2017年12月17日

今さら墓石(はか)にふとんも着せられず

'17年12月17日(日)
[親孝行] ブログ村キーワード

今年も、もうじき、
両手で数えられる日数になる。
正月に、菩提寺からもらった
こよみの裏表紙の内側に
表題のような疑問に関する
問答が載っていた。


〔問〕親がわが子を愛する
ことと、子が親に孝行する
のとでは、
その精神に変わりはないと
思いますが・・・・・・。

〔答〕いや、全く次元が
ちがいます。
わが子を慈しみ育てる
親ごころは犬や猫などの
動物さえも持つ本能で、
時には身の危険を顧みず
一身を擲(なげう)って
わが子を守るほどです。
昔から「わが子を愛せよ」
と説いた教訓はありません。
親孝行は本能ではなく
その子の人格を背景とした
徳性のあらわれによって
なされるものです。

〔問〕「孝行せよ」と
子に言うのは、親の身勝手
ではないでしょうか。

〔答〕その通りです。
もし、わが子が不孝者ならば、
親は子に孝行を求めるよりも、
われ自身を反省し、
果たして自分は親に孝行で
あったかどうかを
静かに振り返るべきです。
「人を咎めず、我が誠の
 足らざるを尋ぬべし」
(西郷隆盛)という至言も
あります。

〔問〕しかし、反省して、
親孝行をしたいと思っても、
すでに親がこの世にいない
という場合にはどうしたら
よいのでしょうか。

〔答〕親は亡くなっても
霊魂は不滅ですから、
生きませる親に仕えるのと
同じ気持ちで、
心から自分の不孝をおわびし、
朝夕の御供養を怠りなく
勤めるとともに、
お寺詣りや、お墓参りも、
できるだけ実行すること
です。
仏道は身をもって行うことが
大切です。

このように、御本尊を信仰し、
先祖供養に精進すれば、
子は親の心をうつす
鏡のようなものですから、
必ずわが子の行状が変わって、
孝行息子になることは
まちがいありません。
(平成二十九年花園こよみ
 光輪閣)


果たして、この問答を
熟読玩味すれば、得心できる
だろうか。
世の中が荒んでいて、
本能が後退し、わが子を
虐待する親も珍しくない。
親孝行を教える以前に、
「わが子を愛せよ」と説く
とこらから始めなければ
なるまい。
「わが子を愛せよ」よりも
「わが子を生め」が先かも
しれない。
親孝行は遥か彼方にある
課題である。

表題と同じことわざに
次のようなものもある。

親孝行と火の用心は
灰にならぬ前
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2017年12月16日

温暖化の影響か、木食い虫が蔵王の樹氷林を駆け上る

'17年12月16日(土)    
[蔵王] ブログ村キーワード

明治生まれの物理学者、
中谷宇吉郎は世界で初めて
人工雪を作ったことで
知られる。
寺田寅彦の弟子で、
同じく名文家でもあった
◆「樹氷の科学」と
題する随筆から一節を引く。
<八合目あたりにつくと、
 急にこの怪人たちが、
 何千何万と立っている
 神秘境に入る。
 そのモンスターの間を
 ぬって、スキー家たちは
 縦横に滑降するのである
 から、その愉快さは、
 他の山では味わえぬもの
 である>
◆多くの方がご存じだろう。
山形市蔵王温泉(蔵王山)の
樹氷林である。
少し心配になる記事を
本紙山形版で読んだ。
モンスターの中身、アオモリ
トドマツに害虫被害が確認
されたという
◆今夏58本にキクイムシの
繁殖が見つかり、しかも、
広がる兆候があるそうだ。
かといって貴重な自然林を
伐採するわけにもいかず、
森林管理局が対策に悩んで
いる。改めて樹氷林の
写真を眺めると、
怪物の肩や腕に雪が
もこもことかぶる。
それが筋肉に見えて、
こわいようでも、かわい
らしくもある
◆それにしても
キクイムシはなぜ突然、
高い山の八合目あたりまで
登ってきたのだろう。
地球温暖化説も出ている
らしい。ああ、またそれ!?
(編集手帳 讀賣新聞12/15)

カミキリムシが体内の
線虫を運び、新たに
取りつたマツの木を
衰えさせる。
線虫が分泌する酵素で
マツの細胞を破壊するため、
マツは水分も養分も
吸い上げられず、枯れて
赤くなる。
庭木の黒松が続けて2本、
マツクイムシの被害に
遭った。
素人には手に負えない。
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2017年12月15日

白髪三千丈の国は反日のタガが緩まぬようにこうする

'17年12月15日(金)
[南京] ブログ村キーワード

今年4月に参院で行われた
外交に関する調査会に、
参考人として川口順子
(よりこ)元外相の姿が
あった。
発言でまず、劇団四季の
ミュージカル
『異国の丘』を取り上げた

▼印象深い場面として、
中華民国総統夫人だった
宋美齢が米国で
反日工作を繰り広げる
場面を挙げる。
市民社会への働きかけが
外交でいかに重要かを
示していた。
とりわけ1943年2月の
連邦議会での演説が、
対日政策に与えた影響は
大きかったといわれる

▼反日運動は
「『女子力』こそが鍵」。
中国問題にくわしい作家、
河添恵子さんの指摘である。
『ザ・レイプ・オブ・
 南京』の著者
アイリス・チャン氏も、
チャイナドレスが
よく似合う若き才媛だった

▼おじいちゃん学者が
発表していたら、
事実誤認だらけの本が、
米国内でもてはやされる
ことはなかったはずだ
(『「歴史戦」はオンナの
  闘い』)。若くして
亡くなったチャン氏の
功績に報いたかったの
だろう。
銅像を名門大学に
寄贈したのは、中国対外
宣伝組織だった

▼中国系住民が
170万人を超えるカナダで、
近年盛り上がっている
反日運動を牽引しているのも
「女子」らしい。
連邦議会下院で先月30日、
香港出身の女性議員が
南京事件や慰安婦問題について、
偽りだらけの発言で議場を
沸かした。
昨年オンタリオ州の議会に、
12月13日を
「南京大虐殺記念日」
として制定する法案を提出
したのも香港系の女性議員
である

▼旧日本軍の中国・南京
占領から80年を迎えた昨日、
中国政府は南京市で、
犠牲者を追悼する恒例の
国家式典を開いた。
習近平国家主席は
出席しながら、演説はしな
かった。
改善の兆しがみえる
日中関係に配慮したとの
見方がある。
楽観にすぎるだろう。
歴史戦の手を緩めるとは
とても思えない。
(産経抄 産経ニュース12/14 05:04)

旧日本軍による「南京事件」
から80年となる13日、
中国政府の犠牲者追悼行事で
習近平国家主席が演説を
見送ったことについて、
日本政府は
「中国政府が対日批判を
 抑制した」(外務省幹部)
とみて関係改善を進める
方針だ。
来年の安倍首相訪中と、
その後の習氏来日の実現に
向けて、調整を急ぐ。

菅官房長官は
13日の記者会見で、
「関係改善の流れを
 大切にし、未来志向で
 取り組む姿勢を
 示していく」と強調。
人民政治協商会議の
兪正声主席が演説で
来年の日中平和友好条約
締結40周年に言及した
ことについても
「留意したい」と述べ、
関係改善への秋波と受け
止めていることを示唆した。
「南京事件」を巡っては、
習氏が2014年に訪問した
ドイツで犠牲者数を
「30万人以上」と言及し、
菅氏が「非生産的だ」と
批判した。
(讀賣新聞12/14 4(政治)面)

白髪三千丈という表現を
する国である。
南京事件の被害者数は
中国人の感覚からすれば
適正なのだろう。
反日の重要なツールである。

中国、韓国、北朝鮮は
形振り構わず自己主張を
繰り返している。
米国もロシアも時により
そうだろう。
そうせざるを得ない
相手国を念頭において、
交渉事に当たらなければ
合意には辿り着けない。
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月14日

大リーガー大谷翔平のニックネームが気にかかる

'17年12月14日(木)
[大谷翔平] ブログ村キーワード

米大リーグでイチロー選手は、
過去の名選手の記録を
塗り替え続けてきた。
エンゼルスへの入団を決めた
大谷翔平選手(23)が
挑むのは、「野球の神様」
ベーブ・ルースの大記録である

▼レッドソックス時代の
ルースは、投手だった。
1918年には、13勝7敗の
成績を残しながら、
11本の本塁打も放っている。
やはり投打の「二刀流」に
挑む大谷選手が、
「2ケタ勝利と2ケタ
 本塁打」を達成すれば、
100年ぶりの快挙となる

▼ルースが打者に転向して
本塁打記録を次々に更新
するのは、ヤンキースに
移籍してからである。
ルースは他のスター選手と
ともに、34年に来日している。
大リーグ選抜チームは
全日本チームと対戦し、
圧倒的な実力の差を見せ
つけた。
日本選手でただ一人、
17歳の少年が気を吐いて
いた。
「沢村賞」でその名を
プロ野球に残す伝説の投手、
沢村栄治である。
ルースら強打者から9つの
三振を奪う快投には、
大リーグの関係者も衝撃を
受けていた

▼今年生誕100年だった
沢村は終戦の前年、戦地で
27年の生涯を終える。
沢村の身長は193aある
大谷選手より20a近くも
低かった。
それでも全盛時の球速は、
大谷選手と同じく160`を
超えていた、との分析もある。
ただ手榴弾の投げすぎで
肩を壊してしまう。
復員したら
「打者として再起したい」と、
周囲に語っていたという

▼実は沢村が、
日本人大リーガー第一号と
なる可能性もあった。
親善試合の翌年、今度は
沢村が巨人軍の一員として
米国に遠征すると、
各チームのスカウトが
獲得に動いていた

▼ルースから三振を奪った
沢村は
「スクールボーイ・
 サワムラ」と呼ばれ、
行く先々で大変な人気者
だった。大谷選手には、
どんなニックネームが付く
のだろう。
(産経抄 産経ニュース12/12 05:04)
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月13日

人口減少に伴う限界集落などの行方を福島県で占う

'17年12月13日(水)    
[獣害] ブログ村キーワード

東京電力福島第一原発事故後、
6年以上も住民不在が続いた
福島県沿岸部の街で、獣害が
深刻化している。
イノシシなどの出没は
全国で増えているが、福島の
イノシシは人を知らずに育ち、
「すみか」として街に定着
している点で特異だ。
農地や家を荒らされ、襲われる
恐怖もあり、帰還をためらう
住民もいる。

この春、大半の地域で
避難指示が解除された富岡町。
田畑を持つ宇佐美益夫さん
(75)は帰還準備のため、
避難先のいわき市から毎週、
町中心部の自宅に通う。
爆竹とロケット花火を、
いつでも使えるように
玄関に常備している。
家の周りをイノシシが
うろついているからだ。

避難生活の間に、庭を
踏み荒らされ、倉庫の扉も
破られた。
ミミズを捕食したのだろうか、
田んぼのあぜも穴だらけに
なっていた。
少しずつ修繕しているが、
そのそばから、またイノシシに
出くわす。
悠然と道路を横切る群れ、
体長1b超の成獣もざらだ。
「人がいなくなると、
 こんなことになってしまう
 のか」と思い知らされる。

対策を迫られた県は、
イノシシの生息数を試算した。
衝撃的な数字が出た。
原発事故前の2009年度に
県内で3万頭余りだった
イノシシを、駆除せずに放置
した場合、19年度には
13万5000頭に増えるという
のだ。

イノシシは年に4〜5頭を
産むが、本来生息する
山間部では、子の多くが
1歳未満で死ぬ。
しかし、「無人の街」は
環境がまるで違う。
畑や果樹園、すみかに
適した竹やぶもあり、
民家の庭先には柿の木も
多い。外敵もいない
「楽園」だ。

東京農工大の奥田圭・
産学官連携研究員らの
研究チームは14年から、
住民避難が現在も続く
双葉、大熊町の市街地などで、
計約30頭に全地球測位
システム(GPS)端末をつけ、
調査を続けている。

見えてきた行動パターンは、
山から時折下りてくると
いった他県のそれとは
全く違った。
街外れの森にすら向かわず、
耕作放棄地や民家の周りなど
狭い範囲をウロウロしている。
奥田研究員は
「街に完全に定着している」
と分析する。
「この6年余りで
 代替わりも進み、今いる
 のは街で育った個体。
 人に追われた経験がなく、
 怖がりもしないだろう」

県は、沿岸自治体の避難指示
解除を見据え、15年度から、
毎年1万7000頭程度の
計画捕獲を開始した。
全59市町村で実施し、
成獣を減らして繁殖を抑える
とともに、山間部へ追い払う
作戦だ。
各自治体で猟友会などの
協力を得て「捕獲隊」を
発足させ、南相馬市では
16年度、原発事故前
(10年度、85頭)の
35倍にあたる2944頭を
捕獲した。
県は、19年度には
県全域で7000頭弱にまで
減らすことを目指している。

捕獲しても課題はある。
イノシシの肉には県全域に
出荷制限が、沿岸など一部には
摂取制限も出されており、
食肉利用はできない。
死骸は、自治体が処分を
担当するが、焼却処理が
追いつかない状態で、
焼却炉に入れる前の準備も
大仕事だ。

こうした中、双葉地方広域
市町村圏組合(富岡町)は、
イノシシの分解処理装置を
導入した。
微生物入りの木材チップに
イノシシを丸ごと入れると、
数日で処理されるといい、
21日から試運転を始める。

だた、もくろみ通りに事が
運ぶかは分からない。
現場の捕獲隊員らからは
「捕っても捕っても
 減らない」との声も
聞かれる。
各自治体は危機感を
募らせており、独自対策に
乗り出している。

例えば浪江町では、
小型無人機ドローンや
無人カーを使った実証実験が
始まった。
ドローンは、街中で低空飛行し、
大きな音や光を発しながら
イノシシを山へ追い払う。
無人カーは、搭載する
画像認証機能でイノシシと
人・車などを見分け、
イノシシを見つけると、
犬の鳴き声などを出しながら
追い回す。
ともに現在は人が操縦して
いるが、いずれは自動的に
追尾し、威嚇するシステムに
切り替える段階に入るという。
いったん崩れた人間と動物の
バランスが元に戻る道筋は、
まだ見えない。

福島県沿岸部の住宅地に
出没するのは、
イノシシだけではない。

浪江、双葉、富岡3町では
今年4〜11月の間、
アライグマとハクビシンを
少なくとも計513頭捕獲。
既に昨年度の379頭を上回った。
民家に屋根裏などから侵入し、
ふんをして室内を荒らす。
感染症を拡散させる危険も
ある。
双葉町では住民の要望を
受けて昨年度から、
小動物用の箱わなの貸し出しを
始めた。

浪江町の帰還困難区域から
二本松市に避難する
鈴木昭伊さん(84)も、
ヒノキ造りの自慢の家が
被害に遭った。
一時帰宅する度に、
部屋中でハクビシンの
ふんや足跡を見つけた。
玄関ドアはイノシシに破られ、
「あの家は取り壊すしかない。
 帰還する気落ちもなえる」
と肩を落とす。

同町では、ニホンザルに
農地や家庭菜園を荒らされる
被害も相次ぐ。
被害を防ぐには地域ぐるみで
サルを爆竹音などで脅し、
地域の外に追い出さなくては
ならず、住民同士の協力が
必要だ。
町の担当者は
「住民帰還が進んでいない
 現状では、十分な対策が
 難しい」と頭を抱える。
(讀賣新聞12/12 33(特別)面)
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする