2021年03月01日

人類は大きくなった「火」をまだコントロールできない

‘21年3月1日(月)

4年前の米映画
「オンリー・ザ・ブレイブ」では
緑の山を前に森林消防隊長が
新米隊員に言う。
「この景色を胸に刻め。
 火災を経験したらもう
 美しい景色に見えなくなる。
 目の前に広がるのはただの
 燃料源だ」
▲2013年にアリゾナ州で
起きた山火事で、
消防隊員19人が犠牲と
なった悲劇を描いたこの映画
である。
予想外の天候の変化により
猛烈な勢いで広がった火に
退路を阻まれた惨事で、
殉職した隊員は全米で
ヒーローとして追悼された
▲米国などの乾燥地の
森林火災の恐怖を示す
冒頭のせりふだが、
日本でも1971年に
広島県呉市の山火事で
消防署員18人が殉職する
悲劇があった。
日本の場合、山林が「燃料源」
と化してしまうのは、
冬から春にかけてのこと
という
▲栃木県足利市の山火事は
100f以上に広がって、
なお鎮火には何日かが必要
なようだ。
避難勧告が出たのも
300世帯を超え、休校の続く
学校もある。
自衛隊や近県のヘリコプター
からの放水を含め、空陸での
消火作業が続いている
▲落ち葉が積もる山肌の火に
乾燥した強風が吹きつけ、
広い範囲に飛び火して延焼
した今回の火災である。
やはり「燃料源」として
見直さねばならない春先の山だ。
完全な鎮火の決め手は、
週明けに期待される降雨と
なりそうである
▲春に山火事が多いのは
レジャーや作業で人が山に
入るためで、今回も原因は
ハイカーの使った火とみられる。
落雷などによる自然発火も多い
米国に比べれば、人の注意で
減らせる日本の春の山火事である。
(余禄 毎日新聞 2/27 2:04)

夏のことだが、山火事を近くで
見たことがある。
火勢はそれほどでもなかったが、
ホースの先を持った消防隊員が
傾斜を登って消すのだが、
消し終わったはずの下の方で、
ちょろちょろと赤い火がくすぶり
始める。

夕刻になって、要請した
ヘリコプターが上空から火を
消した。

1dを超える消火バケットも
焼け生石に水に見える今回の
消火活動。

大規模になると、火も水も
人の手に負えない威力で
人を圧倒する。
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする