2019年07月11日

ご先祖様に知識も体力もあったとしたら何処から来たか

'19年7月11日(木)

日本人の南方起源説を
唱えた民俗学者の
柳田国男が次にしたことは、
海に生活を預けた古代人の
足跡を探すことだった。
だが、うまくはいかなかった
◆沖縄など全国のあちら
こちらを旅すれど、史跡や
民話が見つからない。
<海の路(みち)を忘れたか。
 猟と農業への興味が
 祖先を海と分けたか。
 大洋を渡ってきた
 種族の末とは思われぬ
 くらいだ>と、
自信をなくしたかのような
文章も残る
(「海女部史のエチュウド」)
◆台湾を出発した国立科学
博物館などのチームの
丸木舟が、手こぎで
約200`の航海を乗り切り
与那国島に到着した。
泉下の柳田先生のご機嫌は
いかがだろう
◆ただ現在の起源説は
やや入り組んでいて北海道、
対馬、沖縄の3ルートで
渡来したと考えられている。
なかでも沖縄ルートは強い
海流である黒潮も横切って
島に渡れるかどうか。
それが謎とされたが、今回、
人力で十分なことを
証明したことになる
◆このプロジェクトと
いえば、3年前は草舟が
崩壊し、翌年は竹製の舟で
航行不能に。
失敗を重ねたすえ、浜辺に
降り立ったチームの面々の
日焼けした笑顔がまぶしい。
ご先祖様もこうだったの
かしら。
(編集手帳 讀賣新聞7/10)
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする