2008年06月20日

贅沢は少子化問題解決の妨げか

'08年6月20日(金)

無洗米ならば、研がずに
炊飯器の予約を
して炊飯のボタンを押す。

菜物は電子レンジで
決められた時間の調理を
する。

洗濯機は洗濯物の量に
応じて水量を決め、
汚れ具合によって
標準か念入かの選択を
してスタートさせる。

ピーッ、ピーッと音で
終わったことを教える
中には、
乾燥まで自動で済ませる
ものもある。

風呂は給水ボタンを押せば、
設定した量の温水がバスタブを
満たし、
お風呂が沸きあがりました」
と音声で台所に知らせる。

一昔前を知る者からすると、
別次元の世界です。

以前の家事は、
次から次へと
人が自らするものだったので、
一つが終わらないと次ができない
という直列的で、
したがって、
家事に要する時間は、
それらの所要時間の総和でした。

現在は、家事を機械が代りに務め、
複数の機械で複数の家事を同時に
行うことができるので、
並列的で
家事の所要時間は、
最も時間を要する機械の所要時間と
いうことになります。

洗濯機などは、火を使わないし、
勝手に終わるので、途中で外出しても
構わない。

そこで、
警備会社と
留守中の警備の契約をすれば、
主婦は働きに出られます。


ロシアも以前から少子化には悩んで
いました。

「それは、大多数の婦人が働き続けてきた
歴史をもちながら、
その割には、育児、家事の社会化、
近代化がおくれてしまったということでは
ないだろうか。

社会人、主婦、母親の一人三役の重荷を
になってきたが、もう婦人ばかり、
しわ寄せを受けるのはごめんというのが、
出生率低下の大きな原因だと私はみる。
引用:鈴木俊子著 
 誰も書かなかったソ連(文春文庫)



これを、昔の生活水準に戻せないか。

皮きりにでも
家庭電化製品を捨てられなければ、
少子化問題は解決しないのではないか。

半分の収入で生活すれば、
後進国のように少子化問題はなくなる
のではないか。

コストの大数を占める人件費が
下がって、
生産拠点が海外から帰ってくれば、
若者や中小企業の労働力も
吸収できます。

製品は欧米やBRICSに買って
もらう。


国内では購買力がなくなって、
サービス業は衰退するでしょう。


ところが、経済学の用語に
ラチェット効果(rachet effect)と
いう言葉があって、歯止め効果が
効いて、所得が減少しても、
これまでの生活水準は
落とせない現象などをいうようです。

もともとは機械用語の歯止め[爪車]
装置で歯車が歯止めで一定方向に
だけ動くようにした装置のことです。


風が吹けば桶屋が儲かるの類で
何と何が必然性をもって
つながっているのか、
にわかにはわかりません。


嫌なことに、ラチェットには
改善の見込みのない状態とか
収拾がつきそうもない状態とかの
意味もあるそうで、
この問題のむずかしさを
文字どおりに示しているような
気がしてなりません。




posted by (雑)学者 at 00:00| 東京 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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