2020年04月01日

新型肺炎は国家の強権がなければ押さえ込めない

‘20年4月1日(水)

新型コロナウイルスの波は
東南アジアにも押し寄せている。
域内10カ国の感染者は
30日時点で計8400人、
死者は250人。対応は
さまざまで、シンガポールは
I Tを駆使して感染者を追跡。
インドネシアでは、
イスラム断食月(ラマダン)明けの
帰省禁止を検討している。
タイではムエタイ会場で
集団感染が発生。
ベトナムでは新聞が休刊に
なった。

◇際立つ追跡能力

死者が3人にとどまっている
シンガポールは爆発的な
感染拡大を抑えており、
新型コロナ対策の
「優等生」と評される。
際立つのが、感染経路や
濃厚接触者を割り出す能力の
高さだ。警察官も投入され、
監視カメラを駆使して感染者の
行動を追う。
市民が虚偽の説明をすれば
禁錮刑を科される可能性がある。

さらに、感染者を探せる
スマートフォン用アプリも開発。
相手もアプリを使っていることが
前提だが、感染者のアプリから
「最近、2b以内で30分以上
 接近した人」(保健省)が分かる。
強権で知られる政府なだけに、
プライバシーや人権侵害を懸念
する声は市民から上がっていない
ようだ。

◇首都圏から脱出続く

隣国のインドネシアでは
30日までに感染者は
1400人以上、死者も120人を
超えた。このうち7割以上が、
ジャカルタ首都圏(人口2700万人)を
抱える3州に集中している。

ただ、5月下旬に始まる
ラマダン明け大祭の12連休で、
全国へのウイルス拡散が懸念さ
れている。
日本の盆や正月と同様、
首都圏から大勢が各地に帰省
するためで、政府は
「アメとムチで」(地元紙)帰省を
禁止する方法を検討中だ。

しかし既に首都圏を脱する人が
続出。
「在宅勤務の導入や商業施設の
 休業で生活できなくなった
 露天商らが帰省している」と
政府はみている。

◇ムエタイ会場で集団感染

タイの国技ムエタイの会場で
3月上旬、新型コロナの
集団感染が発生した。
政府がスポーツ行事の自粛を
閣議決定したにもかかわらず、
強行した結果で、ムエタイを
運営する陸軍のアピラット司令官が
経緯の調査を命じた。

試合は6日、バンコクの競技場で
行われ、約5000人が観戦。
司会を務めた人気俳優や
場内にいた陸軍幹部も感染した。
タイでは当初、感染者は
バンコク周辺に集中していたが、
3月下旬以降、地方に広がった。
観戦した地方出身者から拡散した
可能性が高いとみられている。

◇新聞発行を停止

ベトナムの英字紙ベトナム・
ニュースは30日、同紙の
女性記者が新型コロナに
感染したことを受け、
31日から4月15日まで
新聞が休刊になると発表した。
この記者と接触した多くの
社員が医療施設や自宅で
隔離措置を受けており、
「印刷した新聞を届けるのが
 不可能になった」としている。

女性記者が取材した外国人が
新型コロナウイルスに感染して
いたことが26日に発覚し、
記者も30日に感染が確認
された。ベトナム当局は
同紙の本社が入るビルの一部を
閉鎖しているという。
同紙はインターネット・サイトで
最新のニュースを更新していく
方針。ベトナムでの感染者数は
30日時点で、約200人。

◇全土を移動制限

感染者数が30日までに
累計2626人と、東南アジアで
最多のマレーシア。
感染者の約半数が、
クアラルンプールのモスクで
2月27日から3月1日まで
開かれた大規模な宗教行事の
出席者らで占められている。

就任したばかりのムヒディン首相は、
(3月)18日から4月14日まで
全土を対象に移動制限を発令。
生活に欠かせない一部サービスを
除いて企業活動も停止し、人々は
自宅待機を強いられている。
経済への影響も深刻で政府は
3月27日、2500億リンギ
(約6兆2000億円)の
大型景気刺激策を打ち出した。
(時事通信社3/31 08:05)
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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