2019年07月25日

微笑は、教養にひとつなのである、と小泉八雲

'19年7月25日(木)

一読すると「そうだよな」と
読み流してしまいますが、
微笑が教養であるとは
どういうことか。考える
ほどに深い意味が含まれた
言葉です。

ラフカディオ・ハーンは、
日本各地に伝わる幽霊話
などを文学としてまとめた
「怪談」などの著作で
知られる小説家、文学者です。

1890年に来日し、日本の
風土や日本人に魅せられた
ハーンは、6年後に
日本国籍を取得して
小泉八雲と名乗りました。;

微笑は、教養のひとつなので
ある

 ラフカディオ・ハーン
 『知られざる日本の面影』

当時、自分を見る多くの
日本人から笑顔や微笑を
返された体験から、
ハーンは
「日本はお伽(とぎ)
 国で、日本人はお伽の
 国の住人だ」と感じます。
ほんの100年前の話なのに、
現代の日本人とはずいぶん
雰囲気がちがいますよね。

そして、この日本人の微笑は、
お辞儀や挨拶といった作法
とともに、家庭生活を通して
古くから教え継がれている
美しい作法であることに注目
したのです
日本人の微笑を、相手に
不愉快な思いをさせない
ための作法であり教養として
とらえたというわけです。

たしかに、他者を気遣ったり
マナーを重視したりする
現代の日本人にも、少しは
受け継がれている特質であり
美徳なのかもしれません。

ハーンの見た日本人は、
現代の日本にはほとんど
存在しないでしょう。
しかし、この本でかつての
日本の面影を追い、
日本人の美徳に触れる
ことで、わたしたちは
いつでも自らの心の
あり方を磨くことが
できるのです。
(齋藤孝 心を動かす偉人の言葉
 セブン&アイ出版)


猫だって、きつい顔を
しなければ、寄ってくる。
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする