2020年11月11日

こまめな換気と室温も湿度も下げない面倒なコロナ対策

‘20年11月11日(水)

昭和56年に放映された
名作ドラマ「北の国から」に
こんなシーンがあった。
主人公の五郎の一家は、
東京から北海道の富良野に
移り住んで初めての冬を
迎える。
「寒くてやってられませんよ」
▼丸太小屋の2階に寝起き
している長男の純が文句を
言っても、五郎は取り合わない。
ある日クギを打つ音を耳にした
五郎が2階に上がってみると、
純ではなく小学2年の妹、
蛍の姿があった。健気にも
たった一人で壁にビニール
シートを張り、隙間風を
防ごうとしていた
▼明治以来、開拓のために
本州以南から渡ってきた
人々にとって最大の望みは、
厳しい冬でも快適に過ごせる
住宅だった。
「家のつくりやうは、
 夏をむねとすべし。
 冬はいかなる所にも
 住まる・・・」。
吉田兼好が『徒然草』で
説いた「住宅論」は、もちろん
北海道では通用しない
▼外壁やガラス窓の改良など、
住まいを暖かくする工夫を
積み重ね、現在ではその望みは
かなえられている。
気象情報会社が実施する
「全国部屋の温度調査」によれば、
冬の室内温度では、北海道が
常に1位をキープしてきた。
高気密断熱の住宅のおかげで
ある
▼その北海道で10月以降、
新型コロナウイルスの
感染者が再び急増している。
昨日(9日)は初めて200人に
上った。
改めて注目されているのが、
建物の気密性の高さである。
室内で過ごす時間が長くなり、
暖房で空気が乾燥すると、
飛沫感染の可能性が高くなる
▼平成15年の建築基準法改正に
より、住宅には24時間換気
システムの設置が義務づけら
れてはいる。
それでも専門家は感染対策
として窓開け換気を推奨する。
冬の間は、部屋と外の温度差が
40度まで広がるというから
容易なことではない。
北海道の住宅の寒さとの闘いは、
まだまだ続きそうだ。
(産経抄 産経新聞11/10)
ラベル:北海道
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする