2019年05月19日

食べ物を捨てるほどの罰当たりな贅沢はない  

'19年5月19日(日)

漫画家の石ノ森章太郎
さんはトキワ荘に入居した
ばかりの頃、ひどい腹痛を
起こした。買い置きした
食料が傷んでいたのに
気づかず、食べてしまった
ためという
◆何も喉を通らないで
いたとき、
赤塚不二夫さんが
台所に立ってくれた。
すぐにご飯を炊き、
油揚げのみそ汁を作り、
漬物を包丁でさくさくと
刻んだ。じつに見事な
手際だったと、
石ノ森さんは
感謝の気持ちとともに
著書『トキワ荘の青春』
(中公文庫)に書き留めて
いる
◆好きなエピソ−ドなので
時々読み返しているが、
先日ふと思った。今の時代、
全編にわたってほぼ
あり得ない話ではないかと
◆腐りかけた食べ物も、
ご飯やみそ汁を作る手間も、
コンビニが解決している。
漬物に至ってはカットされて
いない物を探す方が難しい。
セブンーイレブンと
ローソンが示し合わせた
でもなく、値引きやポイント
還元でそろって食品ロスの
削減に取り組むニュースが
大きな話題になった
◆利用者の関心が高いのも
コンビニが生活の一部
だからだろう。廃棄食品を
ざくざくと出す場所を変える
試みは歓迎されよう。
“自分の台所”をよくしたい
と思わぬ人はいない。
(編集手帳 讀賣新聞5/18)

子どものころ、飯食い茶碗に
米粒を残したら、叱られた。
今は、次元の違う趣味期限で
食品を捨てるかどうかの
贅沢をしている。
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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