2009年09月23日

千の風になって、作家は創作を続ける

'09年9月23日(水)

遠き別れの旅支度をして
あげた。

人が亡くなって、
黄泉(よみ)の国に旅立つ
に当たって、
装束を調える作業
である。

かつては、
この旅に出るときは、
経帷子(きょうかたびら)を
着せて、
僧侶か尼の姿を
させたようだ。

しかし、
今では紙製のものを
衣服の上にかけ、
死装束とすることが
多くなっている。

このほか棺に納める
ものとして、
手甲、脚絆、白足袋、
わらじ、六文銭の入った
頭陀袋、数珠、杖、
三角頭巾などがある
(遠藤隆監修葬祭事典
 椛蜻n産業)


まず、
遺体は、仏間や座敷に
安置するが、
釈尊の入滅にならって、
「北枕」にするために
頭を北に向けて寝かせ、
顔は綿布で覆う。

そして、
蒲団の上か枕元の近くに
守り刀を置く。

これは、
死者が来世へ
行くときの魔除けだとも、
授戒の際に
実際に剃髪していた
古来の習わしから出た
ものともいわれている
(わが家の仏教臨済宗
 四季社)


義兄は
2ヶ月にも満たない
闘病生活で亡くなった。

肺腺がん末期の
第4ステージの告知。

彼はステージが
第5まであって、
自分の病状が
末期だとは
思っていなかった
ようだ。

肺の別の場所や
脳、肝臓、骨、
副腎などの臓器に
遠隔転移は
起こっていた。

新聞の地域面の
訃報欄に
知らせが
載っているのを
見つけて
子どもたちが
コンビニで数紙
買ってきてあった。

60歳半ばで、
これから大家とも
呼ばれるように
なれたかもしれない
彫金作家。


いつもの秋の個展に
向けて作品の準備も
していた。


遺族は本人のいない
個展はできないので、
作品を商品として
置いてくれる店を
探して、
最後の個展に代える
つもりのようだ。


がんの対策について
一言で言えることは
体力を落とさない
ことだと思う。

がん細胞は、
1日に5千個でき、
それを健全な免疫機能が
その日のうちに
処理していると聞く。

身近な人で
交通事故に遭ったあと
がんを発症して
亡くなった人を
何人か知っているが、
損傷個所の血行不良が
原因かもしれないが、
怪我で体力を落とし
ことも
関係していると思う。


作品の構想を
抱きつつ、
思い半ばで
亡くなる
本人の無念さは
いかばかりか。

遺族には、
故人の思いが
伝わっていて
気の毒であった。


親戚の男手が
葬家に寄って
葬儀屋に教わりながら
故人の旅支度を
終えた。

参考
YouTube千の風になって−秋川雅史(新井満氏出演)

posted by (雑)学者 at 08:01| 東京 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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