2020年11月16日

コロナによる頭痛よりも軽視できない頭痛がある

‘20年11月16日(月)

頭痛の種類

片頭痛
ズキズキと脈打つような
悩みが特徴。
頭部の片側が痛む片側性が
約60%だが、
両側性も少なくない。
中等度から重度の頭痛が
4〜7時間持続し、吐き気・
嘔吐などの症状を伴うことが
あり、光・音などの
刺激により痛みが増すことが
ある。
また動くことで痛みが増し、
日常生活に支障が出ることが
ある。

片頭痛が起こる予兆として、
片頭痛患者の約20%が、
光が見えて視界がチカチカ
したり、視野欠損などの症状を
感じている。

若年(10〜20代)や女性に
多く、家族歴も多く認められて
いる。
原因はさまざまで、
ストレス、過労、寝不足・
寝過ぎ、人混み、特定の
食物(アルコールなど)、
天候の変化、月経などが
あげられる。

緊張型頭痛

頭痛の中でもっとも多いタイプ。
両側の後頭部、後頸部
(首の後ろ)、前頭部あるいは
頭全体が締めつけられるような
軽度から中等度の頭痛である。
長時間、同じ姿勢を続けると
痛みが増し、肩こりもあるが、
吐き気・嘔吐などはない。

中年以上に多く、運動不足、
ストレス、悪い姿勢などが
要因だとされる。

群発頭痛

1日に1〜数回、15分〜3時間
程度持続する頭痛。
片方の目の奥がえぐられるような
激しい頭痛がある期間に
集中して数日〜数週間継続する。
激しい痛みのため、じっとして
いることができない。
結膜充血や流涙、発汗といった
症状が出る。

男性に多く、アルコールにより
誘発される。

頭痛の種

アルコール

お酒を飲みすぎると体内で
アルコールの成分が十分に
分解されず、高い濃度を保った
まま血液中に流れ出し、
頭痛や動悸、胃痛、胸やけなどを
引き起こす。

パソコン・スマートフォン

パソコンやスマートフォン
などの画面を凝視する作業は、
目を酷使し疲れさせる。
無理な姿勢のまま画面を
見続けると、肩や首筋のこりを
伴う眼精疲労が生じ、
緊張型頭痛を引き起こす。

また電子機器が発するブルー
ライトは、片頭痛の誘因の
一つだと考えられている。
電子機器の使用中はこまめに
休憩すること。
軽い運動やストレッチも
効果的だ。

月経

多くは月経周期前後に発生
するといわれ、吐き気や
強い片頭痛が長く続く。
光や音によって痛みが悪化する
ときには、横になることも
有効。
月経の症状に悩む場合は、
産婦人科の医師に相談する。

鎮痛剤の飲みすぎ
(薬物乱用頭痛)

頭痛や頭痛の予兆のたびに
鎮痛剤を飲み続けることで
起こる。
鎮痛剤を月に10日以上は
服用している、または
鎮痛剤の効きが悪くなったと
感じたら、かかりつけの
薬剤師や医師に相談する。
長年にわたる服用が原因で、
しつこい頭痛、頑固な耳鳴り、
めまい、不眠などに悩まされる
脳過敏症候群を発症することも
ある。

天気(気象病)

季節の変わり目や梅雨時期、
台風の多い時期などに起こり
やすく、頭痛、めまい、
関節痛、むくみ、イライラ、
不定愁訴などの症状が出る
ことがある
天気予報を体調管理に利用して
みるのもおすすめ。

危険な頭痛

くも膜下出血

脳動脈瘤
(脳動脈にできるコブのような
 膨らみ)の破裂により発症
する重篤な疾患。
突然「人生最大・最悪」と表現
されるほどの激しい痛みに
襲われる。
嘔吐や意識障害、項部硬直の
症状も伴う。

脳出血

強い頭痛が起きた後、半身まひや
言語障害などの症状が急に現れる。
高齢者で高血圧、脂質異常症、
糖尿病などの持病がある人は
発症しやすい傾向にある。

脳腫瘍

起床時に頭痛を感じることが
多く、しばらくするとおさまる。
症状が悪化すると、まひや
言語障害、痙攣なども現れる。

髄膜炎・脳炎

はじめは風邪のような感染症状
だが、徐々に強い頭痛や高熱、
吐き気・嘔吐、項部硬直が
見られるようになる。
特に小児が発症しやすい。

慢性硬膜下血腫

軽い頭の外傷の後に、
数週間か数カ月かけて
徐々に発症する。
頭重感や持続する頭痛が
あり、時に認知症のような
症状やまひが現れる。
アルコール多飲者や高齢者は
発症しやすい。

動脈解離

若年から中年に患者が多く、
後頭部から首にかけての
痛みで発症する。
発症者の90%以上に
脳虚血症状(まひや失調など)が
現れる。
軽い外傷や首を回す運動が
きっかけになることもある。

項部硬直とは?

くも膜下出血、動脈解離、
髄膜炎などで認められる
症状で、両手で頭をささえ
ながら前に倒したときに、
左右の回転はできるのに、
後頭部とうなじの部分が
緊張して下あごが胸に
つかない状態のことをいう。

(エルエルVol.51 No.3第191号
 一般社団法人日本薬局協励会)

参考
家族歴
ある人の現在および
過去の疾患と、その人の
両親、兄弟、姉妹、子供、
その他の家族の現在および
過去の疾患に関する記録の
こと。家族歴には、
その家系における特定の
疾患の発生パターンが
示されるため、そうした
疾患や他の疾患について
危険因子を特定するのに
有用となる。 (Weblio辞書)
ラベル:頭痛
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする