2021年01月16日

地獄から天国、中国から拠点を移した外国メディア

‘21年1月16日(土)

最近、記者会見の場で、
見知らぬ欧米人の姿を
よく見かけるようになった。
話しかけると、
「北京から来たばかりだ」
と答える人が多かった。

気になって調べたら、
2020年末時点で、台湾に
拠点を置く外国メディアは
19年末と比べて
18社増の71社、記者は
34人増の124人。
それぞれ1年で4割近くも
増えた計算だ。

台湾では昨年、総統選挙や
新型コロナウイルス対策の
成功、李登輝元総統の死去など
注目されるニュースが
多かった。
だが、それよりもむしろ、
中国の習近平政権による
外国メディアへの締め付け
強化に伴い、
中華圏の取材拠点を北京や
上海から台北に移したという
メディアが多かった。

「地獄から天国に来た感じだ」。
ある北京から来た米国人記者は
こんな感想を漏らした。
尾行、盗聴、一時拘束など
さまざまな取材妨害を
してくる中国と比べ、
台湾当局は情報開示に積極的で、
外国人記者への嫌がらせは
聞いたことがない。
報道の自由を保障することは
民主主義社会では当然のこと
だが、台湾で中国の理不尽さを
改めて痛感した記者が多かった
ようだ。

今後、北東アジア情勢を分析
する台北発の記事はますます
増えるだろう。
新しいライバルたちに負けない
ように、今年も気を引き締めて
業務に励みたい。
(矢板明夫)(外信コラム 台湾有情 産経新聞1/15 07:06)
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする