2018年10月04日

偶然は、準備のできていない人は助けない

'18年10月4日(木)
[ノーベル医学・生理学賞] ブログ村キーワード

英国の細菌学者、
フレミングは後片付けが
苦手だったらしい。
1928年、
夏休みの旅行から
研究室に戻ってみると、
ブドウ球菌の培養に
使ったシャーレに
青カビが生えていた。
普通ならすぐ洗って
しまうところだ
▼フレミングは、
青カビの周りだけ
細菌の生育が止まって
いるのを見逃さなかった。
カビがつくる物質を
突き止めて、
ペニシリンと名付けた。
「奇跡の薬」と呼ばれる
抗生物質は、偶然から
生まれた。
フレミングは45年に
ノーベル医学・生理学賞を
受賞している
▼「偶然は、準備の
  できていない人は
  助けない」。
フランスの細菌学者、
パスツールの名言である。
今年の
ノーベル医学・生理学賞に
決まった京都大の
本庶佑特別教授(76)も
フレミングと同じように、
準備ができていた
▼27年前、本庶さんの
研究室で偶然見つかった
タンパク質の遺伝子は、
PD-1と名付けられた。
本来の研究目的とは
関係のない物質だったが、
本庶さんは「面白い」と
直感した。
実験を重ねて、
異物を攻撃して体を守る
免疫にブレーキをかける
役割が見つかった
▼ブレーキをはずせば、
免疫が
がんを攻撃してくれる。
がんの専門家でないからこそ、
医学の常識にとらわれない
本庶さんの発想から、
がん免疫治療薬
「オプジーボ」は生まれた。
がん治療を一変させる
「奇跡の薬」になり得ると、
世界中の注目を集めている
▼本庶さんは、中学から
高校卒業まで、ハワイから
帰国した日系人に英語を
習っていた。
大学入学前、得意の英語を
生かして外交官を志望するか、
あるいは弁護士か医師かと
進路に迷った。
野口英世のように
病気の原因を発見すれば、
多くの人を助けられると、
京大医学部に入学する。
医学の道を選んでくれて
本当によかった。
(産経抄 産経ニュース10/3 05:00)
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。