2008年09月05日

首相という神輿はみんなで担ぐ

'08年9月5日(金)

「ジェームス・ハガチー元大統領報道官は
 次のように述べた。
 『私は共和党の大統領に仕えた身だが、
  ジョンソンのベトナム政策を
  支持している。
  米国のベトナムへのコミットには、
  いろいろ問題もあり、批判もある。
  しかし、ジョンソンが第36代
  米国大統領として、
  ベトナム戦争の失敗ゆえに、
  国民の支持を失えば、
  世界はそれみろという
だろう。
  それは大統領の悲劇であり、
  アメリカン・トラジェディになる。
  われわれは、いかなることがあっても、
  米国大統領の決定を支持
せねば
  ならないのだ。』

 私は、ハガチーとの対話の中で、
 7年前の”アイゼンハワーの悲劇”を
 思い出したのである。
 アイクは晩年、
 文字どおり“斜陽の大統領”で
 あった。
 なすことすべてが、アイクにとって、
 ことごとく裏目に出た。

 フルシチョフ、ソ連前首相の
 “四か国首脳会議”の申し入れを
 受け入れ、核停条約の調印決意を
 手土産に、パリにおもむいたが
 出発直前、CIAのU2型機が撃墜され、
 パワーズ飛行士が捕らえられた。

 アイクはパリでひどい目にあった。
 フルシチョフに、
 頭から土砂を浴びせられ、
 モスクワ訪問もキャンセルされた。
 泣き面に蜂の事件が続発した。

 そのアイクが、パリから帰国したとき、
 ワシントン市民は、
 星条旗の小旗を手にして、
 50万人の人の群れが

 空港から、ホワイト・ハウスまで
 帰国歓迎の人垣をつくって、
 痛心帰国した米大統領を迎え、
 なぐさめた
のでる。
 大森実著 大統領の紋章(潮新書)から抜粋

安倍晋三、福田康夫両氏は、相次いで、
任期の半ばで、首相を辞任され、
小渕恵三氏は、病(脳梗塞)を得て
現職のまま、亡くなられました。
打たれ強い小泉純一郎氏でさえも、
任期中にライオン頭が白くなりました。

首相の仕事は、1日3時間位の
睡眠しかとれない、
受験生並みの激務だと聞きます。

それでも乗り切れない難局は、
首相一人の責任でしょうか。

システムは変える必要がないので
しょうか。

緊急に措置すべき問題が浮上し
それが予算措置を要すもので
あれば、
既配布の予算の中から、
未消化分を引き上げるなどの
機に臨み変に応ずる
財源措置を考えるべきだと
思います。

個人の問題に置き換えてみれば、
緊急入院した患者には、
ブランド品の晴れ着を買う予定も
クルージングの船旅に出る計画も
不要不急のものになるでしょう。

そのために財務省を政府機関に
組み入れる必要があれば、
そうすべきだと思います。

東京オリンピックのとき、
米国の子供たちを捉まえて、
「大統領を尊敬するか」と訊くと
誰もが「尊敬する」と
即答しました。

首相辞任は、
日本の国家としての問題であって、
政治家だけの問題ではないはずです。

政治家も
何で禄を食んでいるのかがわかれば、
主義や主張の違いを超えて、
一刻も早く、
国家国民の利益のために、
なすべき何かに向かって、
挺身して働くべきでしょう。

日本はすぐにたたきにかかる
 そんなことをしたら若い人が
 夢を語れなくなる

 たたくのは時間が止まってる
 人間だろう。」
これは、北京オリンピックに
野球チームを率いて参戦して
惨敗した星野仙一監督の弁だが、
政治にも当てはまるように
思います。

現状を放置すれば、
中国のように
見かねたネット愛国戦士が現れて
圧力をかけ始めることでしょう。

衆愚政治に陥る危険性を孕みながら・・・。

参考
 CIA
  アメリカ中央情報局
  (Central Intelligence Agency)
  アメリカ合衆国の諜報機関

 U2型機・パワーズ飛行士 
  パリ・サミット開催予定の2週間前
  1960年5月1日、
  パキスタン・ペシャワールの空軍基地を離陸
  ソ連領内で偵察飛行中のU-2に対し、
  ソ連側が地対空ミサイルを発射・撃墜
  パイロットのゲーリー・パワーズは脱出し
  ソ連側に捕まり公開裁判にかけられ
  スパイ行為を行っていたことを自白

        (以上Wikipedia)

YouTube-秋川雅史「君が代」 2007.8.22@国立競技場
YouTube-Whitney Houston Star Spangled Banner

関連過去ログ
奴隷は復讐する 人の下に人をつくらず 


posted by (雑)学者 at 00:00| 東京 霧| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
国はリーダーの素質次第ですよ。
一国の宰相が 軽々と政権を放り投げる。
そのだらしなさは 宰相(他国なら大統領)
の座の尊厳を大きく傷つけます。
システム以前に 辛抱の足りない・国を思わない・民を思わない・・その品格に問題があるでしょう。
先の改造内閣認証式で皇居で陛下に会釈すら
しなかった総理以下の閣僚を思う時、こういう人たちに政治は任せられないと つくづく感じました。

私は辛口です(苦笑)
http://ameblo.jp/mo-014925/
で 別人の如きブログ書いております。


今日も良い一日を!
Posted by ranmaru at 2008年09月04日 11:56
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