2017年04月14日

澄んだ声で力まずに、そんなペギーさんの歌が耳に残る

'17年4月14日(金)
[ペギー葉山] ブログ村キーワード

事前の打ち合わせで、
その歌を歌ってほしいと
ディレクターに言われ、
24歳のペギー葉山さんは
断った。
「民謡調の歌は
 ジャズ歌手の私の柄では
 ないので」
◆1958年
(昭和33年)の冬、
NHK高知放送局の
テレビ開局を記念した
公開放送である。
食い下がる相手に
「放送終了後の
 余興ならば
 歌いましょう」と折れた。
当日、生中継の会場に
行くと、放送中に歌う
予定が組まれている。
観念するしかない
◆『南国土佐を後にして』は、
こうして世に出た。
NHKには視聴者の反響が
殺到する。
ひとつの歌にも数奇な
運命がある
◆原曲は日中戦争のさなか、
高知県出身の部隊で
歌われた望郷の歌である。
♪ 南国土佐を後にして
中支(=中国大陸中部)へ
来てから幾年ぞ。
その歌が戦後の高度成長期、
故郷を離れ、集団就職で
都会に出てきた人々の
心を慰めた。
昭和の山坂を、日本人と
共に歩んだ歌だろう。
◆ペギーさんが83歳で
死去した。
♪ 秋の日の図書館の/
ノートとインクの匂い
(『学生時代』)。
♪ もうよしなさい悪い癖
/爪を噛むのは良くないわ
(『爪』)。
歌が唇によみがえり、
今夜は筆が進まない。
(編集手帳 讀賣新聞4/13)
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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