2008年09月13日

親方はいつでも慈悲の目で

'08年9月13日(土)

相撲界が変わったのかどうか
分からないが、
相撲界の不祥事などが
聞こえてくると、
昔はどうだったのかと
考えたりもします。

暴力事件、大麻事件、
力士の品格を損なう言動など、
昔からオープンで、
すべてが外へ伝えられていた
開かれた世界だったのかと。


「だいぶ昔の話である。
 時津風親方が贔屓(ひいき)
 している料亭で
 酔った幕内力士の若葉山が、
 廊下で馴染みの老妓と顔を
 合わせた。

 挨拶のつもりで『よお』と軽く肩を
 叩いたところが、
 老妓はひっくり返ってしまった。
 その夜は何もなくすんだが、
 翌朝老妓は起き上がれなくなった。

 何日かして親方が店に行き、
 馴染みの顔が見えないことに
 気づいて
 はじめて事の顛末を知った。
 2センチばかりの厚さの財布を
 そっくり女将に渡して、
 『これで足らなければ、いつでも
 言ってくれ』と帰った。

 親方はなにも言わないので、
 何日かして若葉山もやはり女将に
 聞いてはじめて知ったという。

 また、親方はいつもテレビを
 見ていて、
 力士が『帰りました』と 
 挨拶しても
 振り返りもしない。

 そこで、大内山が
 『どうせ聞いてないだろう』と
 挨拶を抜いたら、
 夜も更けて
 『大内山は、まだ帰っていないのか』と
 訪ねたという。
 気にかけている証拠だ。

 見ていないようで慈悲の目で
 ちゃんと見守り、
 相撲に専念できる環境を整えてやる。
 こんな親方の下では、
 弟子は発奮しないわけにはいかない。
    大田典生著 「いい話」のおすそわけ
    知的いきかた文庫(三笠書房)


目上の人を敬うとか長幼の序を大切にする
とかの礼節が蔑(ないがし)ろにされると「しつけ」が
伝わりません。

モンゴルやロシアにはそういう礼儀が
あるのだろうか。

力士が親方の現役最高位を
越えると意見が言えなくなりは
しないがろうか。

北京五輪では、男子ハンマー投げで
そろって金・銀のメダルを獲得した
旧ソ連だったベラルーシの
ワジム・デビャトフスキー、
イワン・チホン両選手から
ドーピング検査で
禁止薬物の陽性反応が出たそうです。

'04年のアテネ五輪では、
ハンガリーのアドリアン・アヌシュ選手が
同種目で金メダルをはく脱されています。

旧共産圏では
身体に有害な薬物の取り締まりは
それほど厳格ではないのでしょうか。

郷に入ったら郷に従って、
問題を起こさないためにも、
日本の決まりやしきたりを守らせ欲しいと
思うのです。


参考
 大内山 平吉(おおうちやま へいきち)
  (1926/6/19 – 1985/11/1)
  本名、大内平吉 最高位は大関
  身長約203cm、体重153.75kg、
  双葉山道場(時津風部屋の前身)入門

 若葉山 貞雄(わかばやま さだお)
  (1922/11/9 – 2001/1/17)
  本名、岩平貞雄(のち改姓して青山) 最高位は小結
  身長 173cm、体重 94kg
  双葉山道場(時津風部屋の前身)入門

 時津風
  1942年(昭和17年)、
  現役の横綱双葉山定次が双葉山相撲道場を設立
  このとき元大関鏡岩善四郎の粂川親方が部屋を譲る
  他の部屋も多くが傘下に
  双葉山引退後年寄時津風を襲名
  部屋を時津風部屋と改名(以上Wikipedia)


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posted by (雑)学者 at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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