2020年11月04日

わが国も風見鶏にならざる得ない、米大統領選の勝敗

‘20年11月4日(水)

中国と北朝鮮の国境を流れる
鴨緑江に「ひとまたぎ」
と呼ばれる観光スポットが
ある。川幅が狭く楽に往来
できるからで、中国人客は
食料やたばこを手に対岸へ
向かう。すると北朝鮮兵が
ひよっこり現れ、品を持ち
帰るのが常だった
◆その光景が2000年代の
北朝鮮の核開発で一変する。
中国は川沿いに鉄条網を敷き、
制裁の包囲網にも加わった。
朝鮮戦争を通じた両国の
特別な関係を表す「血盟」は
遺物とされた
◆ところが今、朝鮮戦争当時の
スローガンが再び中国全土を
覆う。
参戦で使われた「抗美援朝」
(米国に抗(あらが)い、
 北朝鮮を助ける)だ。
デジタル大国の指導部が
古びた標語まで持ち出し、
国民を鼓舞する。
対立する米国への敵対心は
それほど強い。
テレビも映画も
「強大な米国に勝利した戦争」
と宣伝一色である
◆北朝鮮は同調せず米国批判を
慎んでいる。
「相棒」扱いしてくれる
トランプ氏への配慮だろうが、
状況次第では新たな挑発行為に
打って出る危険は否めない
◆きょう(3日)投票の
大統領選では勝敗を巡る混乱も
予想される。
決着までいたずらに時間を
費やし、アジアに力の空白が
生じる事態を恐れる。
(編集手帳 讀賣新聞11/3)
ラベル:大統領選
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする