2008年06月14日

誰かが決めてるアメリカ大統領

'08年6月14日(土)

米国次期大統領は誰か。

民主党はクリントン候補が降りて、
オバマ候補に決まりました。

この流れに誰かの意志が働いて
いたとすれば、米国の民意は
どこへ行ったのでしょうか。

副島国家戦略研究所を主宰する
副島隆彦氏は、著書
「連鎖する大暴落(徳間書店)」
のなかで、
ニューヨーク金融財界が
始めからオバマ氏を
次期大統領に選んでいる
と書いています。

ハドソン研究所首席研究員の
日高義樹氏は、著書
アメリカ狂乱(徳間書店)」
のなかで
次のように書いています。

「知名度抜群のヒラリー・クリントンが
 選挙運動を続けていけば、
 与党共和党はピンチに陥る。

 そうした危機感の中で、
 共和党は「ヒラリーおろし」を
 始めたのである。

 共和党はヒラリーよりも
 さらに政治的な立場の弱い

 黒人のオバマを相手にすること
 になれば、

 誰が大統領候補になっても
 簡単に勝てると
 共和党は考えている。

 アメリカでは、女性大統領を
 登場させてもよいという
 政治的な風土ができ上りつつ
 あるが、

 黒人大統領となると『次期尚早』
 だとみる人々が多い。」


大統領が民主党候補から選出されても、
共和党からでも、対日政策が変わると
いわれています。

米国の昨今を考えると、
外交政策よりも
サブプライム問題で疲弊した
自国の経済の立て直しを
優先課題にするに違いありません。


米国は、国益を侵されることがなければ、
外交力に優れた国家を尊重します。

したがって、米国の庇護の下で
外交力を磨かないできた日本よりは
世話の焼けない中国を信頼し、
極東戦略を考えるでしょう。

心配のあまり、東京都知事石原慎太郎氏
は「日本よ」(扶桑社文庫)という本を
すでに書いるが、「政治家の視線と面構え」
のところで、次のように述べています。

台湾の新総統の就任式に出席して
 さまざま感じるところがあった。
 何よりも強い印象を得たのは、
 一国を預かってきて去る人、
 これから預かるべく来る人ともどもに、
 その顔つきが日本のそんな立場にある
 政治家たちと比べていかにも違うという
 ことだった。

 去る人も含めて、彼等が等しく厳しい
 『戦い』の場にあるということを
 その表情は明らかにしていた。」

先般、来日した中国の温家宝首相と
胡錦濤主席の両首脳も口元は笑っても、
眼までは笑ってはいませんでした。
国政を預かる者の担う重圧に思いが至り、
深く感銘を受けました。


さて、オバマ氏かマケイン氏か。

報道だけでは分からない米国の懐の深さが
うかがえます。

広大な国がいわば全国区なので、
ものをいうのは選挙資金かも知れないが、
金の力で動かせない変化が起これば、
筋書きは変わるでしょう。

太平洋の向こう側のことです。
しかし、
わが国にとって、対岸の火事では
すまされない関係がありそうです。
 


関連過去ログ

米国を元気にする大統領候補を選ぶ、民主党は変革のオバマ氏か?

米国の大統領選挙はよそごとではない 雲仙市と小浜市 


posted by (雑)学者 at 00:00| 東京 晴れ| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
同感です。
(雑)学者さんの鋭い分析力、洞察力に 敬意を表したいと存じます。
Posted by ガイア at 2008年06月14日 13:19
ガイヤさん
いつもご訪問のうえ、ご挨拶をいただき
恐縮に存じます。
米国は国家として成熟していないところがあって、ケネディがあんさつされたようにWASPの問題もあります。よそ事とばかりもいえませんので、注意深く見守ることが肝要だと思います。
これからもよろしくお願いいたします。
Posted by (雑)学者 at 2008年06月14日 16:41
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