2020年05月12日

感染症との闘いの出口戦略は難しい、登山の下山のように

‘20年5月12日(火)

エベレストの頂上は、
2畳ほどの広さしかないという。
その地を目前に、冒険家の
植村直己さんは7歳年上の
松浦輝夫さんに
「先に行って下さい」と
先頭を譲ろうとした
◆最後は「一緒に行こう」と、
並んで頂上に立つ。
『戦後50年にっぽんの軌跡<上>』
(読売新聞編集局)にある。
酸素が薄い標高8848bの
極限状態でも互いを思いやる
気持ちに心打たれる。
ちょうど50年前の5月11日、
2人は日本人初のエベレスト
登頂に成功した
◆そこから見下ろした世界は今、
新型コロナウイルスの流行で
極限状態に近い。気になるのは、
国同士の思いやりの欠如だ。
マスクなどの医療物資を囲い込ん
だり、食料輸出を制限したり
◆ウイルスの発生源を巡る
米中の論争も激しい。
検証は必要だが、もっと大事な
ことがある。
各国の知見を集めてウイルスを
封じ込め、ワクチンや治療薬を
開発することだ。
感染症との戦いを覇権争いに
すり替えてはならない
◆経済活動の再開に動く国も相次ぐ。
新たな感染者数を示すグラフが、
下り坂にさしかかったためだろう。
でも油断は禁物。
登山では上りより下りの方が
難しいと聞く。
(編集手帳 讀賣新聞5/11)

下山のときは、勢いがついて
考える暇もないくらいである。
そのため、足下への注意も
足らなくなりがちになる。
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする