2021年01月18日

接種が始まるワクチンの効力を過信してはいけない

‘21年1月18日(月)

新型コロナウイルスの
ワクチン接種が2月下旬から
日本でもスタートする。
現時点で承認申請が行われて
いるのはファイザー社の
ワクチンで、当面は16歳以上が
対象になる予定だ。
ワクチンによって集団免疫が
獲得できれば、感染拡大に
歯止めがかかると期待されている。
多くの人がワクチンを接種すると
感染しない人が増えて、
結果的に周囲の人たちも感染する
機会が減って感染拡大が
収束する――という考え方だ。
しかし、今回のワクチンが
感染拡大を抑制できるかは
未知数で、むしろ感染を広げて
しまう危険がある。
ファイザーの臨床第3相試験
では約95%の有効率が確認
された。
これは、参加した約4万人を
「ワクチンを接種する2万人」と
「偽薬(プラセボ)を接種する
 2万人」に振り分け、
新型コロナウイルス感染症を
「発症した人」の人数を数えて
比較した数字である。
接種した2万人のうち発症した
のが8人、偽薬を接種した
(ワクチンを接種しなかった)
2万人のうち発症したのが
162人だから、ワクチンを接種
すれば接種せずに発症した
162人を8人に減らせる効果は
期待できる。しかし、カウント
されたのはあくまでも
「発症した人数」で、ワクチンを
接種して発症しなかった人の
中には、感染しても発症しない
無症状感染者が含まれていた
可能性
があるのだ。
米国の研究機関で遺伝子研究に
携わってきた岡山大学病院
薬剤部の神崎浩孝氏は言う。
「新型コロナウイルスは
 無症状でも感染させてしまう
 のが大きな特徴です。
 ワクチンを接種した人が、
『これで自分は感染しないし、
 人にうつす心配もない』と
 過信して、手洗い、マスク着用、
 3密回避といった感染対策を
 やらなくなり、大人数での
 飲み会に参加するなどして
 他人と濃厚接触する人が増えると、
 感染を拡大させてしまう恐れが
 あります」

■ワクチン効果で作られる
抗体が不十分だと…

また、ワクチン接種で作られる
抗体の量や効果も未知数なため、
どこまで感染を抑制できるか
どうかがはっきりしていないと
いう。
「今回のワクチンは
『mRNAワクチン』と
 呼ばれるまったく新しい
 タイプのワクチンです。
 新型コロナウイルスが
 ヒトの細胞に侵入する時に
 使うスパイクタンパク質
(Sタンパク質)を作り出す
 遺伝情報を粒子に封入して
 投与し、血液内に
 Sタンパク質を作って抗体を
 作り出す仕組みです。
 ただ、接種によって
 どれくらいの量の抗体が
 作られるか、有効な期間が
 どれくらい持続するか
 はっきりわかっていません。
 体内で迅速に十分な量の
 抗体が作られれば、
 発症だけでなく感染も予防
 できます。
 しかし、抗体の量が不十分だと、
 発症は防げても、鼻や喉などの
 粘膜に感染を広げてしまう
 程度のウイルスを保有している
 人が出てくる可能性もあります」
 (神崎氏)
現段階では、ワクチンはあくまで
「発症」を防ぐ効果が期待できる
だけで、感染しなくなったり、
他人にうつしたりするケースが
なくなるわけではない。
ワクチンを接種すれば何の制限も
なく行動できるようになるという
考えは大きな勘違いで、
手洗い、マスク着用、3密回避
といった感染対策は欠かせないのだ。
(日刊ゲンダイ ヘルスケア01/16 09:31)
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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