誰にでも間違って
記憶している言葉で
割と使用頻度が高く
いままで、
幾多の恥をかいて
気付かずにいた
ものがある。
大学の先生にだって
「訴える」を
「うったえる」と
「っ」を促音にせず、
「うつたえる」と
言う人がいた。
ドイツ語教師である。
噺家の立川談四楼さんが
集めたものもある。
海のモズク
タクシーのラジオが
確かにそう言った。
「運転手さん、
それどこの局?
誰?アナウンサー?
それともタレント?」
(海の藻屑)
キョウヨウ
日テレの番組で
秀クン(中山秀征)は
共演の松本明子と
飯島直子を従え、
深川の富岡八幡宮へ
出かけた。
この境内には
歴代横綱の碑があり、
秀クンが
「ねえ、せっかく
来たんだからさ、
みんなで
キョウヨウしようよ」
(供養)
マガリモノ
映画関係者から
聞いた話。
お嬢様女優は
曲者(くせもの)を
「マガリモノ」と
読んだという。
ハングル精神
初代若乃花。
そのころ増えつつあった
外国人力士に話が及び、
韓国人力士について
「彼らはハングル精神
がある」と。
(ハングリー精神)
ジュンプウマンポ
順風満帆は
ジュンプウマンパン
であると、
いまでこそ当たり前に
なっているが、
以前は
ジュンプウマンポと
かなりの人が言った。
私もその一人で
アナウンサー相手に
「マンポである」と
譲らなかった。
辞書を引き、
「マンパン、
マンポと誤って
読む人多し」に
出くわした時の
あの恥ずかしさ
といったら、
あんた-----。
(音訓の読みが混在)
チリメンジャコ
タレントの
松居直美さんは
着物姿の相手に向かい
「すてきな
チリメンジャコ
ですね」と
言ったそうだ。
勇気あるなア。
・縮緬雑魚
(ちりめんじゃこ)は
カタクチイワシの
稚魚を煮て干した
食品(広辞苑)。
・縮緬は
縦糸に撚りのない生糸
横糸に撚りの強い生糸
を平織りにし、
湯に入れて縮ませた
絹織物(新選国語辞典
小学館)。
ふしだらな娘ですが
披露宴での両家代表
謝辞を
酔った勢いの新婦の
父親が
こうやってしまった。
(ふつつかな娘ですが)
汚名挽回
汚名を取り返して
どうするんだよ、と
ツッコミを
入れたくなる。
挽回するのは
名誉であって
汚名は返上すべき
ものでしょう。
(立川談四楼
声に出して笑える
日本語 光文社
知恵の森文庫
から抜粋編集)
カンカンゴウゴウ
侃侃は諤諤と
喧喧は囂囂と
結びつく。
・侃侃諤諤
(かんかんがくがく)
侃諤ともいう。
剛直で言を曲げない
こと。
直言すること。
・喧喧囂囂
(けんけんごうごう)
たくさんの人が
口々にやかましく
騒ぎ立てるさま。
(解説は広辞苑)
御税
経理一筋40年。
国税、地方税、
法人税、法人住民税、
事業税、事業所税、
消費税、所得税。
祝儀、不祝儀の袋は
子どもの頃から
書かされていたが、
このごろ、
「御祝」を「御税」
と書きそうになる。
もらった方は、
税金の還付だと
思うかもしれない。

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私も目から火の出るような赤恥の記憶アリです。