2018年09月28日

貴乃花騒動、軍配は誰がどちらに上げるのか

'18年9月28日(金)
[貴乃花] ブログ村キーワード

昭和の角界を揺るがした
騒動の一つに
春秋園事件がある。
昭和7年、関脇天竜ら
32人の力士が、
相撲協会の改革を訴えて、
東京・大井の中華料理店
「春秋園」に立てこもった。
やがて協会を脱退して、
別の団体を結成する
▼後に前人未到の69連勝を
成し遂げ、不世出の大横綱
となる双葉山は、当時十両に
なったばかりの若者である。
恩人の夫人はこう諭した。
「本当に改革すべきことが
 あるのであれば、
 内部にいてそれを
 やるべきだ」。
「まったくそうだ」と
騒ぎから距離をおいていた
▼平成の大横綱、
貴乃花親方(46)は、
双葉山を深く尊敬してきた。
協会の改革を訴える、
親方の言動の根本には、
双葉山が説いた相撲道が
あった。
ただ残念ながら双葉山と違い、
適切な助言者に恵まれな
かった。あるいは、
いたとしても聞く耳もたな
かったのか。25日、協会に
引退届を提出し、角界から
去る決断を示した
▼弟子の傷害事件に
端を発したこれまでの騒動は
何だったのだろう。
親方は退職の理由について、
協会からのパワハラまがいの
圧力を挙げる。
一方の協会は、親方の主張を
真っ向から否定した。
両者はまったく歩み寄ることが
なく、残ったのは後味の悪い
結末だけである
▼引退後の双葉山は、
自ら騒動の主人公になった
ことがある。
敗戦のショックから、
新興宗教にのめり込み、
取り締まりの警察官相手に
大立ち回りを演じた。
もっともそれが、角界との
縁の切れ目とはならなかった。
「学問のない悲しさです」。
謙虚に反省した双葉山は、
やがて時津風理事長として、
大相撲の近代化と民主化を
断行する
▼終わったことは水に流して、
力を合わせて発展に尽くす。
相撲は本来、もっと融通無碍で
おおらかな世界ではなかったか。
(産経抄 産経新聞9/27)

posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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