2020年01月28日

救命の恩義は忘れないが、戦争の怨念も永久に忘れない

‘20年1月28日(火)

1890年秋。
オスマン帝国の使節団を乗せた
軍艦「エルトゥールル号」が
和歌山県沖で台風の直撃を受け、
遭難した。
荒れ狂う海に投げ出された
乗組員のうち69人を
串本町大島の住民が救助し、
献身的に看護した。
トルコはその史実を教科書に載せ、
後世に語り継ぐ
▼時は下って1985年3月。
イラン・イラク戦争のさなか。
各国は在イランの同胞を
帰還させる救援機を急派した。
が、日本政府の対応は遅れ、
多数の邦人が現地に残された。
窮地を救ったのがトルコ政府だ。
自国機を差し向けてくれた。
理由のひとつが伝統的な
親日感情。
その原点が、エルトゥールル号
遭難事件だった
▼そんな筋立ての映画が
5年前に公開された。
日本とトルコの合作
「海難1890」である。
安倍晋三首相も鑑賞している。
戦争と感染症。
もちろん、危機の性質は大きく
異なる。
首相は新型コロナウイルスの
感染が深刻化するなか、中国・
武漢に滞在する邦人のうち、
帰国希望者にチャーター機を
用意する方針を表明した
▼加えて国内の感染者に対し、
強制的な入院措置などを
可能とする「指定感染症」の
手続きをとる。
インバウンド消費の減少が、
日本経済を下押しする懸念も
生じている。
思えば、イラン・イラク戦争当時、
安倍晋太郎外相は危機対応に
苦労した。
グローバル時代の新たな厄災を
前に、首相の胸にどんな思いが
去来するのか。
(春秋 日本経済新聞1/28)

今次世界大戦で、
敗戦国となった日本。
心底信用できる国は少ない。
posted by (雑)学者 at 09:29| 千葉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月27日

強い野生動物を食べる前に弱い人間が肺炎にやられる

‘20年1月27日(月)

○新型ウイルス、海鮮市場で
中国国営中央テレビは26日、
湖北省武漢市の華南海鮮市場で
採取したサンプルから
新型のコロナウイルスが多数
検出されたと伝えた。
市場内でも野生動物が売られて
いた区域でほとんどが検出され、
今回の肺炎の感染源が
野生動物であることを裏付けて
いるという。

中国疾病予防コントロール
センターが
派遣した専門家チームが
1月1日と12日に採取した
585サンプル中、33サンプルから
ウイルスを検出した。
(北京時事 JIJI.COM1/26 23:28)

○死者増加、感染拡大
中国湖北省武漢市で発生した
新型コロナウイルスによる
肺炎感染で、中国政府は、
国内の死者が27日午前0時
(日本時間同1時)現在、
前日発表から24人増えて
80人に上ったと発表した。
感染者も769人増えて2744人に
なった。止まらない感染拡大を
受け、中国政府は同日、
春節(旧正月)に合わせた
連休を2月2日まで延長すると
発表した。
本来は24〜30日の1週間
だったが、3日間増える。
春節連休の延長は極めて異例の
措置だ。

死者の内訳は湖北省76人、
上海市、河北、河南、黒竜江
各省が各1人。
全国の重症患者は461人。
湖北省の発表によると、
同省の感染者は前日から371人
増え、1423人に上った。
うち重症患者は221人で、
危篤患者は69人。死者はさらに
増えるとみられる。
(北京時事 JIJI.COM1/27 09:39)
posted by (雑)学者 at 11:25| 千葉 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月26日

中国新型肺炎、病気持ちや高齢者に死者という気休め報道

‘20年1月26日(日)

○病気持ちや高齢者に死者
新型コロナウイルスによる
肺炎で、22日までに死亡した
感染者17人(48〜89歳)の
うち、全体の6割近くは
感染前から心臓や腎臓などの
持病が確認されたと、
中国政府の国家衛生健康委員会が
ホームページに掲載した。
平均年齢は73.3歳で、
60歳未満は2人だった。
専門家は
「重症化し、亡くなる感染者の
 多くは持病を抱える高齢者」と
分析している。

同委員会によると、22日までの
中国内の感染者は571人で、
うち重症は95人だった。

死者17人のうち、持病を抱えて
いたのは10人で、慢性腎不全や
パーキンソン病、糖尿病などだった。
このうち最高齢者の一人で、
13日に発症した89歳の男性は、
もともと重い心臓病を抱えていた。
18日に呼吸困難になり、翌日死亡した。

最も若い48歳の女性は、
糖尿病と脳梗塞の病歴があった。
昨年12月10日、38度の高熱や
体の痛み、疲労などが出た。
年末に息切れが出るなどし、
病院で肺炎の治療を試みたが、
1月20日に亡くなった。

2番目に若い53歳の男性は、
持病が報告されていない。

未成年の死亡はなかった。
 
感染症に詳しい東北医科薬科大の
賀来満夫特任教授は
「健康な若い人が亡くなる
 リスクは低い可能性がある。
 子どもの死亡例がないのは、
 発生源とされる市場の出入りが
 少ないからではないか。
 持病を抱える高齢者は
 注意が必要だ」と話す。
(読売新聞1/26 09:28)

○巨大都市の封鎖という荒技
旧ソ連には、核施設や
軍需産業の立地する
「秘密都市」があちこちに
あったという。
外部との交通や通信は遮断され、
住民たちはその存在さえ
口にできず、そもそも地図に
町の名は載っていない……。
おどろおどろしい潜入ルポが、
ときにメディアをにぎわした
ものだ
▼こちらはまさか、地図から
消すわけにいかないにせよ
相当な荒業である。
新型コロナウイルスによる
肺炎の発生源とみられる
中国・武漢市とその周辺を、
当局は事実上封鎖した。
武漢だけで人口1100万。
日本とも関係の深い巨大都市の
ロックアウトは前代未聞だ。
東京を封鎖するのと同じくらいの
非常手段ではないか
▼中国政府はそれだけ
強い危機感を抱いているのだろう。
かつて、重症急性呼吸器症候群
(SARS)流行のときに
対応が遅れたトラウマがあるに
違いない。
しかし、こういう強権発動を
目の当たりにすると情報隠しにも
走りはしないかと心配になる。
武漢は内部で何が起きているか
わからぬ、いわば
秘密都市となったのだ
▼とにもかくにも
「戦時状態」に入ったあちらに
比べ、わがほうの対応は――。
世界保健機関(WHO)が
緊急事態宣言を見送ったから
といって、様子見では困る。
「中国では緊急事態」というのが
WHOの見解なのだ。
遠い欧米と違って、隣国の日本は
それにより近い。
封鎖の向こう側に、しかと
目を凝らさねばならない。
(春秋 日本経済新聞1/25)
posted by (雑)学者 at 11:27| 千葉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月25日

成人式にしつけが間に合わなかった横浜市の若者たち

‘20年1月25日(土)

横浜市が今年の成人式で、
会場に配置する警備員を
前年より大幅に増やしていた
ことがわかった。
新成人が騒ぎを起こすことを
警戒しての対応だ。
警備費用は、前年の倍以上に
膨らんだ。24日に開かれた
市教育委員会の会合では、
苦言を呈する出席者もいた。

横浜市の成人式は13日、
横浜アリーナ(同市港北区)で
午前と午後に1回ずつ開かれた。
参加者は計2万4875人、
参加率は66・7%だった。

市教委によると、昨年の式では、
一部の新成人がステージに
上がろうとして式典が中断。
複数の警備員がケガを負った。

そこで今回は、昨年まで約400人
だった警備員を5割近く増やして
約580人とし、
アルコール検知器の数も増やして
警備態勢を強化。
昨年1600万円だった警備費用は
2倍以上の3900万円になった。

今年の式では、ステージに
よじ登ろうと肩車などをする
新成人がおり、開始が9分遅れた。
ただ、座席数を増やすために
ステージの位置を変更したことに
伴い、フロアからステージまでの
高さが増したため、結果として
ステージへの乱入を防止できたという。
一部新成人による暴力、爆竹の使用
などもあったが、中断には至らな
かった。

24日の市教委会合では、
元副市長で教育委員の
大場茂美氏が
「皆でお祝いする趣旨の祝日に
 休日出勤してまで、
 (警備員や市職員が)
 警備のことで神経をすり減ら
 さなければいけないのは
 非常に残念なこと」と指摘。
「警備が全くいらない
 お祝いの集いに早く転換
 できるよう、参加者に
 自重を促したい」と述べた。
(木下こゆる)(朝日新聞DIGITAL1/25 11:08)

警備員を警察官に代えたら
どうか。
悪いと分かっていて行う
暴力行為は
厳重に取り締まるべきである。
posted by (雑)学者 at 13:26| 千葉 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月24日

中国、新型肺炎で人口1千万の大都市「武漢」を封鎖

‘20年1月24日(金)

中国政府は23日、
新型コロナウイルスによる
肺炎の感染拡大を阻止するため、
感染の中心地である
湖北省武漢市全域の事実上の
封鎖措置を開始した。
感染者は中国のほぼ全土に
広がり、600人を超えた。

在中国日本大使館は23日、
北京で開催した邦人向け説明会で、
武漢市で日本人1人が重度の肺炎
となり、入院治療を受けている
ことを明らかにした。
新型コロナウイルスによるものか
どうかは確認中という。
関係者によると、60代の男性だ
という。

中国共産党機関紙・人民日報などの
ニュースサイトによると、
感染者は23日午後11時
(日本時間24日午前0時)までに、
死者17人を含む639人となった。
中国本土での感染確認は、
31の省・直轄市・自治区のうち
28に拡大している。
このほか、香港で2人、
ベトナム南部ホーチミンで
中国人2人、シンガポールで
中国人1人の感染が、それぞれ
確認された。

武漢市では23日午前から、
市外に向かう便を中心に
航空便、列車が運休となったほか、
地下鉄など市内の公共交通機関も
全面停止した。
市政府は住民に
「特殊な事情がなければ
 武漢を離れてはならない」と
呼びかけている。
交通運輸省は、全国の関係機関に
武漢からの車両、船舶の移動を
制限するよう通知した。
中国中央テレビは湖北省内の
高速道路の料金所30か所が
封鎖されたと報じた。

中国中央テレビなどによると、
武漢周辺の黄岡や鄂州、赤壁の
3市も、武漢市と同様の措置を取る。

また、感染拡大の影響で、
北京の世界遺産「故宮」も
25日から休館する。再開時期は
明示していない。

世界保健機関(WHO)は23日、
スイス・ジュネーブで専門家による
緊急委員会を再び開き、感染の拡大が
「国際的な公衆衛生上の緊急事態」に
相当するかどうかを協議した。
22日の会合では、テドロス・アダノム
事務局長が「より多くの情報が必要」
として、判断を保留した。
【北京=田川理恵】(讀賣新聞オンライン1/23 21:04)

上海の浦東国際空港は23日、
春節連休に日本を訪れようとする
旅行客らでごった返していた。
午後の便で大阪に向かうという
中国人の会社員女性(41)は、
旅行会社から通常より2時間早く、
出発の4時間前に空港に到着
するよう連絡を受けた。
空港の防疫対策が強化され、
検査に時間がかかるためだ。
女性は
「日本では中国で品切れの
 マスクを買うつもり」と話した。

このような訪日客を迎える日本では、
海外からの感染症対策として、
空港で発熱がある人の体温を感知する
「サーモグラフィー検査」を実施して
きた。

今回、国内1例目となった
神奈川県の30歳代男性は、
3日から発熱していたが、
解熱剤で熱を下げていたため、
6日の帰国時にサーモグラフィー
検査をすり抜けた。
男性の新型肺炎が疑われたのは、
受診した病院から保健所に報告が
あったためだ。
感染が正式に確認されたのは
15日だった。

新型肺炎の男性を捕捉できたのは、
医療機関から保健所への報告システム
「疑似症サーベイランス」のおかげだ。
昨年4月から、原因不明の感染症の
発生状況を早く把握する目的で、
運用を始めた。
(スキャナー 讀賣新聞1/24 3(総合)面).
posted by (雑)学者 at 11:55| 千葉 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする