2020年05月29日

他人の悪口や批評は面白い、ましてや匿名でとなれば・・・

‘20年5月29日(金)

清少納言は自分のゴシップ好きを
あっけらかんと枕草子に書いた。
「人のうわさをすると怒る人が
 いるのは、わけが分からない。
 ……わが身を差し置いて言う
 他人の悪口や批評ほど言いたい
 ものは他にあろうか」
▲ただ本人の耳に入って
恨まれるのは面白くないという
から、まあ勝手な話である。
後の世には、わが身を差し置いて
匿名で他人に悪口の矢を浴びせ
られる仕掛けができる。
そう聞いたら、平安の才女は
その恐ろしさに気づいたろうか
▲先日急死した
女子プロレスラーの
木村花(きむら・はな)さんが
ネットで中傷されていた問題が
波紋を広げている。
会員制交流サイト(SNS)の
事業者団体は緊急声明を出し、
侮辱を意図した投稿者には
サービス利用停止措置を取る
などと表明した
▲出演したテレビ番組での発言に
ついて「SNSいじめ
SNSリンチ」ともいわれる
激しいバッシングを受けていた
木村さんだった。
その痛ましさに、ネットでの
誹謗中傷の規制強化を求める声が
にわかに高まったのも無理はない
▲さっそく国会では与野党が
中傷対策のルール化の検討を始め、
総務相は発信者の情報開示を
めぐる制度改正に言及した。
ただ匿名発言も含め、事は表現の
自由にかかわる。
ここは諸外国の例もふまえた
周到な論議を省いてはなるまい

「呪(のろ)いはヒヨコのように
 ねぐらに戻る」とは
英語のことわざだ。
他人を呪う言葉は自分に返ってくる
との意味で、ヒヨコのたとえに
意表を突かれる。
SNSで呪いの言葉を発する前に
思い出してほしい。
(余録 毎日新聞5/28 2/05)

人を呪わば穴二つ、という
ことわざもある。

人を恨んで、その人を不幸に
陥れようとすれば、
自分もまた、不幸な目に遭う
ということ。
<人を呪わば、身を呪う>とも
いう。
(新国語研究会編 ことわざ辞典 緑樹出版)

〇SNSは大統領の道具?
米ホワイトハウスのマケナニー
大統領報道官は27日、
トランプ大統領が28日にも
インターネット交流サイト
(SNS)に関連した大統領令に
署名すると明らかにした。
詳細には触れなかったが、
ツイッター社がトランプ氏の
投稿の事実関係に疑いがある
として利用者に注意喚起した
ことを受けた対抗措置とみられる。

トランプ氏は27日、SNSに対し、
サイト「閉鎖」を含む対応を
辞さない考えを示した。
「共和党は、SNSが保守派の声を
 完全に封じようとしていると
 感じている」と指摘し、
「そうなる前に強力に
 規制するか閉鎖する」と警告
した。

真偽不明の情報の拡散に神経を
とがらせるSNSと、
「言論弾圧」だとしてこれに
反発するトランプ氏の
対立がエスカレートしている。

トランプ氏は先に、
カリフォルニア州の
郵便投票導入の動きを
「不正がはびこる」などと非難。
ツイッター社が注意喚起の警告を
発すると、27日の投稿で
「彼らは2016年も
(民主党を勝たせようとして)
 失敗した。さらに洗練した
 取り組みを許してはならない」と
応酬した。 
【ワシントン時事】(時事通信社5/28 10:01)

参考
木村花事件の波紋
高市早苗総務大臣は
5月26日の記者会見の中で
木村が誹謗中傷を受けていた
ことに対して
「匿名で人を中傷する行為は
 人として、ひきょうで
 許し難い」と発言したうえで、
匿名発信者の特定を容易にする
などの制度改正を含めた対応を
スピード感を持って実施する
意向を示した。また同日、
LINEやTwitterなどのSNS
事業者でつくる
ソーシャルメディア利用環境
整備機構は緊急の声明を発表し、
SNS上での嫌がらせや
名誉毀損などを禁止事項として
利用規約に明記し、こうした
行為を把握した場合、
利用停止などの措置を徹底する
とした。
法律に基づき情報を開示する
よう求められた場合、
適切な範囲で必要な情報を
提供する。
機構は特別委員会を設立して、
さらに対策を検討するとしている。
(Wikipedia)
ラベル:SNS
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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