2021年01月11日

会社も社会も若い人にしわ寄せを引き受けさせようとする

‘21年1月11日(月)

詩人の長田弘さんは
雑誌に「貝殻」という詩を
発表したとき、誤植に
気づいた。
<涙が洗ったきみやぼくの
 苦い指は>と書いた一節が
<――若い指は>となって
いた
◆「苦い」と「若い」。
字面を比べると、画数が
同じで、意を大きく異にする
わりによく似ている。
長田さんは誤植をそのまま
詩集に収めた。
「若い指」のほうが周囲の
評判も良かったという
◆それはそれとして
この1年近くの間、世間に
とって「若い人たち」が
「苦い人たち」にならな
ければいいけど・・・と何度
思ったか分らない。
新型ウイルスに感染する
20代、30代の割合である。
直近の発表でも全体の半分
以上を占める
◆裏を返せば、どこまで
高くなるか分らない
“第3波”を抑えるのに
最も活躍してほしい世代
だろう。
小欄は「感染爆発」など
というものを体験せずに
若い頃を過ごした。
自由に楽しく遊べた当時を
振り返れば、大変申し訳ない
と思いつつお願いを書く。
家族を亡くして悲しんだり、
仕事を失って苦しんだり
する社会を何とかするのに
協力してください
◆「苦い」のほうでは
もちろんなく、「若い」に
期待するものである。
(編集手帳 讀賣新聞1/9)

入社式で
「会社の将来は君たち
 若い人たちの双肩に
 かかっている」と
ハッパをかけられ、

新規感染者の割合が多い
からといって、具体的な
行動も調べられないまま、
非難の対象にされる。
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする