2018年03月09日

「涙活」で涙を流せば心は折れない

'18年3月9日(金)
[涙活] ブログ村キーワード

感情あふれると涙 なぜ?

喜んだり悲しんだりして
感情が高ぶると、人は
涙を流す。
同じ涙でも、目にごみが
入ったような時に出るもの
とはどういう違いがあるの
だろうか。

涙は、まぶたの奥側にある
涙腺から分泌されている。
大半が水分だ。

「涙には、角膜を保護する
 ために常に分泌される
 『基礎分泌の涙』、
 ごみが入ったなどの
 刺激で反射的に出る
 『反応の涙』、
 喜びや悲しみ、悔しさ
 などの感情を伴う
 『情動の涙』の3種類が
 あります」。
東邦大学医学部名誉教授
(脳生理学)の
有田秀穂さんは説明する。
「このうち、情動の涙は
 人間だけが流します」

映画やドラマ、
音楽などで感動すると、
脳の内側前頭前野の働きが
活発化して興奮状態になる。
内側前頭前野は
共感や直感などの機能を
つかさどることから、
「共感脳」とも呼ばれる。
強い悲しみや悔しさを
感じた際も、同様の興奮
状態になる。

この状態を緩和しようと、
日中働く交感神経から、
リラックス時に働く
副交感神経にスイッチが
切り替わる。
その信号が上唾液核を
通して、涙腺に大量の涙を
分泌する指令を出す、
と考えられているという。

有田さんが行った
脳科学の実験によると、
感動的なビデオを見た
成人の被験者は号泣の
直前、脳の内側前頭前野の
血流量が急増し、心拍数や
血圧が上昇したという。
だが、涙を流し始めると、
被験者の血流量などが
下がった。
心理テストでも混乱や緊張、
不安の尺度が改善した。

有田さんは
「涙を流すことで、
 コルチゾールなどの
 ストレス物質が体外に
 排出され、
 リラックス効果を生む
 脳内物質のセロトニンが
 多く分泌される。
 ストレスを緩和・解消
 でき、気分がすっきり
 する」とみている。

泣いてすっきりする活動が
「涙活(るいかつ)」だ。
視覚や聴覚を刺激して
涙を誘発する。
気軽に参加できる
イベントも多い。

寺井広樹さんは「涙活」と
題したサイトを運営し、
様々な無料イベントを開く。
感動的な動画の上映会、
詩や絵本の朗読会のほか、
泣ける人情噺を聞く
「泣語会(なくごかい)
などユニークなものも。
誰でも参加でき、幅広い
世代に好評だ。

東邦大名誉教授の有田さんも、
うつ状態の人に生活指導を
行う団体
「セロトニンDojo」の
代表として、動画の上映会
などを開く。
仕事のストレスに悩む
会社員や更年期の人が参加
しているという。

涙活は自分で取り組むことも
できる。
動画や本を選ぶ際は、
夫婦愛や動物愛など自分の
記憶や体験と重なるテーマに
すると、共感しやすい。
心地よいアロマの香りや
BGM、間接照明などで、
リラックスできる環境を
演出しよう。

寺井さんは
「春は進学や就職、転勤
 など生活環境の変化が
 大きく、不安な気持ちを
 抱える人も多い。
 週末など適度に涙活に
 取り組むことで
 心を軽くできます」と
勧める。
(探る 讀賣新聞3/8 
 16(くらし)面)


参考
カタルシス
 抑圧されて無意識の中に
 とどまっていた精神的
 外傷によるしこりを、
 言語・行為または情動
 として外部に表出する
 ことによって消散させよう
 とする心理療法の技術
  (広辞苑)
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。