2016年02月15日

日本の株は炭鉱のカナリア的な世界の敏感株

'16年2月15日(月)
[株式市場] ブログ村キーワード

先週の日本株の暴落は
世界の主要な株式市場の
なかでも突出していた。
日経平均株価は
わずか4営業日で-11.1%、
代表的な新興市場の
マザーズ指数に至っては
-15.6%も下落した。
信用不安が取りざたされた
ドイツ銀行のあるドイツの
株式指数DAXは
先週1周間で-3.4%、
FRBが利上げ先送りを
示唆し景気減速懸念が
高まった米国のダウ指数も
同-1.4%の下げにすぎな
かったのと対照的だ。
日本の株式・企業は
欧州の信用不安などからは
最も遠いはずなのに
なぜ世界で最も
売られるのだろうか。
企業業績も現時点では
それほど大きく
落ち込んでいるわけでは
ない。答えは日本株が
世界の景気敏感株と
位置づけられているから
である。景気敏感株との
位置づけのため、
世界景気の先行きに懸念が
生じると真っ先にとにかく
売られる。
リーマン・ショックの時も
最も関係ないと言われた
日本株が最も大きく
売り込まれたのは記憶に
新しい。
外国人の売買代金が
市場の約7割りを占めて
いることと、アジアで
最も流動性が高く売り
やすいという点も大きい。
規制の面でも比較的自由に
なったため、例えば中国
その他のアジア国々の
ヘッジとして日本の株式や
先物が売られる。
またこの場合、逆に
日本「円」はなぜか
安全資産とされている
ことから、最強の通貨と
なり円高に大きく振れ、
これが輸出企業の業績の
下押し圧力となる。
そこで、世界景気に懸念が
生じると、
このメカニズムが発動し、
売りが売りを呼んで
日本株が大きく下落すると
いう事態が発生しやすいと
いうことになる。
日本株は世界経済の
なかではいわば
炭鉱のカナリア
(有毒ガスの発生を
 最初に検知する弱い鳥の
 意味)的役割を担って
(担わされて)いるので
ある。
今回の日本株の暴落は、
中国減速懸念に加えて
欧州信用懸念、米国の
利上げ先送り観測
(=景気減速懸念)と
いう毒ガスによって、
炭鉱のカナリアである
日本株が最もダメージを
受けたということができる。
確かに、日銀の利下げも
銀行株等の収益に懸念を
生じさせたが、
それだけではこれほど
暴落する要因にはならない。
それは真の理由ではなく、
日銀に責任があるわけでは
ない。また、
アベノミクスは終わった
との声も聞かれるが、
アベノミクス云々の問題
でもない
(第三の矢が放たれる
 必要はあるが)。
今回の暴落は上記の海外
要因(懸念)にある以上、
日本株が上昇に転じるため
には、これらの懸念に
対して問題の各国が協調
して適切な対応がとられる
ことが必要となる。
もし、適切な対応が取られ
れば、懸念によって大きく
下落した分について、
最も大きくリバウンドする
ということになろう。
(FISCO2/15 8:09)
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
確かにジェットコースター相場ですね。
最近はクオンツ運用による超高速取引も乱高下の原因とも言われています。

応援しておきました。ポチッ
Posted by 矢田@医療職兼業トレーダー at 2016年02月17日 13:25
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