2014年05月04日

遠慮しながら商売する金融機関の高い送金手数料

'14年5月4日(日)
[コスト] ブログ村キーワード

公的機関は
銀行の送金手数料は
払わない。
民営化されたとき、
激変緩和を考慮して
ある銀行から所定の
半額を支払うように依頼
された。

自行と振込先銀行で
送金手数料を折半するらしく、
自行分は要求しないから、
相手行の分を払って欲しい
というのであった。

早稲田大学ファイナンス
総合研究所顧問、
一橋大学名誉教授の
野口悠紀雄氏は
送金手数料について
週刊新潮に次のように
書いている。

ポルトガルやスペインが
大航海に乗り出したのは

香辛料を海路でアジアから
ヨーロッパに運びたかった
から
だ。

なぜ新しいルートが必要か?
それまでの輸送は陸路で、
アラブ圏を通らなければ
ならず

そこで法外な通行料を巻き
上げられたから
だ。

商品を運ぶにはコストが
かかる。
しかし、コストは
純粋な輸送費だけではない
のである。
通行人から金を巻き上げる
一味が途中にいるために高く
なる。

こうした輩のことを、
Highway Robberと呼ぶ。
日本語では「追い剥ぎ」だが、
Highway(「高速道路」
ではなく、
「天下の公道」の意味)
という点が重要なので、
街道筋強盗」と
言うほうが適当だろう。

ところで、商品だけに
目を奪われてはならない。
あらゆる経済活動の裏には
決済がある。
商品が動けば、必ず逆向きに
マネーが動く
。そして
ここにも街道筋強盗がいる
可能性があるのだ。

街道筋強盗は通常、輸送
途中の商品というよりは、
輸送途中の現金を狙うので
ある。

現金が狙われるからこそ、
中世イタリアの銀行は
為替手形を発明
し、金貨を
現送しなくても済むように
したのだ。
しかし、メディチ銀行は、
そのビジネスから莫大な
利益を得た。

武器を持った強盗に襲われ
なくて済むと思ったら、
今度は、頭のいい銀行家に
金を巻き上げられる

彼らも街道筋強盗の一種
とは言えないだろうか?

現在の送金手数料は妥当な
水準か?
その判断は難しい。
送金事業の原価がどの程度か、
外部からは分からないからだ。

だから、現在の銀行送金
システムの中に
街道筋強盗がいるとは
断言できない。
しかし、疑いは晴れない。
銀行業は参入規制がある
産業で
あって、競争が
不十分
だからだ。

競争が十分でないと、
コストは高くなる傾向が
ある。
(「超」数字法 連載第47回
 野口悠紀雄 世界は数字で
 できている!送金途上の
 「街道筋強盗」週刊新潮
 5月8・15日GW特大号抜粋)


中小企業は
銀行の送金手数料に細かな
配慮をしている。
請求書の金額から
送金手数料を引いて
振り込むように連絡してくる
ところがある。
中小企業の商慣習である。
2ヶ月分くらいの納品分を
まとめて請求書を送ってくる
ところがある。
送金手数料の負担を
軽くする計算がある。


posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お誕生日 おめでとうございます〜♪ 

いつも、様々にお役立ち記事文をありがとうございます。。

毎回、楽しみに拝読させて頂いております。。^^
Posted by かのこ at 2014年05月05日 00:13
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