2019年07月21日

ことわざが教える人の乱れは、社会の乱れにつながる

'19年7月21日(日)


ことわざ集で出だしが人で
始まるものを拾ってみる。

人垢は身につかぬ
どんな大泥棒でも盗みに
よって大金持ちになった
ためしはない。
他人から盗みとった物は
その時一時は自分のものに
なっても、いつまでも
自分のものにはなって
いないということ。

人必ず自ら侮りて
 然る後に人これを侮る

あまり謙遜してはいけない
ということで、自分をひげ
して自分をあなどると、
必ず世人からもあなどりを
受けるようになる。

人屑と縄屑は余らぬ
人には有能な者と無能な
者があるが、それぞれの
仕事にふり向けられるもの
だから余ってじゃまだと
いうことはない。
(新国語研究会編
 ことわざ辞典 緑樹出版)


最初のことわざは、
お金は自分で苦労して
稼いだものでなくては
ならないと言っている。
第一、被害者が出る。
万引きやひったくりも
詐欺も人を困らせていい
わけがない。

二番目のことわざは、
自分を謙遜し過ぎても
よくないと言っている。

謙遜を戒めているので
あって、過大評価を勧めて
いるわけではない。
昨今、権利の主張ばかりが
目立つが、主張する権利が
あれば、何をしてもいい
ということではない。

最後のことわざは、
誰にも使い途はあるものだ
と言っている。
そのためには、誰もが
仕事にありつける社会的な
システムが要るように想う。
昔は誰かが世話をした。
昨今、個人と社会との
関わりが減っている。
社会から孤立すると自分の
視野が狭いことにも
意見を言う人がなくて
気がつかない。

先のことわざ集に
人こそ人の鑑、というのも
ある。その解説は次のよう
になっている。
自分の行いを改めるには、
他人を手本にするのが一番
よい。
他人の言動を反省の材料に
して、姿を映す鏡にたとえた
言葉である。

人口が減少しているのに
諍いが増えている。
生き物は新しい世代を残して
寿命を迎える。
子どもを育てることが
“主”で自分を人生で満足
させるのは“従”である。
したがって、子どもに
苦労をかける離婚は
好ましくない。
子は鎹(かすがい)
ということわざも載って
いる。
子に対する愛情によって、
仲の悪い夫婦のあいだも
融和せられ、夫婦の縁が
つなぎ保たれる、と解説
されている。

虐待は生き物としての
本能さえ損なわれた
危機的な状態である。
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2019年07月20日

世界が報じたアニメの聖地の放火、日本は大丈夫なのか

'19年7月20日(土)

若手の俳人、佐藤文香さんに
映画館の景色を詠んだ句が
ある。
<晩夏のキネマ氏名を
 ありったけ流し>
(句集「海藻標本」所収)
◆心を揺さぶられたあと、
涼しい空調の中で
エンドロールをぼうっと
見つめるのだろうか。
映像作品に大勢の人が
かかわることも、それで
知ることが多い。
きのう(18日)アニメ映画
「けいおん!」を取り寄せ、
亡くなる人の数を次第に
増す速報に耳を傾けつつ、
エンドロールを眺めた
◆スタジオの風景を
垣間見る気がした。
「絵コンテ」「作画」「動画」
といった役割とともに、
何十人という氏名が流れて
いく
◆被害者の名もそこにある
かもしれない。放火された
アニメ制作会社
「京都アニメーション」
第1スタジオの死傷者は
68人におよぶ。
エンドロールにもう名前を
刻めなくなった人も多数
含まれる。
若者たちの心をとらえて
離さない人気作品を次々に
生んだ場所が、残酷な炎と
煙に包まれた。
これから亡くなった方々の
暮らし、家族、どんな夢や
希望を抱いていたかが
明らかになっていく。
ガソリンをまいた41歳の
男が奪ったものである
◆血も凍る放火事件が
起った。悲しい夏になった。
(編集手帳 讀賣新聞7/19)

放火はどこで起るか分から
ない。犯人の分からない
連続放火事件も解決して
いない。

刃物による事件が横行し、
警官を襲って拳銃を奪う
者もいる。
オリンピック開催を控えた
日本だが、安全な国では
なくなった。

治安は次元を変えて取り締
まらなければ維持できない
段階にきている。


参考
エンドロール(end roll)
映画やテレビなどで、
映像作品の最後に出演者・
制作者・協力者などの
氏名を流れるように示す
字幕。スタッフロール。
(大辞林第三版)‘


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2019年07月19日

強い人は優しいという矛盾みたいな真実

'19年7月19日(金)

ずぼらでちょっと下品な
中年刑事が活躍する英国の
小説、フロスト警部シリーズ
(創元推理文庫)は
ミステリーファンに人気が
高い
◆その一つ
『冬のフロスト』に、
夜の酒場で暴れた大勢の
フーリガンがバス1台に
詰め込まれ、警察署に連行
される場面がある。
「こいつらサッカーしか
 頭にない、血の気の多い
 どあほうどもだよ」
(巡査部長)。
春歌を叫び、服は脱ぎ
出すわ、吐き散らかすわで
署内は大混乱となる
◆フーリガン対策に努めた
サッカーW杯日韓大会を
思い出す。
会場そばの繁華街は早くに
店を閉め、新幹線の
酒類販売も中止に・・・
◆同じ英国生れの競技でも、
ラグビーは荒くれ者集団の
心配はいらないらしい。
9月に開幕するW杯に
合わせ、横浜中華街では
少なくとも50店が
深夜0時頃までの
特別営業を行うという。
横浜市も協力し、決勝、
準決勝などを予定する
日産スタジアムから、
中華街へのシャトルバスを
運行する。
海外からの観戦客を運ぶ
バスに、道行く人が手を
振る光景が浮かんでくる
◆開幕まで約2か月に
迫った。世界が熱狂する
舞台といっても、そこへの
歩みはどこか和やかである。
(編集手帳 讀賣新聞7/18)

ボクサーも空手の選手も
拳は武器である。
争いがあっても、使えない。

全日本柔道連盟会長の
山下泰裕氏は現役時代、
電車などでどんなに
からまれても、じっとして
いたという。
小学校時代はいじめっ子
だったというのに・・・・。

鍛えた抜いた人は隙だらけの
素人相手では手を出せないの
だろう。
ファンも同じである。
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 🌁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月18日

一生勉強一生青春  相田みつお

'19年7月18日(木)

二十年程前、当館ができた
ばかりの頃のことです。
小学二年生の感想に
「ぼくは勉強が嫌いです。
 だから一生勉強だなんて
 言われると死にたく
 なります」というのが
あって思わず笑ってしまった
ことがあります。
自分の子ども時代を振り
返ってまさに同感だった
からです。
ところでこの作品、
近年小中学生になぜか
人気で、好きな作品の
ベストワンになったことも
あります。時代が変わった
のでしょうか?

父はよく言っていました。
「人間、若いうちは
 心も体も柔らかい。
 しかし、年をとると
 体は硬くなってくる。
 自分もそうだが、
 心はいつまでも若々しく
 ありたい。そのためには、
 一生青春とかけ声だけ
 ではダメだ。一生青春で
 ありたいのなら、絶えず
 勉強、一生勉強がないと
 無理だ。だから一生青春と
 一生勉強は二つで一つで
 どっちが欠けても成り
 立たない」

その思いを見た目でも
分かるように父は書にして
います。
春の斜めの線を敢えて長く
して、その上に一生勉強が
のっていますね。
「二つで一つ」を強調する
構図になっています。

この言葉は、父が自分で
作った自分のための
座右の銘です。
(文・相田一人 相田みつお
 美術館館長 森永のサークル誌
 マミークラン‘19/7
 森永乳業(株)市乳統括部)


参考
一生勉強一生青春 
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2019年07月17日

先が暗い経済だからこそ人権問題に真剣になる中国

'19年7月17日(水)

李文足さんのことをこの
欄で書いたのは半年ほど前。
「国家政権転覆罪」を
おかしたとして、ことし
1月に懲役4年6月の
実刑判決を受けた中国の
人権派弁護士、王全璋氏の
妻である。先月末、当局の
許可がようやく下りて、
実に4年ぶりに夫と面会
することができた
▼大阪での米中首脳会談を
間近にひかえたタイミングで
実現した王氏との対面は
しかし、李さんを恐怖させた。
「夫は穏やかな性格だった
 のに、私の話をさえぎって
 まくしたてた」
「今後2カ月は面会に
 来るなと言われた」
「記憶力が弱っていた」
「ロボットのようだった」
……。脅迫や拷問、
薬物の投与を、李さんは
疑う
▼中国で当局に
拘束されると
どんな目にあうかわから
ない。
王氏や李さんの経験が象徴
するそんな恐怖こそは、
香港で盛り上がってきた
デモの原動力だろう。
香港で身柄を拘束した
容疑者の大陸への引き渡しに
道を開く「逃亡犯条例」
改正案に、多くの市民が
おそれおののき、過去最大
規模の街頭行動に繰り出
したのである
▼逃亡犯条例は臨終の
眠りについた――。
香港政府トップの林鄭月娥
行政長官は9日に、改正を
断念する考えを明らかにした。
それでもなおデモの機運が
くすぶるのは、市民の恐怖の
深さの表れである。
中国の習近平国家主席は
かつて
「あらゆる司法案件で
 公平と正義を感じられる
 ように」する、と語った
こともあるのだが。
(春秋 日本経済新聞7/15nikkei.com)

辞意は誰の発案か
英紙フィナンシャル・
タイムズ(電子版)は14日、
香港政府トップの林鄭月娥
行政長官が最近、中国政府に
辞意を伝えていたが、拒否
されたと報じた。消息筋の
話として伝えた。

長官は、逃亡犯条例
改正案をめぐり
「深刻な政治的危機」を
招いた責任を取るため、
繰り返し中国政府に辞意を
伝えた。しかし、中国側は
「自らつくり出した混乱を
 収拾するため(職に)
 とどまらなければなら
 ない」と突き放した
という。 
【香港時事】
(時事通信社7/15 16:23)

posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする