2020年11月23日

米国でコロナ対策に疲れや緩み、日本の参考になるか

‘20年11月23日(月)

〇米 感染対策に濃淡

(略)
▇疲れや緩み

「人間は社会的な生き物で、
 隔離された生活を
 長期間続けるのは難しい」。
感染の急拡大について、
公衆衛生を専門とする
テキサスA&M大の
ジェイ・マドック教授は、
気温低下に伴う屋内活動の
増加に加え、米国民の
「コロナ疲れ」を挙げる。

実際、米国内では
「3密」の回避やマスクの
着用を怠った人たちの感染
事例が相次ぐ。
集会を30人までに制限する
ワシントン州では7日、
約300人を招いた結婚式が
開かれ、クラスター
(集団感染)が発生した。
マサチューセッツ州の
教会でも10月下旬、
マスクの着用を徹底して
いなかった約30人の感染が
判明した。

死亡率
(感染者数に対する死者数の
 割合)の低下も、「緩み」に
つながている可能性が高い。
5月は6%超だった 死亡率は
現在、2%まで低下した。
マドック氏は
「感染しても大事には
 至らないと考える人が
 増え、危機感が希薄化
 している」とも指摘する。

▇リーダーシップ欠如

感染の急拡大を受け、
各州は感染対策の再強化に
乗り出したが、その内容には
党派を問わず、濃淡がある
のが実情だ。

病院の収容能力の逼迫が
指摘されるノースダコタ州の
ダグ・バーガム知事
(共和党)は13日、公の場
でのマスク着用の義務化や
飲食店の収容人員や
営業時間の制限を発表した。
これに対し、陽性率が
50%を超えるサウスダコタ州の
クリスティ・ノエム知事
(同)は18日、州政府
としてマスクの着用義務化や
経済活動の停止を行わない
考えを表明した。

「州ごとに言うことが異なる。
 全米で統一的な対策が必要だ」。
アンソニー・ファウチ国立
アレルギー感染症研究所長は
そう訴えるが、トランプ氏は
ウイルス軽視の姿勢を変えて
いない。
大統領選で勝利を確実にした
民主党のジョー・バイデン
前副大統領はコロナ対策を
最重要課題に掲げるが、
就任は来年1月を待たなければ
ならない。
そもそも、各州知事が規制の
権限を持つ米国では、全米に
またがる規制は難しい。

11月第4木曜日の感謝祭
(サンクスギビング)では
例年、全米で数千万人規模の
移動が見込まれる。
米疾病対策センター(CDC)は
19日、感謝祭前後の移動を
避けるよう勧告を出したが、
強制力はなく、どこまで
受け入れられるかは見通せて
いない。
(スキャナー 讀賣新聞11/22 3(総合)面)
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする