2021年02月26日

マスク生活による酸欠状態、尺八の呼吸法に改善策あり

‘21年2月26日(金)

マスク着用生活が続く
コロナ禍では、
呼吸の浅さに
悩みを抱える人が増えて
いるという。整体師で
楽健道協会代表理事の
京谷達矢さんは、
マスク着用が恒常化して
いるいま、多くの人が
平常時の6割ほどしか
酸素を吸えていないと
指摘する。
「肺に新鮮な酸素を
 たっぷり取り込む
 ためには横隔膜の
 しなやかな動きに加え、
 深い呼吸が不可欠です。
 ところがいまは普段
 以上に全身がこり固まり、
 自粛生活のストレスで
 横隔膜の動きが鈍って
 いる。
 そのうえ、マスク越しに
 息を吸うため呼吸が浅く
 なってしまっている
 のです」(京谷さん)

恐ろしいのは、酸欠状態が
続いて横隔膜のこわばりが
さらに悪化すると、
鼻呼吸そのものがおぼつか
なくなることだ。
「胸だけを動かす
 胸式呼吸に比べ、
 お腹を膨らませたり
 へこませたりして行う
 腹式呼吸は取り込める
 酸素の量が多く、
 健康効果も高い。
 ところが、横隔膜を
 正しく動かせなければ
 腹式呼吸はうまくでき
 ません。
 実際、クリニックに
 来院する人のほとんどが
 上手に腹式呼吸が
 できていない状態です」
 (京谷さん)

東京女子医科大学で高血圧・
内分泌内科教授を務める
市原淳弘さんも
「筋肉量の少ない日本人は
 そもそも腹式呼吸が
 苦手な人が多い」と言う。
「加えて、テレワークで
 前かがみの姿勢が続く
 ことでも横隔膜は動かし
 づらくなり、さらに
 呼吸に支障が出ます」
 (市原さん)

マスク越しの呼吸で
酸素がうまく取り込めず、
横隔膜の動きが鈍って
腹式呼吸ができなくなり、
さらに酸欠になっていく──。

こんな“負のスパイラル”を
打開する方法が意外にも
和楽器の演奏法にある。
『「密息」で身体が変わる』
(新潮社)を著した
中村明一さんは、
尺八の奏者だ。
「西洋から腹式呼吸の
 方法が伝わる前から、
 尺八奏者はほぼ息継ぎ
 なしにもかかわらず、
 大きな音で演奏が
 できていました。
 なぜこんなことが
 できたのか。
 それは胸筋や腹筋
 ではなく、
 腹部の深層筋を使い、
 お腹を膨らませたまま
 肺に空気を送り込む、
 日本古来の“密息”と
 よばれる呼吸法を
 行っているからです」

手順は以下。
まずは骨盤を立て、浅めに
いすに座る。
「背中を直立させたまま、
 前傾姿勢になって
 骨盤を倒し、
 お腹を膨らませながら
 息を口から吐いてくだ
 さい。
 吐ききったら今度は
 鼻から吸いますが、
 このときも膨らんだ
 ままのお腹をキープ
 するつもりで吸うこと」
 (中村さん)

お腹を膨らませたまま
呼吸できるのかと心配に
なるが、やってみると
意外と簡単だ。
「日本人が着物を着て
 生活していた時代は、
 帯でお腹を締めていた
 ので、この密息という
 呼吸法が普通でした。
 静かな呼吸ながら
 大量の空気を取り込む
 ことができ、
 かつ大腰筋の鍛練にも
 つながって体幹が安定、
 精神安定にも寄与する
 という効果も見込めます」
 (中村さん)

はじめは1日30回を目安に
行ってみるといい。

腹式呼吸をせずに深く酸素を
取り入れる方法はほかにも
ある。
市原さんが推奨するのは
「片鼻呼吸」だ。
「鼻呼吸には副交感神経を
 優位にして血圧を下げる
 効果があります。
 加えてそれを片鼻ずつ
 行うことで酸素の
 通り道が1点に固定され、
 深い呼吸が可能になります。
 まずは右手の親指で右鼻を
 押さえて左鼻から
 ゆっくり息を吸い、
 両鼻を押さえていったん
 息を止めます。
 その後、左鼻だけを押さえて、
 右鼻からゆっくり
 息を吐いてください。
 これもまずは1日2回を
 目安に、6回まで増やして
 いくといいでしょう」
 (市原さん)
‘※女性セブン3月4日号)(NEWSポストセブン 2/24 07:05)
ラベル:マスク 酸欠
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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