[台風] ブログ村キーワード
大型で強い台風18号の
目がわが市を通過した。
静岡県浜松市に上陸した
時点での様子が
テレビで報じられたとき、
わが市が予報円の
真ん中にあることから、
多少の被害は覚悟した。
台風の中心が
通過した自治体では
道路の冠水、床上浸水、
土砂崩壊などの甚大な
被害があった。
わが市は風雨が
さほど強くはなくて、
普通の荒れ模様程度で
台風は抜けていった。
「テレメータ水位
○○」で検索すると
自宅近くの
例えば、利根川水系の
支流の河川の
○○観測所での水位が
危険水位かどうか、
毎正時(1時間毎)に
河川の断面図で示される。
都道府県の災害情報関係の
資料を探し当てれば、
水位観測所の一覧表が
見つかる。そこに最寄りの
○○観測所があるはずで
ある。
これは国土交通省の
【川の防災情報】である。
徐々にでも水位が
下がってくれば安心で
ある。
その河川の断面図では
5b(堤防の高さ)に
なったら、
氾濫や決壊の危険があるが、
6日10時から増え始め、
13時にピークの2.9bに
達したが、15時から
減り始めている。
朝方、携帯に市から
防災情報のエリアメールが
届いた。
○○市に対して
土砂災害警戒情報が発表
されました。
土砂災害が発生する危険性が
非常に高まっています。
今後、地域によっては
「避難勧告」、「避難指示」の
発令の可能性もありますので。
注意してください。
なお、避難勧告等の発令が
なくても、危険を感じた時は
早めに安全な場所へ避難して
ください。(○○市)
―(END)―
さて、われわれは
自分の身を守るために
どれだけ、
防災情報に沿って行動して
いるだろうか。
深刻に受け止めていない
節もある。
河北新報のコラムは
これを取り上げていた。
新青森駅から新幹線に乗り、
車内放送を聞いておやっと
思った。昔から
「最近、車内で盗難が非常に
増えている。ご注意を」が
決まり文句。その日は
「時折、盗難があるので」と
言い、現実に則している
印象だった
▼毎日増えているとしたら、
それこそ日本の列車は
泥棒天国である。
注意喚起のために、少々、
大げさに言っているだけと
聞き流していた。
危機感をあおるのと、
淡々と事実を話すのと
どっちが心に届くの
だろう
▼災害心理学の
広瀬弘忠氏によると、
現代人は危険を実感しない
うちは避難を始めない
傾向がある。
神奈川県平塚市で以前、
大規模地震の警戒宣言が
誤って市のスピーカーから
流れた時も、多くの市民は
半信半疑で
テレビやラジオで確認
しようとした。
混乱は生じなかったという
▼災害に直面し、
恐れや不安はあっても、
すぐに異常な集団行動が
起きるわけではない。
「パニックはまれだ」と
広瀬氏は指摘する。
緊急時は大混乱する
というのは
古い誤った災害観。
本当に怖いのは
パニックへの過度の恐れだ
▼米国ではレストラン
火災で「ぼや」と放送
したために、大勢が逃げ
遅れた。
福島の原発事故では
「直ちに影響はない」
という言葉が不信感を
招いた。
韓国の水難事故もしかり。
誇張や過小ではなく、
正確な情報こそが求め
られる。
(河北春秋 河北新報10/6)
「空振りでもいい」と
防災情報を出す側に
躊躇はなくなっている。
高波の写真を撮りに行った
米兵3人が波に拐われた。