2017年10月20日

中華思想に取り憑かれ、軍事大国を目指す中国

'17年10月20日(金)    
[中国] ブログ村キーワード

祖国の秋の景色が恋し
かったか、夏目漱石は
ロンドン滞在中、
菊の展覧会に出かけた
ことがある。
<白菊と黄菊と咲いて
 日本かな>という
俳句も詠んでいる
◆この句で先に
白がくるのは五七五の関係
だろう。
序列をつけたわけでは
あるまい。
ただ、同じく菊をめでる
土地柄である中国では、
黄色の菊が
特別に尊ばれるらしい。
中日辞典(小学館)でも
「黄花」の第一の意味は
菊になっている
◆その人の心の中にも、
恐らくは序列がある。
習近平総書記(国家主席)
である。
白は経済、黄は軍事力
だろうか。
きのう(18日)開幕した
中国共産党大会で
「豊かさから強さへの
 飛躍を実現した」と
述べたという
◆<白菊と黄菊と咲いて
  中国かな>。
そんなご心境だろう。
今世紀半ばまでに
「世界一流の軍隊」を
建設するとも語った。
一流ときましたか。
これからのどんな行動で
そう呼ばせるのか、
周辺国が
気にするところだろう
◆近所付き合いで
考えると、
観光客に買い物をして
もらったり、
世界の工場であったり、
かつ大市場でもある。
白い花をたくさん
頂戴しているように思う。
それだけで十分、
感謝されることに気づか
ないか。
(編集手帳 讀賣新聞10/19)
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2017年10月19日

話す力が足りないという英語ネタの小話

'17年10月19日(木)
[英語] ブログ村キーワード

昔、“英語ネタ”の小話が
あった。
主役は米国の駅の窓口で、
必死にニューヨーク行きの
切符を買おうとする
日本人である。
◆「to New York」と
言ったつもりが、
駅員には「two」に聞こえ、
切符が2枚出てきた。
慌ててtoを「for」と
言い直すと、今度は
「four」に聞こえたらしく、
切符は4枚になった。
動揺し「えーと、えーと」。
はて切符は最期に何枚に
なったか、もうお分かり
だろう
◆発音が正しければ、
こんなことは起こらない。
これからの大学入試の
英語は<話す力>を
より重視するという
◆すべての国立大学が
2020年度から、
共通テストに英検などの
民間試験を併用することを
決めた。
会話力が問われるが、
小学生から実用的な英語に
取り組む世代の迷いは
少なかろう。
読み書きはできても
会話でまごつく旧世代とは
違う。
つらい受験でも、
努力が身の果実となって
世界に羽ばたく人材も
増えよう
◆先の小話には国際版も
ある。
「えーと」では
英米で面白さが通じにくい
ため、「wait(待って)」に
代えるそうな。
「to」でつまずかない
人には、余計ごとかも
しれない。
(編集手帳 讀賣新聞10/18)

発音の悪い
「えーと」も「wait」も
8に聞こえる。
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2017年10月18日

同名の文学作品が単行本の後文庫本で出版されるわけ

'17年10月18日(水)
[文庫本] ブログ村キーワード

買った本から、ぱらっと
出てきたチラシの告知に
少々驚いた。
手元で開いているのは
文庫本・・・それとまったく
同じ作品が、単行本
としても同時に発売
されたという
◆今夏、早川書房から
出版された
米国のスパイ小説
『シンパサイザー』
(ヴィエト・タン・ウェン著、
 上岡伸雄訳)
は、
単行本から文庫へ、
という従来の手順を
踏まないらしい。
ちなみにこの単行本、
文庫(上下巻)に比べ、
値段が1000円以上も高い
◆同じ新刊が廉価で
買えるのはうれしいに
しても、出版社に
どんな利点があるのだ
ろう。
まさか売り方も伝統の
ミステリー風?
◆出版業界では年々、
文庫の売り上げが
下がっているという。
文芸春秋の松井清人社長は
先週、図書館員の集まる
会議で
「図書館は文庫の
 貸し出しを
 やめてほしい」と訴えた。
そもそも単行本のコストを
文庫本で回収する習いが
業界にあるそうで、
切実な申し入れにちがい
ない
◆かといって
利用者の手前、ウンと
言いづらいのが
図書館側だろう。
と、そこまで考え、
ひざを打った次第である。
もし単行本と文庫が
同時に刊行されたら、
できればお高い方を。
各方面、丸く収まる。
(編集手帳 讀賣新聞10/17)
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2017年10月17日

新聞で 見分けるフェイク 知るファクト

'17年10月17日(火)    
[新聞週間] ブログ村キーワード

「僥倖(ぎょうこう)
 としか言いようがない」
「望外の結果です」。
今をときめく将棋の
中学生棋士、
藤井聡太四段は、
対局後のインタビューで
使う難しい言葉も話題に
なった。
小学生の頃から
毎日、学校から帰ると
新聞に目を通していた
そうだ。なるほど、
圧倒的な語彙力にも
納得がいく

▼「新聞週間」が始まった。
各紙で著名人が新聞の
魅力や効用を語ってくれて
いる。もっとも、
新聞の購読者が減り続けて
いるのは、事実である。
なぜそうなるのか、
考える1週間であっても
いい

▼そこで思い出されるのは、
平成14年に87歳で
世を去った「超辛口」の
コラムニスト、
山本夏彦さんである。
とりわけ、新聞に対する
批判は激烈を極めた。
「わかりにくい言葉を
 読者にわかるように
 翻訳するのが
 ジャーナリストの仕事
 なのに、それをしない
 というよりする気がない。
 または出来ないのである」。
耳が痛いとしか、
言いようがない

▼「明治の昔は読むのを
  禁じる家庭が多かった。
  なぜ禁じたかというと、
  新聞はうそを書く、
  うそでないまでも
  誇張して書く。
  好んで醜聞をあばく」。
今年の新聞週間標語は、
「新聞で
 見分けるフェイク
 知るファクト」である。
「うそ」ではない
「事実」のみを書いている
のか、改めて自戒したい。
もっとも夏彦翁はその前に、
カタカナ語に
閉口しているだろうが

▼若者の「新聞離れ」の
背景には、
インターネットの普及が
挙げられてきた。
スマートフォンをいじって
ばかりいるのには、
別の理由もあるらしい。
「新聞を持ち歩くのは、
 かっこ悪い」
「電車の中で読むのは、
 オッサン臭い」という
のだ

▼小欄なら、新聞を
熟読している若い女性を
見かけたら思わず
見ほれてしまう。
これが「オッサン臭い」
ということか。
(産経抄 産経ニュース10/16 05:02)
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2017年10月16日

かつて米国とソ連はキューバ危機をどう脱したか

'17年10月16日(月)
[核ミサイル] ブログ村キーワード

最近、ハワイの現地紙
1面に大きく掲載された
記事には、いささか
驚かされた。
北朝鮮の核ミサイルが
ホノルルを直撃した場合の
被害を予測する
同心円の図と、ハワイ州の
準備計画が報じられていた
◆自らが脅かされると、
敏感に反応するのが米国だ。
2001年の
米同時多発テロ後の
アフガン戦争やイラク戦争が
思い起こされる。
米国を射程に入れた
北朝鮮の核ミサイルは、
決して許容されないだろう
◆かつて米国が身構えて、
核戦争が危ぶまれたのは
1962年のキューバ危機
だった。
ソ連がキューバに
核ミサイル基地の建設を
進め、米国は海上封鎖で
応じた。
緊張が続く中で、
ケネディ米大統領は
キューバ侵攻を唱える軍を
抑え、ソ連の
フルシチョフ首相は
基地撤去を決断した
◆頻繁に書簡を交わして
いた両首脳の間には
一定の信頼関係もあった。
危機の前年、
フルシチョフは相手の
誠実さを称え、ケネディは
諸問題を共に解決したい
と応じている
◆自らの体制を維持する
には核武装が不可欠と
誤解する北朝鮮をどう
動かすか。強い圧力と
丁寧な働きかけが必要だ。
乱暴な言葉の応酬では
平和解決は遠のくばかりだ。
(編集手帳 讀賣新聞10/15)

参考
あなたが、私の足元に
ハリネズミを投げつけたら、
私はヤマアラシを
投げつけますから。
 ニキータ・フルシチョフ

If you start throwing
hedgehogs under me,
I shall throw a couple of
porcupines under you.
  Nikita Khrushchev
(音読したい英語名言300選
 英語名言研究会編著 中経出版) 

posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする