2008年05月27日

演歌裏サイト 作詞家と作曲家のせめぎ合い

'08年5月27日(火)

家を造るには棟梁に任せるのが一番。
柱を立て、瓦屋が屋根をふいたら、
左官屋が壁を塗る。
その前に電気屋が電気の配線をして、
コンセントを取り付ける。
床をはったら、畳屋がくる。
その次に建具屋が戸障子をはめにくる。

チーム○○工務店ならば、
前の職人の進捗状況を聞いて
次の職人が自分の出番を知り、
間を空けずに仕事をしにくる
ことで効率よく竣工させる
仕組みにしてあるでしょう。

見えないベルトコンベアに
乗っているのです。



山口 作曲家には二通りあって、
    同じ言葉を二つ書いていくと、
    これは作曲家の分野だ、って怒る
    人がいる。

    何とかのワルツってかいて渡したら、
    えらく怒られたことがある。
    猪俣公章さんに、
    『最初からだれがワルツと決めた』
    って。     

平尾  作曲家の分野に
    入り込むなって・・・・・・・・・

山口 『ああ』とか書いていくと、
    どうしてここにああっていうのか・・・・
    これは作曲家の分野だ』って怒る

山口 『瀬戸の花嫁』って曲先なんですか?
平尾  いや、山上路夫さんも『瀬戸の花嫁』と
    いうテーマで詞をつくってきたんです。

    イチ、ニ、サンで、ポッとボクの曲と
    合わせてみたら、面白いね、
    ぴったりあうんですね、これが。
引用:山口洋子編 平尾昌晃の歌上手になる本 講談社文庫

作詞家と作曲家による
曲づくりの最初の工程は
ベルトコンベアには乗らない
作業のようです。

ジグソーパズルのように
きちっとおさまらないと
聞くものに伝わる名曲には
ならないのでしょう。

妥協のない分業から
妥協を前提にした共同作業に
移らないと、
そして、
そのために生じる
せめぎあいによる
生みの苦しみを経ないと
名曲は誕生しないのでしょう。

歌手のプロモーションのために
曲をつくることも
あるでしょうし、

芸術家のインスピレーションが
が勝って、歌手が後で決まる
こともあるでしょう。

3分間のドラマ
30分でできるのは
稀なことのようです。


posted by (雑)学者 at 00:00| 東京 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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