2019年07月15日

観察力を磨くためにデッサンをする、東大の授業でも

'19年7月15日(月)

ルネサンスの巨匠、
ミケランジェロとレオナ
ルド・ダ・ヴィンチは
ともにデッサンを重視した。
前者は弟子にこう書いて
いる。素描しなさい。素描
しなさい、時間を無駄に
しないで――。繰り返し
説く様子を、三菱一号館
美術館で一昨年あった
展覧会の図録は紹介する
▼形や陰影、質感などを
注意深く見て、再現する
ための情報量をふくらま
せる。自然科学にも関心を
向けたレオナルドは人体の
解剖までして精密な素描を
残した。科学的な視点が
ふんだんな彼に対し、
ミケランジェロは人間の
動きの力強さをとらえた。
違いはあるが、鋭い視線を
土台に理想の美を追求した
点は共通している
▼そうした人の観察力が、
これからも敬意を払われ
続けるだろうか。
企業の採用面接では
人工知能(AI)が応募者の
表情をもとに性格を見極め
始めた。脳波と心拍から
AIで感情を読むシステム
など、人の観察眼に取って
代わる新技術は
毎日のように報じられて
いる。
芸術分野に入り込んでいく
のも荒唐無稽ではあるまい。
▼観察力が衰えないかと
いう危機感からだろうか。
東大は6月から専門家を
講師にドローイング
(デッサン)の授業を
始めた。
文系、理系を問わず、
学生に新しいものの見方を
発見してもらうという。
デッサンについて
レオナルドは、
仲間と一緒に描いて比較
すると刺激になる、と
語っている。助言を授業で
実践できそうだ。
(春秋 日本経済新聞7/11nikkei,com)

わが国にも伊藤若冲のように
鶏を描き続けた画家がいた。
徹底した観察には妥協が
なかったという。

「チコちゃんに叱られる」
というNHKのバラエティー
番組がある。
5歳のチコちゃんが
問いかける素朴な質問に
答えられないと
「ボーっと生きてんじゃ
 ねーよ!」と叱られる。

ある程度のことを
気にしながら生きるのは
礼儀でもある。
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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