2014年07月17日

飲んだら歩け、乗るなら飲むな

'14年7月17日(木)
[飲酒運転] ブログ村キーワード

飲酒運転によって
人を殺める事故が跡を
絶たない。
人命を軽く見る風潮が
元になっていると思う。
軽く見るのは命だが、
他人の命ばかりでなく、
自分の命もである。
他人の命ばかりではなく、
当然のことながら、
自分の一生も駄目に
している。
酒のうえのことだから
と許す大らかな時代は
終わっているし、
”酔っ払い”に”車”は
凶器である。
新聞の1面コラムは飲酒に
触れていた。


酒を飲むのに3つの
タイミングがあるという。
うれしいときに」
悲しいときに
その他のすべてのとき」。
阿刀田高さんの
『小説ウイスキー教室』は、
しっとりした筆致で
酒のたしなみ方に触れて
いる。
「その他」はユーモアと
して、同じ一献を傾ける
なら喜びを富ませ、
悲しみを薄める酒に越した
ことはない。

▼日本の穏やかな風土に
あっても、酒は人々を
惑わせてきたらしい。
『日本書紀』に、
お上からの禁酒令を思わせる
一節がある。
大化2(646)年3月の項に
「美物と酒とを喫(くら)
 はしむべからず」。
時の為政者にとって、
酒食は農耕の民を誘惑する
大敵だったか。

▼いまは時宜をわきまえぬ
酒が、惨事を招く時代だ。
北海道小樽市では酒気を
帯びた男
がハンドルを握り、
女性4人を死傷させた。
「事故さえ起こさなければ
 大丈夫」と男は供述した
そうだ。埼玉県川口市では、
女性を車で1キロ以上も
引きずった男
が、飲酒を
認めたという。この女性も
犠牲になった。

平成11年に東名高速で
女児2人が亡くなった事故

8年前に幼児3人が巻き込
まれた福岡市の事故。
飲酒が招く惨事は重い教訓を
残してきた。そこから何も
学ぼうとしない愚かな
飲み手が次の惨事を招き、
教訓だけが増えていく。

▼「医」はその昔、「醫」と
書いた。「酉」は酒つぼを
表す。医療に酒を用いたのが
由来だそうだが、
「酒」の「酉」が「毒」に
置き換わり、犠牲者を生む
世の中は何とも痛ましく
やりきれない。

▼「かんがへて
  飲みはじめたる
  一合の
  二合の酒の
  夏のゆふぐれ」
    (若山牧水)。
この季節、酒にまつわる
秀歌は多い。酒は沈思黙考の
友であり、ときに歌や詩に
深みと味わいを添えてくれる。
杯の底に「毒」が残るとは
思いたくないが。
(産経抄 産経新聞7/16)

もう一つ人を酔わせる
脱法ハーブの吸引が蔓延
している。

1983年に大ヒットした
大林宣彦監督の映画
「時をかける少女」には、
いまでも熱心なファンが多い。
薄暗い実験室。倒れた
フラスコの口から流れ出した
ラベンダーの香りを、
主演の原田知世さんが吸って
気を失い、倒れ込む。
そこから不思議な物語が
始まっていく。
▼代表的なハーブである
ラベンダーは、この映画で
広く知られるようになった
といわれる。もちろん
実際には、においをかいだ
からといって
意識を失ったりはしない。
ただしハーブの名をかたり、
不心得者が売り買いする
脱法ハーブ
であれば話は別だ。
吸った状態で車を運転して
暴走し、他人を巻き込む
事故が後を絶たな い。
▼加えて今度は、
酒を飲んでの無謀な運転の
続発である。
北海道小樽市で12時間も
酒を飲んだ男
が、女性4人を
死傷させた。
被害者の手当てをしない
ばかりか、110番の前に
まずたばこを買いに行った
と聞けば言葉を失う。
埼玉県川口市では
市の職員がミニバイクに
乗った女性を1.3キロも
引きずり
、死亡させて
逃げた。
▼ハンドルを握る
ドライバーの振る舞い
ひとつで、車は
とてつもないパワーを持った
「走る凶器」に変貌する。
脱法 ハーブは言うに及ばず、
運転することが
わかっていながらあおる酒
であれば、
覚醒剤を使用しながらの
運転と大きな違いはない。
安易な行為が引き起こした
結果をどれだけ
悔いてみても、取り返しは
つかない。
(春秋 日本経済新聞7/16)

昔から酒はきちがい水と
言われてきた。
覚醒剤や脱法ハーブ使用者も
正常な判断ができない。
ことわざに、気違いに刃物
という。
こういう人たちが
高揚感を伴って車に乗れば
車は刃物にもなるだろ。

因みに、美空ひばりが歌った
「悲しい酒」は
よく知られた名曲だが、
悲しい酒は、醒めたときに
悲しみが増幅していると
いう。

posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック