2020年11月07日

その人の身になってみないと分らないことだらけ

‘20年11月7日(土)

ラストページまで
 駆け抜けて
>。
今年の読書週間の標語を見た
とき、海外文学の翻訳などを
手がける頭木弘樹さんの
体験談を思い出した
◆ドストエフスキー
『カラマーゾフの兄弟』は
最初、くどくどした文章で
とても読めないとすぐに挫折
した。だが難病にかかって
入院し、再び手に取ると、
なぜかすらすらと
ラストページまで駆け抜ける
ことができた
◆頭木さんは驚いたと語る。
登場人物の悩みが
 響き合う物語が、
 病気になってくどくどと
 悩む人間にしっくり
 きた
のだと思います」。
その後もっと驚くことが
病室で起こる
◆隣の人に貸すと、初めは
苦しそうにしていたものの
翌日には夢中になっていた。
それを機に一冊の本が
6人部屋の他の患者の手に
次々に渡り、ついには
みなで『罪と罰』などの
ドストエフスキー作品を
読みふける病室になった
という。
「本を貸してもらって
 本当に助かった」と
退院後に手紙をくれた人も
いる
◆以前お会いしたとき、
これと決まった肩書きの
なかった頭木さんが
最近の著書に
「文学紹介者」としるすのに
気づいた。
ほとんど聞かない職業
だけれど、凜とした思いが
伝わってくる。
(編集手帳 讀賣新聞11/6)

悩みのない人はいない。
その悩みは人それぞれに
異なったものである。
だから同じ悩みを持つ者同士
しか分らない


年齢に応じた、相応しい
小説もあるだろう。
高齢になって、恋愛小説を
読んでも、感動は少ない。
逆に、心が沈んで、元気が
ないとき、エールをくれた
小説があった。


参考
頭木 弘樹
(1964年(昭和39年) -)
文学紹介者。
カフカやゲーテの翻訳もある。
筑波大学卒業。大学3年の
20歳のときに潰瘍性大腸炎を
発病し、13年間の闘病生活を
送る。
そのときにカフカの言葉が
救いとなった経験から、
2011年に
『絶望名人カフカの人生論』
(飛鳥新社)を出版。
以後、さまざまな本を執筆して
いる。(Wikipedia)

読書週間
読書習慣の普及と
読書生活の向上をはかる
ために設定された週間。
10月27日から11月9日
までの2週間。(広辞苑)
ラベル:読書週間
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする