プラスチック製品を製造販売する
企業が、プラスチックごみ
(プラごみ)を自ら回収する――。
こうした取り組みを後押し
しようと、政府が具体策の
検討を始めた。
プラごみの自主回収は、
スーパーで食品トレーを集める
など小規模に行われることが
多かったが、
「つくり出した側」の企業が
責任をもって、
回収・リサイクルすることを
促す。
環境省と経済産業省の有識者に
よる審議会に20日、両省が
原案として示した。
それによると、自社の
プラスチックを使った使用済み
製品だけでなく、他社の
同種製品も一緒に
回収・リサイクルできるように
する。
自主回収に協力した消費者に
ポイントを与えるなど
回収量アップに向けた企業の
取り組みを支援する。
支援の仕方などは今後議論する。
製品化の段階でも、
使うプラスチックの量を減らす
▽プラスチック以外の
代替素材に切り替える
▽リサイクルしやすい素材に
する――などの企業の
取り組みが進むように、政府が
指針をつくる。
業界ごとの製品設計の標準化を
促すねらいがある。
一方、こうした
「家庭ごみ」だけでなく、
製造過程などで出る
「事業系ごみ」についても
リサイクルが進むようにする。
工場や建設現場などで出る
端材や廃材などのプラごみに
ついて、大量に排出する
事業者にはリサイクルを
義務づける方向だ。
来年の通常国会への新法案の
提出を視野に、年度内に議論を
まとめる。
2022年度以降の制度開始を
めざす。政府は
「2030年までに使い捨て
プラスチックを25%
排出抑制する」などの
目標をかかげている。
7月には小売店で配るレジ袋を
有料化した。(水戸部六美)
(朝日新聞DIGITAL10/21 06:00)
身の回りを見回すと
プラスチックに囲まれて生活
していることが分る。
昔、金属製品だったものの
一部がプラスチックになって
いるものも多い。
生活ゴミとして出すものも
可燃ゴミに次いで量が多い。
ペットボトルのラベルと
キャップはプラゴミになる。
分別の不完全なゴミは
回収業者が持って行かないので、
ゴミ集積場の掃除当番の
順番が回ってくると、
いつもこの分別作業をする。
ラベル:リサイクル