2019年08月02日

大学が増え、学部の分科も進んで進路の選択が難しい

'19年8月2日(火)

作家の遠藤周作さんは
旧制中学を出た後、3浪した。
「慶応が受かった」と報告
したときの父の喜びようは
大変なものだった
◆親戚を集め、
「これで肩の荷がおりたぞ」
と、とっておきの洋酒まで
出してきた。
だが医者になるとばかり
思っていた父に本当の
ことは告げていなかった。
「医学部ではない。文科
 だよ」。
父は顔を真っ赤にして
どなった。
「出て行け!」
(『わが青春に悔いあり』
 角川文庫)
◆狐狸庵先生ほどではない
にしても、昨今、進路を
めぐって親子の意見を
合わせるのがむずかしい
時代が来ているらしい。
以前、読売中高生新聞の
受験特集で読んだ
◆大学の広告をながめても、
昔はなかった学科名を見る
ことが多い。
理系。文系と単純に分けられ
ないカタカナが並んでいて、
学問の中身を理解するのも
一苦労だろう。そこで多くの
大学が体験会として開く
「オープンキャンパス」は
今や家族連れが珍しくない
という。夏休みの8月に
その行事はピークを迎える
◆親の姿に、おじいちゃん、
おばあちゃんも一緒の
家族を見かけたと取材した
記者から聞いた。大変な
ことのような、幸せな
ことのような。
(編集手帳 讀賣新聞8/1)
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする