2009年10月01日

作家井形慶子が明かす歓迎される日本式発想

'09年10月1日(木)

30年前、私が
初めてヨーロッパを
旅したときは、
日本は
“アジアの一国”に
過ぎませんでした。

日本への関心が
高まってきたなと
感じたのは、
日本がバブル景気に
沸き立っていたころ
ですね。

ロンドンのバス停で
バスを待っていると、
「日本人か?」
と話しかけられたり、
東京って、
 世界一生活費
 高いんですって?」
とひっきりなしに
質問されました。

欧米が絶対に勝てない
三つの競争力、
つまり、マンガ、
ハイテク、日本食が
日本の強みだと
言われています。

日本人はこのところ
自信を
失っていますけど、
欧米では
日本に対する
評価も関心も
高いんですよ。

例えば
日本食ですが、
ここ5年くらいで、
ロンドンの一等地に
回転寿司の店が
目立つように
なりました。

ヘルシーな
日本食への関心は
もともと
あったのですが、
高くて普通の人には
手が出なかったん
ですね。
でも、回転寿司なら
値段が明確で
手ごろです。

高級なお寿司屋さん
のように、
お任せでお勘定
というのが、欧米人は
駄目なんです。

ロンドンで
コンビニエンス・
ストアやスーパーに
行くと、
rice ball」という
表示でおにぎりも
売っています。
それから、
お弁当ですね。
これが、
日本語のまま
bento」なんですよ。
豆腐の需要も
出てきていますし、
日本食を買う人たちの
裾野が広がっている
ように思います。

日本人の
生活スタイルへの
関心も高まっていて、
今後イギリスでは
布団
普及するのでは
ないでしょうか。
FUTON」と
看板を出している
お店もあったほどで、
私がよく利用する
民宿では
ベッドをやめて、
床にすのこを置いて
布団を
敷いていました。
お客さんが
いないときは
たたんで
しまえるから、
部屋が有効に使えて
便利だって
いうんですよ。

空間を広く取り、
必要なら壁ではなく
引き戸で仕切る
日本の住まい。

イギリス、とくに
ロンドンのような
都市部の家って、
狭いんです。

50平米あれば
広いほうで、
日本の住宅事情とも
似ています。
狭い住宅では、
西洋式の
開閉ドアよりも
引き戸
のほうが、
無駄なく空間を
使えますよね。

彼らは日本人の
暮らしの中に
知恵が詰まっている
と気づき始めて、
最近は、
日本の町屋や
里山を訪ねる
外国人ツアー客も
増えました。
(井形慶子 こころの時代
 ラジオ深夜便'09/10
 NHKサービスセンター)
posted by (雑)学者 at 18:17| 東京 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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