2009年08月13日

エイズで亡くなった少女のお願い

'09年8月13日(木)

親は子に命をつなぐと
死んでいく定めです。

子孫は自分の代わりに
永遠に生きてゆく
身代わりです。

その身代わりが
社会に適応できそうも
なければ
親が自分のこととして
何とかしなければ
なりません。

「夜回り先生」
水谷 修さんの講演から
ある少女の願いを
引用します。


母親の一言から
心を閉ざし、
大人を信じることを
やめて
夜の世界に入った
アイという女の子は、
中2のときに、
生意気だという理由で、
7人の男たちに
強姦されました。

アイは明日を捨て、
彼らの言うがままに
なりました。

45人の中高年の男に
体を売らされ、
エイズ検査をすると、
HIVプラスでした。

その日から、
アイの生きる目的は、
中高年の男からもらった
エイズを、
1人でも多くの男に
うつし返す復讐しか
ありませんでした。

8ヶ月後、
やっとわが家に
戻ってきて、
心と体をケアし、
親子関係も修復して、
やっと
夢が生まれました。

「先生、
 あのかわいい
 湘南の制服、
 あの学校に
 行きたいんだ」

そして、
努力して1年遅れで
その高校に入りました。

でも、
残念ながら
卒業はできずに、
アイはわずか17歳で
亡くなりました。

「先生、お願いがある。
 聞いてくれる?」

「いいよ、アイ。
 何でも聞いてやる、
 言ってごらん」

「じゃあ、
 すべての講演で
 アイのことを話して。

 特に後輩の中高生に。

 『アイって
  ばかな子がいて、

  親の一言で
  勝手にふてくされ、

  派手な格好、
  派手な化粧、
  派手な服にあこがれ、

  夜の世界に入り、

  だまされ、汚され、
  体を売らされ、
  HIVにされ、
  エイズでもだえ苦しんで
  死んでいった』って
 伝えて。

 後輩たちに
 教えてやって。

 『人の美しさは、
  髪の毛の色や
  厚化粧や
  派手な服じゃない。

  その人の生き方、
  生きざま、
  心の美しさ、
  優しさにある。

  アイは気付くのが
  遅かった』って
 伝えてやって」

これがアイの
最後の言葉でした。

(花園大学客員教授水谷 修
 臨黄教化研究会基調講演
 「子どもたちの明日のために」
 臨済宗黄檗宗連合各派合議所)

参考
YouTube 手紙 アンジェラ・アキ in 西宮市立甲陵中学校
posted by (雑)学者 at 10:48| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック