環境パフォーマンス指数(EPI)という
数値評価があって、2008年版が
計算されています。
エール大学環境法政策センターと
コロンビア大学国際地球科学情報センターが
共同開発したもので149ヶ国のエコ度を
分析しています。
総合得点は、環境が人間の健康に及ぼす
負荷の低さを評価する「環境衛生」と、
適切な天然資源管理と生態系の活力を
評価する「生態系の活用度」の得点の
合計を2で割った数値です。
「環境衛生」と「生態系の活用度」
の各カテゴリーの評価項目と配点は
以下のとおりです。
環境衛生
疾病を招く環境上のリスクの低さ----------50
水が人間の健康に及ぼすリスクの低さ-------25
大気が人間の健康に及ぼすリスクの低さ-----25
生態系の活性度
大気関連リスクの低さ----------------------5
水質関連リスクの低さ---------------------15
種の多様性・生息地環境------------------15
天然資源の生産力------------------------15
気候変動---------------------------------50
この環境力ランキング(総合)のトップテンは
@スイス、
Aスウェーデン、
Bノルウェー、
Cフィンランド、
Dコスタリカ、
Eオーストリア、
Fニュージーランド、
Gラトビア、
Hコロンビア、
Iフランス となっています。
気になる国をあげれば、
()内は総合順位であるが、
イギリス(14)、
アメリカ(39)、台湾(40)、
オーストラリア(46)、韓国(51)、
BRICsは、
ブラジル (35)、
ロシア (28)、
インド (120)、
中国 (105)となっています。
ワースト5は、
ニジェール (149)、
アンゴラ (148)、
シェラレオネ(147)、
モーリタニア(146)、
マリ (145)となっています。
日本は20位のクロアチアと
22位のエクアドルに挟まれて、
21位になっています。
トップ5は
中所得国のコスタリカ(5)を
別にすれば
資金の潤沢な先進国が多く、
ワースト5は
すべてアフリカで
サハラ砂漠以南の、
基礎的な環境対策の資金にも
こと欠く国です。
生態系部門で得点の高い
スイス(1)は
徹底した環境対策が
高得点の主要な原動力に
なったのに対し、
ラオス(101)は
開発が遅れているせいで
土壌や水、空気に負荷が
あまりかかっていないことが
高得点の理由です。
生態系部門だけの得点順位は
1位がラオス、
2位がスイスです。
アメリカ(総合39位)は、
環境衛生できわめて点数が高い半面、
生態系部門では上位100位にも
入れず(生態系106位)、
ビルマ(生態系96位)や
スーダン(生態系104位)より成績が悪く、
大気汚染と気候変動(地球温暖化)の
領域で点数が低いことが大きく順位を
下げる結果になっています。
人口密度が高くても、
ドイツは総合13位なので、
人口が過密だと
環境への負担が増すことは事実だが、
乗り越えられない障害ではないで
しょう。
(最もエコなのはこの国だ
NEWSWEEK 2008.3.26
から数値と要旨を抜粋)
日本についての具体的なコメントは
書かれていないが、
総合21位の日本の
環境衛生部門の順位は21位、
生態系部門の順位は78位です。
アマゾンの熱帯雨林では今、
森林が急速に減りつつあり、
森林破壊率が前年比で20%上昇して、
環境保護活動家や科学者、政治家は
由々しき事態と考えています。
インドネシア、アフリカ中部、ブラジルでは
確かに森林破壊が進んでいるが、
世界規模では、森林面積は増加している
そうです。
ヨーロッパや日本だけでなく、
中国やインドでも森林回復が進んでいる
ようです。
日本では森林面積は変わらないが、
森林管理によって、森林密度が年間1.6%
のペースで増加しています。
ドイツやフランスでは人口減少によって
開墾されていた農地が森林に戻っている
ようです。
農業技術の進歩によって、狭い耕地から
収穫を上げられるようになったため、
余った耕作地が原野に戻るケースも
あるようです。
(森が増える国 森が死ぬ国
NEWSWEEK 2008.3.26
から要旨を抜粋)
ここでのエコは
エコロジー(ecology)だが
わが国はエコノミー(economy)でも
暮らしやすくなって
欲しいと思います。
参考(配点の明細)
環境衛生
疾病を招く環境上のリスク
障害調整生存年数 ※1-------------------50
水が人間の健康に及ぼすリスク(25)
公衆衛生レベル----------------------------12.5
飲料水の水質------------------------------12.5
大気が人間の健康に及ぼすリスク(25)
都市の大気に浮遊する
粒子状物質の量----------------------------10
室内空気汚染レベル------------------------10
大気中のオゾン濃度-------------------------5
生態系の活性度
大気による生態系への影響(5)
大気中のオゾンによる影響-------------------2.5
二酸化硫黄排出量---------------------------2.5
水による生態系への影響(15)
水質-----------------------------------------7.5
水資源の過剰利用---------------------------7.5
種の多様性・生息地環境(15)
保護リスク指標 ※2-------------------------3.75
生物群系の効果的保全----------------------3.75
絶滅危惧種の生息地保護--------------------3.75
排他的経済水域の保全----------------------3.75
天然資源の生産力(15)
森林資源の増加度---------------------------5
水産資源(海洋食物連鎖指数)---------------2.5
水産資源(地引網漁の浸透度)---------------2.5
農業資源 ※3--------------------------5
気候変動(50)
国民1人当たりの温室ガス効果排出量------16.6
発電量当たりの二酸化炭素排出量----------16.6
産業別の二酸化炭素排出量
(産業別GDP当たり)-----------16.6
※1 障害によって健康寿命を全うできなかった
損失生存年数と早死にによる損失生存年数
を合わせた指標
※2 生物群系の壊された地区と保護区の割合から
算出
※3 農業資源(5点の内訳)
灌漑による水資源の過剰利用----------------1
農業助成金----------------------------------1
耕作地の利用率-----------------------------1
全国で火事が起きた地域の割合-------------1
農業規制の整備-----------------------------1




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日本が住み易い国か、と聞かれると難しいですねぇ。
他の国に住んだことないし...苦笑
でも安全な国だとは思っています。
ペットの為に朝8時から夜10時まで窓全開で仕事に出ても大丈夫な我が家...
って、それはうちが田舎なだけでしょうか(^。^;)
カメ語、わかるといいんですけどね。なかなか...(-"-;)
日本は水稲栽培など灌漑用の水を多く使う農業です。評価法を開発した国とは水の入手に多くの犠牲が要りません。
しかし、世界を概観するには個々の事情の斟酌はできません。過去に工業や農業で生態系を壊しました。
気候変動のペナルティが大きく効いているようです。(雑)学者