2020年05月24日

わが国の制度はどれも完璧だが、末端で機能しないのが欠点

‘20年5月24日(日)

〇毎日新聞
新型コロナウイルスの流行で
テレワークを迫られ、
ウェブ会議システムを
利用した方も多いのでは
ないか。
世界的なシステム利用者の
急増で数社がシェア獲得に
しのぎを削っているが、
草分け的存在はスカイプ
だろう。
2003年、バルト海に面した
エストニアの首都、タリンで
誕生した
▲同国は人口132万人、
資源にも乏しい。
1991年の独立後、
情報技術(IT)への投資を
重視し、行政サービスの
電子化に積極的に取り組んで
きた
▲旧ソ連時代の苦い経験から
個人情報保護にも目配り
しながら、
選挙、教育、会社登記などの
電子化を進めた。
今や結婚と不動産取引以外の
行政サービスはすべて
オンラインで手続きできると
いう
▲そんなデジタル先進国も
コロナの脅威に直面した。
そこで3月中旬に実施した
のが「ハッカソン」だ。
プログラミングを意味する
ハックとマラソンを合わせた
造語で、
IT企業や技術者たちから
コロナ禍に立ち向かう
アイデアを募ったのだ
▲早速、人工知能(AI)を
使い、コロナに関する質問に
答える自動会話システムが
政府に採用された。
この試みは世界にも広がり、
4月には100カ国以上から
1万2000人が参加して
「グローバル・ハック」が
開催された
▲国連の電子政府ランキング
では日本がエストニアより
上位なのが驚きだが、
実態とは懸け離れている。
コロナ対策では10万円給付の
オンライン申請を停止する
自治体が続出するなど
機能不全が露呈した。
コロナ後を見据え、
衆知を集めてはどうか。
(余録 毎日新聞5/23 2:06)

〇河北新報
国が1人当たり10万円を配る
特別定額給付金や従業員を
休ませた企業に支給する
雇用調整助成金。
手続きが煩雑だったり
システムに不具合があったり
して、目詰まりを起こして
いる
▼哲学者の内山節さんが
「冷たいお金、温かいお金」
という問いを立てている
(『怯(おび)えの時代』)。
自分の手元にある3千円は
単なる交換価値にすぎないから、
冷たい金。
一方で、祖母が孫が喜ぶ顔を
想像しながら欲しがっていた
物を3千円で買ったとしたら、
温かい金となる
▼新型コロナウイルスの
感染拡大で貧に迫る国民への
10万円は本来、温かい金
だったはず。
ところが、
マイナンバーを使った
オンライン申請が
各地の自治体で混乱を
引き起こし、雇用助成金は
山のような提出書類を求め
られる。
窓口業務に当たる職員の
疲弊も極まり、
「厄介金」の側面も
▼ロッテのドラフト1位
ルーキー佐々木朗希投手
(岩手・大船渡高出)が、
小学4年の母の日に
100円ショップで買った
ハンカチをプレゼントして
大喜びされたエピソードを
披露した。
100円玉を握りしめた子の
心を親が知る
▼支給額の多寡ばかりが議論に
なるが、
人のためを思えばこその給付
であることを銘記したい。
困窮者に向けたスピード感、
分かりやすさも温かさのうち。
金配りとは気配りのこと。
(河北春秋 河北新報ONLINE NEWS5/23)
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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