2019年11月06日

自国第一主義国はわが国の台風被害など意に介さない

‘19年11月6日(火)

「私たちの子孫の環境は
 気温の上昇で快適になる
 だろう」。
こう説いたのは
トランプ米大統領ではない。
19世紀末に人間の活動による
地球の温暖化を最初に指摘した
スウェーデンの科学者、
アレニウスという
▲彼は大気中の二酸化炭素
濃度気温上昇の関係について
的確に予測した。
だが二酸化炭素の増加の
スピードは読み誤ったようで、
数度の気温上昇には数千年
がかかると考えた。
そして北欧出身の彼は
温暖化をむしろ歓迎した
のである
▲温暖化への楽観は他にも
あって、アレニウスは
二酸化炭素の多い金星表面は
気温50度ほどの湿地と
考えた。
しかし後代の探査機の
観測により金星は温室効果で
500度超の灼熱の世界と
分かる
(石弘之(いし・ひろゆき)著
 「名作の中の地球環境史」)
▲こちらの温暖化楽観論は
出身地ゆえでなく、大統領選
狙いの支持層へのアピールの
ようだ。
トランプ米政権は
地球温暖化対策の
国際枠組み「パリ協定」からの
離脱を国連に通告した。
トランプ氏にすれば、
かねての公約の実行である
▲187カ国・地域の協定から
世界の二酸化炭素排出量の
15%を占める米国が
抜ければ、
温暖化対策への影響が
小さいわけがない。
ただ実際に離脱するのは
1年後の米大統領選翌日で
ある。
まさに地球温暖化の
将来がかかる選挙となる
▲温暖化を楽観する
選挙民にも
化石燃料頼りの自分たちの
雇用などの事情はあろう。
その政治利用をはかる
トランプ氏には、地球規模の
危機を警告する科学者らの
声は本当にたわごととしか
聞こえないのか。
(余録 毎日新聞11/6)
posted by (雑)学者 at 18:17| 千葉 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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