2020年11月20日

つい最近まで通用していた松下幸之助さんの人生心得

‘20年11月20日(金)

〇女性と仕事
最近はよく、男女の平等と
いったことがいわれ、
昔に比べて職業をもつ
女性が増えてきました。
そうした姿は非常に意義の
あることで大いに結構な
ことだと思います。

ただ私は、この平等
ということは、男女の平等に
限らず、だれもが何もかも
同じということではないと
思います。
人にはだれにも、他人とは
異なった独自の天分、特質が、
それぞれに与えられ、
備わっていますが、平等と
いうことは、独自の特質が
だれにも同じように
与えられているという意味で
平等なのであって、
与えられている特質がみな
同じということでは決して
ない。
ですから、男女の平等と
いっても、それは男と女が、
何もかも同じように考え、
行動するべきだ、というの
ではなく、それぞれの特質、
役割が男女ともに十分発揮
されるようにしていく、
ということでなければ
ならないと思うのです。

実際、男性と女性の特質、
役割には、おのずと異なった
ものがあると考えられます。
それは、お互い人間の
日常生活の姿からも明らか
でしょう。

人はだれでも、男性にせよ、
女性にせよ、生涯一人で
暮らすのが本来の姿かと
いえば、そうではないと
思います。
何らかの考えから、自分は
生涯独身で過ごすという人も、
なかにはあるでしょうが、
それはどちらかといえば
例外で、一般には男女が一対
となり夫婦として暮らすのが
普通の姿であり、
それが人間本来の姿でもある
のではないでしょうか。

そうとすれば、その夫婦の
あいだで、出産、育児という
役割を果たす天与の特質を
もっている女性と、
そうでない男性とでは、
その役割はおのずと異なって
くるでしょう。
つまり、主として男性は
外に出て働き、女性は家を
守り治めるという役割を
担うことになります。
そのようにして夫婦が一体と
なり、健全な家庭を築いて
いくことが、社会全体の
発展をも支える人間本来の
あり方ではないかと思うのです。

ところが、過去の日本に
おいては、いわゆる
男尊女卑的な考え方が
あって、そこからなにか
外に出て働くことを尊び、
家を守り治めることを
軽視するような風潮が、
一面に見られました。
しかしこれは大きな間違い
だと思います。
外で働くか内で働くかは、
どちらかを重視し、
どちらかを軽視すべきもの
ではなく、
両方がともに同じように
尊いわけです。

もちろん男女の役割分担に
ついては、双方が同じ役割を
果たし、同じように仕事を
分担すべしという考え方も
成り立ちましょう。
しかし、現実の問題としては、
出産とか授乳といったことは
男性にはできませんし、
もし女性に、出産、育児と
いった役割に加えて、男性と
同じ役割をも担わせるとしたら、
それはきわめて過重な負担を
強いることになってしまい
ます。

ですから、やはり男女は、
本来、異なった役割を負って
おり、その役割はどちらも
同じように尊いのだと
考えるのが、自然で素直な
考え方ではないかと思います。
また、そういう考え方を
基本において、それぞれの
役割に生きていくところに、
真の幸せというものもある
のではないでしょうか。

しかしそれは、女性は外で
働くべきではない、という
ことでないのはいうまでも
ありません。
初めにも述べたように、
職業をもつ女性が増えてきて
いることは、非常に意義の
あることだと思います。
最近は、社会が進歩し多様化
するに伴って、女性に適した
仕事、また女性でなければ
できない仕事もいろいろ
生まれてきています。
そういう仕事は、それに
ふさわしい女性にやってもらう
ことが、女性の特質を生かす
ためにも、社会のためにも
大事だと思います。
また、女性が実社会を知る
という意味から、結婚までの
一時期、社会に出て職業を
もつことも、それなりの
意義があり、好ましいこと
でしょう。

ですから、これからも、
女性が社会に出て職業につく
ことは大いに結構なことだと
思うのですが、そこには
やはり、人々が女性本来の
役割を正しく知って、
これを適正に評価するという
姿がなければなりません。
女性は本来、家庭にあって
家を守るということが
大切で、そのことの意義と
重要性が、社会全体として
もっと適正に認識され、
高く評価される必要がある。
そういうことを前提として、
女性の社会進出が進められて
いくべきだと思うのです。

そういうことが、
真の男女平等ということにも
通じているのではないか
と思うのですが、どうで
しょうか。
(松下幸之助 人生心得帖 PHP文庫)

働き方改革の意識が
広く定着して
遅くまで居残りをしなくて
済むなど女性に働きやすい
社会にする必要もあるの
ではないか。

お母さん、
私は大きくなったら、
家にいる。
「お帰り。」と言って
子供と遊んでやるんだよ。
(藤田麻耶 兵庫県8歳)

お母さんは、どうして
男の仕事ばっかりするの。
男になっちゃうよ。
(大地恵美 新潟県10歳)
(日本一短い「母」への手紙一筆啓上 大巧社)
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 🌁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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