2017年07月15日

すべての物質は害になり、毒になり得る

'17年7月15日(土)
[中毒] ブログ村キーワード

世の中には風変わりな
コンテストがあるものだ。
10年ほど前、
米カリフォルニア州
サクラメントで行われた
「水のガブ飲み大会」も、
その一つである。
参加した28歳の3児の
母親は、240㎖入りの
ボトルを何本も飲み干して、
帰宅後自宅で亡くなった。
郡検死官は、死因を
「水中毒」と断定する。
水分を過剰に摂取すると、
血中のナトリウムが薄まる。
発作を引き起こし、
死に至ることがあると
いう

▼千葉県印西市の
老人ホームで、
睡眠導入剤を混ぜたお茶を
同僚に飲ませていた
准看護師の女(71)が、
殺人未遂容疑で逮捕された。
お茶を飲んだ女性職員と
その夫は、車で帰宅途中に
交通事故を起こし、女性は
肋骨(ろっこつ)を折る
重傷を負った。
今年2月には、
60歳の女性職員が
交通事故で死亡している。
他にも体調不良を訴える
職員が相次いでいた

▼盛岡市の
認可外保育施設では、
1歳の女児が
塩化ナトリウム中毒で
死亡する事件があった。
女児に大量の塩水を
飲ませていた、施設の
元経営者の女(33)が、
傷害致死容疑で逮捕
されている

▼「すべての物質は毒である」。
16世紀のスイス人医師、
パラケルススの言葉である。
確かに、人の生存に欠かせ
ない水や塩、適正に服用
すれば何の問題もない
薬品でも、量と処方次第で
猛毒となり得る。
何より2つの事件で不気味で
ならないのは、犯行の動機が
さっぱりわからない点である

▼宮部みゆきさんに
『名もなき毒』(文春文庫)
という作品がある。
青酸カリや睡眠薬、土壌
汚染を引き起こす有害物質
など、さまざまな毒が登場
する。
なかでも恐ろしいのが、
「人間だけが持っている毒」
だった

▼心の毒は、不条理に他人の
命を奪い、自らをむしばんで
いく。残念ながら、
解毒の方法は見つかっていない。
(産経抄 産経ニュース7/14 05:03)
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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