表。
このハッカー集団は
「ポーン・ストーム」と
呼ばれ、ロイター通信に
よると、ロシア軍の
諜報機関
「参謀本部情報総局」
(GRU)と関連があると
される。

トレンドマイクロの
担当者は産経新聞に対し、
今年3月15日から4月
17日にかけて、
電子メールの
フィッシングや
選挙サイトへのマルウェア
攻撃などを仕掛けた証拠を
発見したと明らかにした。
その上で、
マクロン陣営への攻撃は
「電子指紋データから、
 昨年11月の米大統領選
 での民主党の
 クリントン陣営への
 攻撃と関連があると
 みられる」と述べた。

マクロン陣営の幹部は
今年2月、国営テレビで
陣営が数百回のサイバー
攻撃を受けたと述べた
上で、
「攻撃はロシア領内から
 行われた」と主張した。

大統領選では、
マクロン氏とともに
決選投票に進出した極右
「国民戦線」のルペン候補、
中道右派「共和党」の
フィヨン元首相が、
対露関係の修復を主張
していた。
【パリ=三井美奈】
(同紙 同面)


参考
 マルウェア
  悪意を持ったソフト
  ウェアの総称。
  コンピュータ・ウイルス、
  ワーム、スパイウェア
  などがある。
  “mal−”は「悪の」
  という接頭辞であり、
  それにソフトウェアの
  “ware”をつなげた
  造語である。
  (パソコン用語辞典
   技術評論社)


 電子指紋
  映像や音声などの
  コンテンツを一意に
  識別する技術。
  人間の指紋や遺伝子
  などのように
  特定のコンテンツを同定
  できる点からこのように
  呼ばれる。
  (日経テクノロジーonline)
タグ:仏 露 米
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2017年04月28日

鉄道は臨機応変が苦手な、周囲が気をつかう乗り物

'17年4月28日(金)
[踏切] ブログ村キーワード

娘が踏切で救助活動
川崎市の踏切で、
線路上に立ち止まった
高齢男性を救助しようと
した男性銀行員が事故に
巻き込まれた。
ご遺族の悲しみは
いかばかりかと思うと、
心が痛む。

私には、
16年前の出来事の
記憶がよみがえった。
娘が3人の幼子を連れて
踏切に差し掛かった時、
警報機が鳴り出した。
踏切内には車いすと、
車いすから少し離れた
所に高齢の男性がいた
という。

娘は夢中で踏切内に入り、
迫り来る電車の音に
せかされ、
重たい電動車いすを
移動させたそうだ。
男性は自力で避難し、
無事だった。
車いすのバッテリーが
切れてしまったらしい。

とっさに出た行動だった
ようだが、娘から
その話を聞いた時は、
もし命を落としていたら
と考えると、
いても立ってもいられ
ない心境だった。
今、思い出しても
心が騒ぐ。
(千葉県習志野市 主婦
 塚本安子さん76
 讀賣新聞4/26 10(投書)面)


60年ほど遡るが、
駅で働いていたことがある。
当時は、「かつぎ屋」さんが
いて、早場米地帯から
東京方面へ、米を運んで
いた。
SLが牽引する客車列車に
乗ろうとした
着物姿の女性のかつぎ屋が
ホームと列車の間から
線路に、履いていた下駄の
片方を落とした。
「あんちゃん、下駄
 取ってくれ」。

助役さんのところへ行き、
発車合図を待ってくれる
ようにお願いし、
連結器のところ
(車両と車両の間)で
ホームから線路に降り、
車両の下を潜って、
下駄に向かって線路を這い、
鼻緒に手がかかった途端、
「ポーッ」という汽笛を
聞いた。
助役さんが発車合図をした
のである。

急いで連結器のところに
戻り、線路の砂利を蹴って
ホームに上がろうとした
ときに「ガタン」と列車が
動き出した。
ホームに駆け上がると同時
である。
女性に下駄を渡すことが
できた。

助役さんから後で大目玉を
食った。
断ったはずなのに
聞いていなかったらしい。

夢中だったが、怖かった
記憶はいつまでも変わら
ない。
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2017年04月27日

平和を念じながら、よき伝統を守り、つないでいく

'17年4月27日(木)    
[駅伝] ブログ村キーワード

土岐善麿は歌人として
知られている。
<春の夜のともしび消して
 ねむるとき
 ひとりの名をば
 母に告げたり>。
将来を誓ったひとか。
ときめきと、羞しらいと、
胸の鼓動が聞こえて
くるような一首を、
若い日に愛唱された方も
おられよう
◆日本の陸上競技を語る
とき、その名前は欠かせ
ない。
読売新聞社が催した
日本初の駅伝大会
「東海道駅伝徒歩競走」を
企画したのは、当時31歳、
社会部長を務めていた
土岐である
◆東軍と西軍が京都の
三条大橋を出発し、
東京上野のゴール不忍池を
めざして健脚を競った。
1917年(大正6年)
4月27のことで、
あす(27日)で満100年を
迎える
◆河川に橋のない4か所
では渡し船を用いたと
いうから、
時代が感じられよう。
大会の成功を受けて
箱根駅伝が誕生するのは、
それから3年後のことで
ある。
みずから植えた小さな苗が
正月の国民的な風物詩に
育ったことを知れば、
発案者の土岐も泉下で
目を丸くするにちがいない
◆終戦を詠んだ歌がある。
<あなたは勝つものと
 おもってゐましたかと
 老いたる妻の
 さびしげにいふ>。
かつて春の夜、母に名前を
告げた女性だろう。
(編集手帳 讀賣新聞4/26)
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月26日

85歳三遊亭円歌さん逝く、山のあなたの空遠く

'17年4月26日(水)
[創作落語] ブログ村キーワード

こないだ、仏壇の宣伝に
出ろ、って話が来たの。
考えて、やめた。
先輩の小さんが墓地の宣伝
やってたでしょ。
これで俺が仏壇売って、
円楽が線香売ってみろよ。
客席だかお彼岸だか
分からねえ・・・
◆いつぞや、客席を盛んに
沸かせていた。
主人公が自分、妻、前妻の
両親計6人の高齢者と
同居する創作落語
『中沢家の人々』のマクラで
ある。
三遊亭円歌さんが85歳で
亡くなった。
『授業中』で一世を風靡した
歌奴の頃を懐かしむファンも
多かろう
◆たまに、お年寄りの
お客様がね、山のアナやれ、
って。もう忘れちゃったよ。
アナアナって、モグラなら
死んじゃってるよ
◆と、高座で語っていたのは
照れ隠しで、過去のおハコに
頼らなくても、
現在のおハコでそれ以上の
笑いを取る自信があったの
だろう。
渋い芸風や枯淡の境地には
目もくれず、爆笑落語
ひと筋の道を歩み通した
人である
◆家族で囲むちゃぶ台。
チャンネルをガチャ
ガチャ回すテレビ。
「山のアナアナ、あなた、
 もう寝ましょうよ」
「“寝ましょうよ”だけ、
 なんでスッと出るんだ、
 このヤロ」。
記憶のなかの名調子に、
昭和の西陽が差す心地が
する。
(編集手帳 讀賣新聞4/25)
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月25日

キャッシュレスの時代に現金取引が前提の不用心な商売

'17年4月25日(火)
[キャッシュレス] ブログ村キーワード

「日本の泥棒で、
 ナンバーワンは
 誰でしょうね?」。
作家の池波正太郎は、
この質問に間髪を入れず
答えた。
「日本左衛門でしょう」
(『歴史を探る・人生を
  探る』)

▼「問われて名乗るも
  おこがましいが…」。
河竹黙阿弥の歌舞伎
『白浪五人男』で
一味の頭領を務める、
日本駄右衛門の名台詞
である。
モデルとなった
日本左衛門は江戸中期、
遠州を中心に強盗を
重ね、街道では
諸大名が運ぶ千両箱を
襲った

▼狙いを定めると、
家内の様子を時間を
かけて調べ上げる。
数十人の手下とともに
屋敷に押し入り、
家中の全員を
縛り上げて金品を強奪
した。金糸銀糸で
縫い取りした
豪華な衣装をまとって
指揮を執ったという

▼用意周到で
大胆不敵な犯行と
いう点では先週、福岡・
天神と東京・銀座で
続けて起きた現金強奪
事件も共通している。
犯人は、被害に遭った
男性らが多額の現金を
所持していると、
あらかじめ知っていた
としか思えない。
犯行現場はいずれも、
人通りの多い
白昼の繁華街である

▼日本左衛門は、
火付け盗賊改めの
急襲を受けて逃走
する。
その後観念して
京都町奉行所に自首
して、処刑された。
池波によると、
日本左衛門には
尾張藩の後押しが
あったとの説がある。
当時の尾張藩には
徳川幕府に含むところが
あり、お膝元の治安を
攪乱する目的があった
らしい

▼現金強奪事件の
背景にも、大きな謎が
潜んでいそうだ。
4人の韓国人が
福岡空港から国外に
持ち出そうとした
約7億3千万円は、
事件とは無関係なのだ
ろうか。
何より解せないのは、
キャッシュレスが
当たり前になった
ご時世に、
大金の持ち運びを
命じられる人たちの
存在である。
千両箱を積み上げた
大八車が、
高層ビル街を通りすぎる、
そんな違和感が残る。
(産経抄 産経新聞4/24)
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする