2019年07月26日

天をを相手に、己を尽くせ、と西郷隆盛

'19年7月26日(金)

「狭い人間社会にこだわる
 ことなく、天に思いを
 馳せよ。
 天の示す道を歩むために
 誠を尽くし、
 人をとがめず、むしろ
 自分に真心が足りない
 ことを省みるべき」
という意味で、西郷隆盛が
残した言葉です。

人を相手にせず、
天を相手にせよ。
天を相手にして、
己を尽
(つくし)
人を咎めず、我が誠の
足らざるを尋ぬべし

 西郷隆盛『西郷隆盛遺訓』

現代の日本人には、
「天」という考え方は
馴染みのないものに
なりましたが、
これは論語の
「我を知る者はそれ天か」
と同じような意味で、
自分の運命を見渡している
大きなものを指しています。

そうした天があるのだから、
自分を哀れんだり、自分への
愛ばかりを求めたりして
自分を甘やかしてはいけない。
もっと大きな視点で行動せよ、
と説いているのです。

西郷は行動のスケールが
大きく、大胆不敵な
イメージもありますが、

広い視野を持って事を慎重に
勧める戦略家でもありました。
そんな西郷の資質は、
藩主・島津斉彬の臣下だった
ことも影響しています。

斉彬は
「西洋人も人であり、また
 佐賀人も人である以上、
 薩摩人に不可能の理なし」
として、藩の近代化を強く
推進しました。

人間世界のちっぽけな感情に
執着せず、自己中心的になる
こともない。
つねに全霊の努力を続ける
西郷の生き方は、このときに
育まれたのです。
(齋藤孝 心を動かす
 偉人の言葉 セブン&アイ出版)

ラベル:人 天 我
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする